劇場公開日 2014年2月28日

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「【HFR】映像技術の新境地!」ホビット 竜に奪われた王国 pullusさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【HFR】映像技術の新境地!

2014年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

IMAX HFRで鑑賞。その映像技術の新境地に興奮し続けた3時間!

通常の映画の2倍のフレーム数を用いたHFRを鑑賞するのは今回が初めてだった。IMAXを初めて体験した時と同じような感動と興奮がそこにはあった。
映像がパンした際やスピード感のある映像などに生じる3D特有のブレがほとんど感じられないほど、映像が滑らかだった。IMAXが映画の常識を越える体験とするならば、これは映画そのものを越えてしまう体験だろう。まるで演劇を観ているようにその場の雰囲気が生々しく感じられる。

今回はそのこだわりのHFRを存分に生かした作品となっている。
まず、オーランド・ブルームファンが待ち望んでいたレゴラスの戦闘シーンである。激流に流されるドワーフたちの頭上を、まるでステップを踏むように飛び越え、向かってくる大勢のオークたちを次々と片付けるシーンだ。激流下りというスピーディな場面に加え、レゴラスの素早い攻撃が繰り広げられるシーンは、まさにHFRだからこそ鮮明に映るシーンと言えよう。

また、とうとう目覚めた竜、スマウグ。最新技術によるCGはすさまじい迫力だ。その迫力を損なわないためにもHFRでみることをお勧めする。最大限の興奮と臨場感が画面いっぱいに広がるのだ。
フレーム数が倍になることにより画面の動きが滑らかになり、登場人物と、背景と、竜が完全に溶け込む。観客もその世界観に飲み込まれること間違いないだろう。

ホビットファンも、ファンタジーファンも、大満足間違いなしの傑作である。

pullus