劇場公開日 2014年2月28日

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「スマウグの荒らし場」ホビット 竜に奪われた王国 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5スマウグの荒らし場

2014年3月7日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

待ってました、「ホビット」第2章!
当初は去年の12月公開だったのが今年の2月に延期、邦題も改変され、アレレ?と思ったが、前作が日本では今一つの成績だったので、仕切り直しという事で。

一体何処から語ったらいいのか。見所が盛り沢山!

まずは、スローテンポだった前作より遥かにテンポアップ。開幕早々、オークの猛追と巨熊の襲撃に、掴みはばっちり!

不気味な闇の森、巨大クモの魔の手…。
一難去ってまた一難。エルフに捕まるも、ビルボの機転で脱出…と思ったら、もう一難。オーク襲撃!
この件は本作の序盤〜中盤の見せ場。
再登場のレゴラスの華麗なアクションは勿論、新キャラであるエルフの女戦士、タウリエルの凛々しさに早くも惚れ惚れ。
樽に乗っての川下り、ドワーフ、エルフ、オークが入り乱れるバトルに興奮必至!

一行ははなれ山間近のさびれた港町に到着。
武器を調達する傍ら、予言を信じ、竜と因縁を持つ船頭バルドは、次作へも繋がりそう。

ある目的の為別行動を取っていたガンダルフは、あの邪悪な目とその持ち主を目撃!
ビルボも少しずつ指輪に依存し始め、「ロード〜」とのリンクも色濃くなりつつある。

ついにはなれ山に辿り着き、ビルボはアーケン石を探す任を託され、一人奥に入るが、スマウグが目を覚ます…!
今回ゴラムは居ないが、スマウグが居る!
その姿、存在感、一行の目的を見透かした語り口…これだけでも一年以上待った甲斐有り!
スマウグとのバトルは、本作最大のハイライト!

圧倒的なスケール、世界観、迫力、映像…ただの次作への橋渡しではない、映画の醍醐味と興奮に満ちた、一大冒険活劇!

ドラマも深みを増した。
ビルボは前作と比べ物にならないほど勇ましく成長。要所要所で活躍を見せる。
トーリンは奪還に執着する。
レゴラスとタウリエル、そしてキーリの匂わせる三角関係。(何故キーリだけドワーフの中で唯一イケメンなのかこれで判明(笑))
レゴラスと後の旅の仲間ギムリとの“初対面”にニヤリ。
160分、ピーター・ジャクソンはまたしても見る者を退屈させない。

今回、何処で終わるのかなと思っていたら、あんな所で!
これで後一年待てだなんて、ピーター・ジャクソンさん、そんな殺生な〜!!

近大
としぱぱさんのコメント
2014年3月7日

近大さん

コメントありがとうございます。
ついに見られましたか。
面白かったですよね。

私の持論は三部作の第二作に傑作無し。
だったのですが、いや、いや、これは傑作
でした。持論撤回です。
仰る通り、ピーター・ジャクソン監督の
仕掛けが随所に見られ、思わず、ニヤリと
して、おいおいやるじゃないと呟く。

それにしてもラスト第三作は
どうなるのでしょうか。
楽しみでしょうがありません。

としぱぱ