Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのちのレビュー・感想・評価
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ダンスは自然と愛の調和🍀
楽しそうなカンパニーだなー😊✨
最初と途中と最後にみんなが踊る“春夏秋冬”のダンスが目に焼きついて離れない。フルムーンのときの雨を降らした舞台の上で女性にクルクル裸足で踊らせるクレイジーさと体幹の強さに惚れ惚れ。
コンテンポラリーダンスとヨガってなんか共通点が多いな。自然・愛・調和、そして“繰り返し”。
カンパニーのいろんなメンバーがピナとの思い出を語っていくけど、その言語のバリエーションがすごい。世界最高峰のダンサー達の集団って感じ(←貧しきボキャブラリー😂)途中、舞台上で発した英語の発音からしてこの人日本人なんだろうなーって人出てきたけど、コメントなくて残念(エンドロールで日本人女性であることも確認済み✨)世界最高峰のカンパニーに日本人の方も居たのは誇らしい限りですゎ👍
って、偉そうに言ってますが観るまでピナ・バウシュさん知りませんでした🙏でも日本に上映権のない作品を『丸の内映画祭』だから特別上映したという貴重なタイミングで鑑賞できてよかった💜
フラメンコをアノニマスな民家に例えればピナのダンスは建築だ
20世紀末から21世紀、パフォーマンス・アートの分野ではダンスが一番人材豊富と聞いている。そうかも知れないと感じさせる今日の映画、「ピナ・バウシュ踊り続けるいのち」を観る。「言葉では不可能なこともダンスは表現できる」とピナは言う。彼女の踊るシーンは数分だが、充分に満足のいく映画だ。言語以上に表現力のある身体、全編見終わればその力に圧倒される。赤外線用のメガネをかけての3D映像は初めて。確かに立体的だが、どれほどの効果があったかはボクには判定できない。しかし、立ち居も定かでない水面、騒音にさらされた都市の街路、風と砂塵が舞うが山の尾根、動き回るニュートラムの内と外、映像上の表現の場は当然スクリーンの中だが、そこは決して平滑な舞台ではなく、プロセニアムに仕切られた虚構でもない。そんなリアルな環境でのパフォマンスを実感させる為の装置と言うなら3D映像はわからないでもない。しかし、本当の関心はそんな所にはない。言葉が時と所を選ばす、いつでも何処でも表現可能であるとするならば、身体は制度や習慣にさえとらわれなければ、いつでも何処でもどころか、何でも可能な表現媒体ということではないだろうか。 この映画は前回見たフラメンコ・フラメンコとは大きく異なる。うまくは説明できないが、フラメンコをアノニマスな民家に例えればピナのダンスは建築だ。それも今風の似非建築ではなく、かなり本格的、古典的でさえある本物の建築。そう、感情だけでは想像力を喚起しない、ピナはダンスの詩人。その表現は決して衝動的感情ではなく、しっかりとした作為に満ちている。単なる衝動か作品か、ボクは音楽のパフォーマンスを含めいつもこの辺が気になるところだが、ピナのダンスは改めてアートとはなにかを教えてくれた。来週は「ピナ・バウシュ夢の教室」を見に行きたい。
3Dで観たい
劇場では3D公開されていたようだ。ドキュメンタリー映画で3Dなんて初の試みなんじゃないか?と調べてみたら、『世界最古の洞窟』というドキュメンタリーと3D対決!と話題になっていたらしい。これからもどんどん作られるんだろうな・・・
そんなわけでヴェンダースのドキュメンタリー。『ソウル・オブ・マン』にしても作り方はとても良かった印象があるが、とにかく個性の強い人間を描くのが得意のようだ。しかし、映画ではピナ・バウシュ本人はほとんど出てこない。彼女の弟子たちによる舞踏集団の演技が中心となっている。みなピナを尊敬していて、何を教わったのかを伝える映画だ・・・
前衛的、芸術的、言葉がなくても伝えることができる。インパクトの強さは最初のパフォーマンスで圧倒される。何かの生贄にされる女を選ぼうとする内容?この意味をくみ取ることが出来なければ、とても眠くなってくる・・・
分かろうとするほど混乱する。 だから心のままに映像を追っていた。や...
