劇場公開日 2014年2月28日

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「シリーズでいちばんリズムがいい」ホビット 竜に奪われた王国 マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0シリーズでいちばんリズムがいい

2014年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

相変わらず長尺だが、今回は時間の長さを感じない。
舞台が、熊人間ビヨルンの棲家、闇の森、湖の町、エレボールと移り変わり、それぞれが特色のあるロケーションで被らないからだ。しかも全体に日差しのある明るい場面が多い。
もうひとつの理由が、オーランド・ブルーム演じるエルフ、レゴラスの再登場だ。このキャラクターが発するオーラは別格だ。画面がぱっと華やかになる。樽に乗って激流を下るドワーフたちとの絡みは愉快だ。

レゴラスとともに行動するもう一人のエルフ、女性のタウリエルが初登場。ドワーフの弓の達人キーリとタウリエルが今作のキーパーソンとなるのも、意外な展開で楽しめる。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズも含め、毎回、同じような展開の繰り返し感があったが、今回は話に幅があって、その運びもリズムがいい。

また、ベネディクト・カンバーバッチによる、竜・スマウグの声の響きが抜群だ。長ゼリフもダレることなく聞き惚れる。

マスター@だんだん