「ボンブールの樽スポッ」ホビット 竜に奪われた王国 尚さんの映画レビュー(感想・評価)
ボンブールの樽スポッ
1部を観て、ドワーフの割にキーリがやけに男前だな…と思っていたが、タウリエルとの恋が絡んでくるからだったのか。確かにいかにもドワーフ!ってのがレゴラスのライバルだったら、説得力が弱くなる。映画オリジナルのキャラクターがいるとは事前に知っていたが、そんなに違和感なく溶け込んでいた。ただ、2部ではこの恋愛模様(三角関係⁈)の必要性があまり感じられなかったので、最終作でどんな展開になるのか期待。
捕まっては助けられ、また捕まっては助けられ…このお決まりの流れは、1部よりもさらに単調な気がした。何と言うか…特に見せ場がなく、誰かに感情移入することもなく、淡々と進んでいったというか。レゴラスが無敵のヒーローなのも今に始まったことではないが、やっぱりファンタジーだな…と時々興ざめする。そのファンタジーが観たくて観ているし、何よりこの作品のファンなので結局は許せてしまうのだが…ちょっと盛り上がりに欠けていたかなとも思う。ただ、ボンブールが樽から手が生えたような…というかまさにその通りの格好で闘い、また樽へ戻るときのスポッとイン!は笑った。
「え、ここで終わり⁈」と思ってしまうのも3部構成ゆえ、最終作では大きな感動を呼ぶことを期待して、ただ公開を待つのみ。
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