エイリアンのレビュー・感想・評価
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グロさと心理恐怖の混合
ストーリー:60点
キャスト:65点
演出:75点
ビジュアル:70点
音楽:60点
寄生蜂という蜂がいる。他の昆虫の体内に卵を産み、幼虫はその昆虫を体内から食べながら成長して、大人になると最後には体を食い破って出てくる。エイリアンは人間につく寄生蜂みたいなもの。食物連鎖の頂点にいる人間がただの餌の立場になれば、ただ殺される以上の恐怖になるだろう。ましてそれが正体のわからない未知の生物で、逃げ場のない宇宙船の中ならなおさら。外見の醜さがそれをさらに盛り上げる。
アッシュは地球外生物を乗員の命よりも最優先して持ち帰るという指令を受けていた。だが彼はどうして地球外生物を見つけることを知っていて、またその生物が完璧で生物兵器として有用であるとわかっていたのだろうか。物語には疑問が残った。
原点だからこそ
今なお色褪せない超美麗SFホラー!
TOHOシネマズで開催中の『午前十時の映画祭』にて鑑賞。
名匠リドリー・スコット監督の劇場映画第2作にして、言わずと知れたSFホラーの金字塔!
TVやDVDでもう何度観たか知れないが……
僕が生まれる以前の映画なので、当然映画館で観た事も無い。
これを劇場で観る機会なんて滅多にない!と喜び勇んで鑑賞。
いやー、やっぱ名作ですよ。
さすがに劇中のPCに映るグリーンの電子映像はちゃっちいが(笑)、
宇宙船内のセットや小道具は全く古臭さを感じさせない出来で驚愕。
それどころか、ミニチュアを駆使した特撮シーンは下手なCGより遥かに精緻で重厚だ。
異星人の宇宙船内の有機的デザインには生理的嫌悪感を抱かずにはいられないし、
もはや有名過ぎるエイリアンの姿も、光と闇が映える絶品の映像、
そして抑制の利いた演出と相俟って、今も十二分に恐ろしく美しい。
この映画を大スクリーンで観られるなんてあたしゃ幸せだよ……(何故かちびまるこ風)。
余談だが、顔に張り付くタイプの幼生エイリアンの解剖シーンについて。
とある雑誌で読んだが、あれは本物の貝や甲殻類の内臓を寄せ集めて組み立ててたんだそうな。
リアルな訳だわ。
ジェリー・ゴールドスミスの不穏なスコアも見事。
船内を埋め尽くす計算機・警報器や豪風の音も臨場感抜群。
さすがに何度も観ているから恐怖や興奮は薄れている筈だし、
実際それでスローテンポに感じる部分はあるのだが、
それでもこの色褪せない面白さ、美しさ!
いつの間にかスクリーンに呑み込まれ、釘付けにされている。
観た筈のシーンで顔を引きつらせている。
もう、ほぼ完璧なんじゃないかと思えるくらいに見事な映画。
まごうことなき傑作です。
SF映画が好きで、最寄りのTOHOシネマズで本作を観る機会がまだあって、
(全国のTOHOシネマズで上映時期が異なる筈だ)
なおかつ『エイリアン』をまだ観た事が無いという貴方。
うらやましい。うらやましいを通り越してうらめしい。
是非とも鑑賞をお勧めします。
午前10時から1日1回の上映なのでご注意を。
……て、なんか映画館からの回し者みたくなってきたな……。
さておき、現在極秘裏に制作されている同監督の新作『プロメテウス』は、
『エイリアン』の前日譚または姉妹篇に近い内容なのではと専(もっぱ)らの噂。
この機会に1作目を観直しとくのも良いかも知れませんよ。
<2011/11/27鑑賞>
シブい!
宇宙という「密室」の恐怖
SFホラー映画の名作です。
宇宙貨物船ノストロモ号が謎の信号を受信して、その発信源を調査します。そこには異星人のものと思われる巨大な宇宙船が墜落していました。その中で奇妙な生物を発見するのですが・・・。
生きた人間の腹に寄生し、腹を突き破って出てくるエイリアンは何度観ても恐ろしいです。
このエイリアンの造形が秀逸ですね。
宇宙船の中という「密室」の中で、1人ずつ犠牲になっていく乗組員。実は、乗組員を犠牲にしてでもエイリアンを地球に持ち帰るという密命が出ていて、それが後半に判明するんですが、「社員を犠牲にしてでも利益を追求する」ってのが、今に通じる部分もあって、そういう意味でもゾッとします。
最後に1人生き残ったリプリーが逃げ惑う場面は、その息遣いの効果音のせいもあって、息詰まるような緊迫感です。
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