エイリアンのレビュー・感想・評価
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エイリアン映画の金字塔
得体のしれないエイリアンが襲ってくる恐怖は観ている我々にも伝わってくるほどの臨場感のある映像だ。また、全体的に映像が綺麗で、特にエイリアンの卵がいたところの宇宙船の残骸のシーンの美しさは感動ものである。この魚型エイリアンとでも言えるエイリアンの出現は、それまでのタコ形エイリアンから脱却したエポックメーキング的存在だ。
この作品が1979年の作品なので、1968年作品「2001年宇宙の旅」から11年しか経っていなかったんですね。「2001年宇宙の旅」が公開されたときは、その特撮に非常に驚きましたが、技術の進歩はすごいですね。
1979年度キネマ旬報で外国映画14位でした(読者選出では5位)。この頃はまだまだこの映画の良さが理解されていなかったんですね。
例えると
旅の途中の宿でゴキブリが出て、ウワッとなっているときに、たくましいカミさんが叩き潰してブシャッと汁が飛び散る感じ。
ヤレヤレと思っていたら車の中に別のゴキブリが紛れ込んでて驚き、
実は子供がそのゴキブリを飼おうとしてたと知ってまた驚く。
…
例えになってない(笑)。
濃密なホラー映画。そして、それ以上に濃密なネコ映画。
SFモンスター映画の金字塔『エイリアン』シリーズの記念すべき第1作。
宇宙船を舞台に、凶暴な宇宙生物の恐怖を描くSFパニック・ホラー。
監督は後に映画界のレジェンドとなるサー・リドリー・スコット。本作の成功により、映画界に確固たる地位を確立することになる。
第52回 アカデミー賞において、視覚効果賞を受賞!
映画史に残るエポック・メイキング的な作品でありながら今回が初鑑賞。
40年以上前の映画ながら、映像がカッコ良い!SF描写のリアルさや臨場感のあるエイリアン描写は流石リドリー・スコットといったところ。
70年代の映画のため、技術的に仕方ないことかもしれないが肝心のエイリアンの出番が実は少ないのが残念。完全体が画面に映ったのは3分にも満たないのでは?
エイリアンの出番が少ない分、宇宙船のクルー達の間に起こる確執や、彼らの感じる恐怖が描かれる。
エイリアンとの戦い以外のシーンは少し冗長だったようにも思う。
宇宙船の爆破装置に関してはかなりご都合主義。あんな自爆機能が貨物船に必要なのだろうか…?
爆破5分前になると操作不可という緊張感を煽る謎仕様もよく考えると不思議すぎる。
わずか20分で火炎放射器を作れる黒人のオッさんが有能すぎる。たくさんボーナスあげて下さい。
エイリアン以上にネコの出番が多い。勝手に船内をうろついて、それを追いかけることでエイリアンと鉢合わせるという恐怖演出のために使い勝手が良かったのだろう。
とはいえ、あれだけ繰り返し出てきていたのは、本来はエイリアンに寄生されるという役回りだった為ではないのかなぁー、と思ったりします。動物愛護の精神?まぁ可愛いから良いんですけど。
昔の映画なのでどうせショボいだろうと思っていたのですが、結構怖いしビックリしました。
現在まで語り継がれる映画はやっぱり凄いんだなー、と感心しました。
悲鳴は宇宙の闇に呑まれる
 エイリアン・シリーズ第1作。
 Ultra HD Blu-rayで2回目の鑑賞(吹替)。
 もはや説明不要、言わずと知れたSFホラーの古典にして金字塔。シリーズはその後迷走してしまうものの、本作と2作目の安定感と完成度は抜群だなと思う今日この頃である。
 殺戮の本能だけで生きている生物なんて、よくもまぁこんな発想が浮かんで来るものだなと思う。H・R・ギーガーによるエイリアンのデザインが恐ろしさの塊過ぎて堪らない。
 エイリアンの初登場は何度観ても衝撃的。腹を食い破って飛び出す、ヘタすりゃトラウマものな名シーンだ。飛び出して来るのが食事中だから、余計にエグく感じられてしまう。
 満足な武器も無く、次から次へ血祭に上げられるクルー。人間は狩られるしかないと云う恐怖が全編を支配していて手に汗握る。映画を観てこんなに絶望したのは初めてだった。
 安堵をどん底へ突き落とすクライマックス、勇気を振り絞ってエイリアンに立ち向かったリプリーに魅せられた。緊迫感がすごい。怖いし手に汗握るしで、とてもハラハラした。
 後にエイリアンが「男性器」を模したデザインであり、リプリーはフェミニズムの象徴として描写されていると云う裏話を知り、なるほどと納得した。戦うリプリーはカッコいい。
※修正(2024/09/05)
SFホラーの全て
SFホラーの金字塔とも言えるこの作品
SFの設定もこの頃はまだまだ技術も無い中でとても満足出来る物だし、エイリアンも完全生物と呼ぶに相応しい存在感でモンスターホラーとして王道コースを全て通っていた(一人になったら死ぬとか、裏切り者がいるとか)
新作前に観ておこうと思ったが、やっぱり原点は凄いなと
この頃はリプリーが生き残るなんて知らないだろうから誰が生き残るのかハラハラだし、分かっててもどうするのか見応えはあった。
これで新作も楽しめるかな?
