「SFホラーの傑作と言うけれど。!」エイリアン 西海一久さんの映画レビュー(感想・評価)
SFホラーの傑作と言うけれど。!
クリックして本文を読む
この映画劇場で見ました。!
「もう40年もたったのか」と思います。
最初に見た時「え、これで終わり」と言う印象で納得出来なかった為、そのまま劇場に残り二度見しました。
納得出来なくて二度見した作品はこの映画だけです。
(当時は入れ替えがなかった。)
前半部のエイリアンの卵がある宇宙船内の造形は良く出来ていて素晴らしいと思いました。
特に対空銃座の様な所に座る「スペースジョッキー」と言われる化石化した異星人の造形は実にリアル。
エイリアンの卵から幼体が出てくる所は本当の生き物の様に見えてキモいがリアルである。
だけど私が感動したのはここまで。!
その後ストーリーは一人、また一人とエイリアンに殺害されていくがストーリーが展開が緩慢な感じがする。
そもそもエイリアンは何故他の生物を殺害するのか不明である。
(食べる訳でもなく動機無き殺戮。)
この事がストーリーを浅くしていると思う。
最後はリプリーが緊急避難艇からエイリアンを宇宙に放出して終わる。
このシーンのリプリー(シガニーウェバー)の下着姿になる所がお色気があっていいと言う人がいるが私は長身であの髪形のシガニーウェバーには色気は感じられない。
この映画の後半はH.Rギーガーデザインのエイリアンの不気味な生き物を見せられただけの印象だ。
SFホラーと言うなら同時期に作られたジョンカーペンターの「遊星からの物体X」の方がストーリーの面白さ、怪物の形態や造形の方が断然優れていると思う。
リドリースコットの作品はこの作品も含め前ストーリー「ブロメテウス」もそうだが何か中途半端な作品を作る監督と言う印象だ。!
コメントする