「マリリンに恋した7日間」マリリン 7日間の恋 everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
マリリンに恋した7日間
映画に憧れ、業界に飛び込んだ23歳の青年Colinが、当時30歳で人気絶頂のMarilynに恋してしまうお話。
男に甘えて翻弄することも、注目を集めることも容易いのに、仕事となるとプレッシャーに加えて元来の精神的不安定さが災いしてしまうMarilyn。一人にしたら何をしでかすか分からないその振り回しっぷりは、新婚の夫すら匙を投げ出すほどの面倒臭さ。大スターに少しでも効率良く仕事をしてもらう為に、周囲は機嫌をとり、薬を与え…後はひたすら待つという我慢大会。一緒に仕事をするのは大変そう(*_*)。でも上手くいけば耐えただけの価値がある、類を見ない魅力と輝きを放ってくれる彼女。
男なら彼女に溺れて当然。何だかんだ言って男同士は妬み合う。女も彼女になら負けても仕方ないやと思えてしまう?可愛さと儚さ。Michelle Williamsの顔立ちは決して似ていないのですが、Marilynの線の柔らかさ、マシュマロっぽい雰囲気?は出ていたかなと。もっと垂れ目メイクにしたら良かったかも??
街を歩いていても”Marilyn Monroe”を求められる日々。現実でもスタジオでも、基本的に長時間の「演技」が苦手だったのかなと思いました。家庭の愛を知らずに育ち、見捨てられることを過剰に心配するタイプのACなんでしょうね…。素に戻れる長期休暇でも取れたら良かったのかな…。わずかこの5-6年後、彼女はこの世を去るのです。。。
“All people ever see is Marilyn Monroe. As soon as they realize I’m not her, they run.”
MarilynがダメだったからやはりLucyに戻りますなんて失態を見せてでも、Colinにとって大スターとのデートは一生の自慢ですな…。
“When it comes to women, you are never too old for humiliation.” ...当たり前だぁ!!