この頃からアンドロイド設定あったのねw
他の人のレビューを参考に
この時代でも全然違和感のないセットや宇宙船の内装も確かに素晴らしい
面白い部分と詰まらない部分が共存している映画
面白い部分と詰まらない部分が共存している映画でした。
序盤、 エイリアンが登場するまでの間が非常に長く、 退屈でした。 エイリアンが登場してからは、 緊迫したホラー映画になります。 それでも、 全体的にテンポが悪く、 冗長でした。 丸で 60分間のはなしを力づくで映画の尺に伸ばしたようなかんじでした。
また、 主人公の女性が途中で急にかみを切りました。 そのため、 丸で別人のようになってしまっていました。 しかも、 その説明は一切ありませんでした。 複数登場する女性のうち、 この人は [かみの長い方の女性] という特徴がありました。 そのため、 途中でかみを短くされると意味不明になります。 最後まで特徴は統一するべきです。
また、 脱出用宇宙船にエイリアンがついてきますが、 これも不自然でした。 どうみても脱出用宇宙船との出入り口は一箇所のみで、 そこは完全に密封したからです。 恐怖を演出したかったのでしょうが、 さすがに不自然さが突出してしまっていました。
シガニー若い……
40年以上前のあの時代でこの完成度は凄い。
そして、ギーガーのデザインしたエイリアンが存在感と禍々しさを出しきっている。
その後のクリーチャーに多大な影響を与えた事は誰が観てもわかる。
ジャンルはともかく一回見て欲しい作品。
あの生々しいエッグチェンバー(卵)の中身にショック(鶏肉とか生肉使ったらしい)
宇宙服のヘルメットを溶かして張り付くフェイスハガー。
食事中に胸を突き破って出てくるチェストバスターがキョロキョロとしてシャー!猛スピードで逃げて行く姿には登場人物と共に唖然とした。
脱皮して急速成長し恐るべき生物になった怪物への無力感は当時見たホラーには中々比肩するものが無かったほどだった。
公開時に映画紹介の番組で予告を観たせいでかなりショックを受けた。
時代的に水洗トイレから手が出ているような怪談が語られる時代であったので、エイリアンは衝撃的だった。
怖かったので実際見たのは中学になって夜中に地上波放送された時、怖かったがハマってしまった(笑)
輸送船でろくな武器もなく、次々と殺られてしまうクルー。
個人的にランバートの断末魔が堪らなくツラい。
あんなもんと遭遇して下半身から串刺しにされたら…と思うと怖すぎる。
ラストは当然の結果ではあるがそこからシリーズやコラボ作品が大量発生するとは流石エイリアンである。
大好き
小学生の頃に地上波で観てハマった作品。エイリアンの生態が妙にリアルで子供ながらに感心していた。いかにも主人公っぽい船長が中盤で死んでしまう(実際は捕らわれているだけ)ってのも当時は新鮮だった。学校でも話題に成ってシャツの中に腕を入れてエイリアンの誕生シーンを真似て遊んでました。
その後VHSやDVDでも観ているが結構長く喋っているのに字幕が出てこない等、全体的に字幕がスカスカだったのは残念だった。
宇宙という「密室」の恐怖
SFホラー映画の名作です。
宇宙貨物船ノストロモ号が謎の信号を受信して、その発信源を調査します。そこには異星人のものと思われる巨大な宇宙船が墜落していました。その中で奇妙な生物を発見するのですが・・・。
生きた人間の腹に寄生し、腹を突き破って出てくるエイリアンは何度観ても恐ろしいです。
このエイリアンの造形が秀逸ですね。
宇宙船の中という「密室」の中で、1人ずつ犠牲になっていく乗組員。実は、乗組員を犠牲にしてでもエイリアンを地球に持ち帰るという密命が出ていて、それが後半に判明するんですが、「社員を犠牲にしてでも利益を追求する」ってのが、今に通じる部分もあって、そういう意味でもゾッとします。
最後に1人生き残ったリプリーが逃げ惑う場面は、その息遣いの効果音のせいもあって、息詰まるような緊迫感です。
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