分かろうとするほど混乱する。
だから心のままに映像を追っていた。やがて、風になり、光になり、雷雨になる。これって、人が大気になって自然現象を起こしてるんだ。
2014.4.27
画は美しい、が・・・
3D映画を作りたいと思っていたヴィム・ヴェンダースが、たまたまバレエを題材に扱ったような観がありました。しばしば、3Dメガネを外してその美しい映像をじっくりと鑑賞したいという衝動に駆られてしまいました。さすがの映像も、残念ながら今回のチャレンジでは、引き立てられていないと思います。
2Dでももう一度
本当に美しい映画。ピナ・バウシュの生き様や独創性を十分に感じられ、また、ヴェンダースのピナ・バウシュとダンスへの愛も感じられた。
ただ、3Dで見たので、画面が暗く、色も死んでいたことは否めなかった。
2Dでも素晴らしい作品であることには違いないので、もう一度スクリーンで2Dで見たい。
新しい体験
ヴェンダースが3Dにするということは?と思って観ました。そして、これは「鑑賞」というより「体験」だと感じました。恥ずかしながらピナ・バウシュは知りませんでしたが、知った今、言葉でレビューを書くこと自体、何か違う気がしてきました。ちなみにアカデミー賞の長編ドキュメンタリー作品にノミネートされていましたが、それも違うのでは?★4.0 http://coco.to/4034
極上の色彩と引き換えの、息を呑む表現
実に美しい映画です。
3Dで見ると、トレイラーの映像が伝えられる魅力がほんの僅かに過ぎないと解ります。ぜひ劇場で「体験」なさってください。「なんであんなことをするんだろう」なんて解釈をぬきに、見ることをおすすめします。そのほうが断然楽しめます。
以下蛇足。
ダンス、というより、作品内でもあるように別の「身体言語」、言葉で解釈するようなものでもないので、ここで「言葉で」レビューすること自体無粋な事かもしれません。3Dでなくてはならなかった、というウェンダースのコメントにあるように、人物の距離−空間を立体的に見せることで、pinaの空間を追体験できるようになっています。ドキュメンタリーと言うより、美術館で観賞するような映像作品に近く、あたらしい映像表現という言葉以外に思い当たるものがありません。
言葉は過剰にして不足。この体験は言葉では説明できません。百聞は一見に如かず、ということで、芸術とは何ぞやなんて考えずにまずは劇場へ行かれることをおすすめします。
ウェンダースの映画は昔からずっと好きで、劇場に足を運ぶことも多いのですが、写真家として展覧会をするほどに、芸術的なウェンダースの映像美−色彩−が、皮肉にも3Dメガネのフィルターで殺されてしまったことが非常に残念でなりません。上映中何度かメガネを外してみて見ると、かなり彩度の高い色だったので、ウェンダースもそのへん計算して映像を作っているのかな、と思いましたが。それにしても惜しい。木漏れ日の光とか緑とかもうがっかりです(涙)。完全自然色の3Dメガネがあればいいのに。
何かを手に入れるためには、何かを手放さなくてはならない。そんなことまで考えさせられる作品でした。そしてできれば「印象」のチェック項目に「美しい」も入れておいてもらえると嬉しいです。
天国のかみさまを起こすという作業
ピナ・バウシュは あまり詳しくないのだけれど、
この作品は、息もできないほどの衝撃でした・・!!☆=
とにかく、芸術性がものすごく高く、
何も語らない 家具や風景たちのそばで、静かすぎる事件が起きるという感じ。。
ダンサーたちは、未知のやすらぎへと手や足をのばすように、
あと、1ミリメートル、あと、1ミリメートル というぎりぎりまで生命を燃えつくします。
そこにあるのは、無駄のない、均整のとれた、だけれども、
魂が自由になるには、重すぎる、肉体です。
「探し続けるのよ」「愛のために踊って」
ピナの言葉に、その芸術のすべてがありました。
追悼メッセージのシーンは少なく、ほとんどダンスですが、
3Dもよい影響があって、是非 劇場で見ていただきたい作品です♪ ^-^.
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