劇場公開日 1979年7月21日

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エイリアンのレビュー・感想・評価

全121件中、1~20件目を表示

3.5静寂に潜む恐怖

2024年9月13日
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鑑賞方法:VOD

怖い

単純

最新作が気になったので、予習がてらにディズニープラスで鑑賞しました。

終始、凶暴なエイリアンにいつ襲われるのかわからない恐怖に怯えました。密室で静かな宇宙船で突然現れたときは、声が出そうなぐらいびっくりしました。

1979年の映画ということもあり、古臭さを感じるところはありましたが、見た目のインパクトが強いエイリアンの魅力が詰め込まれていました。

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Ken@

3.0シガニー・ウィーバー若い!

2023年3月19日
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怖い

今観ても怖かったです。エイリアンは今観ても気持ち悪いし、昔作られた作品だけど、そんなに違和感なく観れました。所々2001年宇宙の旅を彷彿とさせる。。。現実逃避したい時にオススメ。

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ホビット

4.0面白い

2025年2月23日
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鑑賞方法:VOD

怖い

面白いけど何度も観たいと思わない。

ゴジラみたいに愛着を感じない生き物だからシリーズが続いても観る気がしない。生理的にキモい。
てか魅力はリプリーなんだろう。

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四葩

5.0忍び寄る恐怖....

2025年2月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

チェストバスターを初めてみた時はトラウマになった
小学生の頃おばあちゃんの家で一人で見たのだが、見終わったあと一人なのが怖くてお父さんに早く帰ってきてと電話したなあ笑笑

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ハイマ―ディンガー

5.0エイリアン

2025年2月3日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

怖かったです。

知的生命体の恐怖は静かに忍び寄って獲物を食らう、その恐ろしいモンスターは絶対に遭遇したくないですね。

シガニー・ウィーパーも若くてセクシーで強い女性を演じてましたね。

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Y&M

5.0今見ても素晴らしい物語

2025年2月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

BSテレ東京 録画して見た。
当時は中学生だったように思うが、あの恐怖は強く覚えている。
そんな昔の作品だが、いま見ても細部の作りこみは素晴らしかった。
何よりもシガニー・ウィーバーが若く美しい。
これより11年も前に作られたのが「2001年宇宙の旅」
そこにあったのが命令という絶対的なプログラム
そしてこの「エイリアン」にもそれが踏襲されていた。
アッシュという「ロボット」
しかし、マザーボードというように、メイン基板に「マザー」という概念を持つ欧米人
その日本語訳が「おふくろさん」
当時もこの翻訳に悩んだようだが、「マザー」でよかったんじゃないかなと思ってしまう。
さて、
昨今よりAIに意識が芽生えるような話があるが、私は非常に懐疑的だ。
実際はその逆で、人間が機械に合わせるようになっているだけだと思う。
脳医学博士の養老孟子先生は、昔はギターの流しというのがいて彼の伴奏に合わせて歌うのがカラオケだった。同じ曲でも歌い手によって調子が異なる。流しはその人の調子に合わせてギターを弾く。しかし今では機械により合わせなければならない。機械が人間に合わせるんじゃなく、人間が機械に合わせる世の中になってきた。
このように警告している。
2001年もエイリアンも、実はこのことを我々に伝えているのではないだろうか?
最近では誰もが使えるチャットGPTやCopilotなど様々な「AI風」なものがあるが、ネット検索を他人に依頼するのと違いはなく、プログラムによる制限があからさまにあって、人間の自由意志を暗に規制している。
プログラムが絶対である限り、意識など生まれるはずがないように思う。
このように、物語のように、想像は無限に広がる。
しかしながら、この自由意志はプロメテウスとコヴェナントで表現された。
「創造」に対するデビッドの挑戦
もしこんなことが起きれば、意識が生まれたと考えていいのだろう。
「2001年」でサルが食べた動物の骨をこん棒にして他のグループのサルを倒すシーンがある。
これとコヴェナントの最後のデヴィッドの行為はとても似ている。
もしここが真実の核心であるならば、戦争が繰り返されるのも理解したくないが、せざるを得ないように思う。
負のループの根幹部分
命令権者が本当のことを言わないというロジックを様々な作品が描くのは、それこそが事実だからだろう。
ダブルスタンダード
さて、、
この作品は物語そのものが面白いのは言うまでもないが、背景の作りこみが実に奥深い。
人類が初めて出会った「有機生物」
その検体を持ち帰ることこそが本当の目的だった
そのためには乗組員の犠牲はいとわない。
UFOと化石化した巨人
腹の破裂根
床に広がるエイリアンの巣
その後のシリーズではそこについてはまったく触れられることがなかった。
そうしてやっとプロメテウスとコヴェナントが描いた世界観が、ロムルスでは1と2の間を舞台にしており、その続きが描かれなかったのは残念だった。
デヴィッドは、「エンジニア」たちが想像した人類が何らかの理由で失敗だったと考え人類を滅ぼす計画を知った。
彼は彼の自由意志により、彼が目指す創造への挑戦をこの機会に合わせ、エンジニアの惑星をエイリアンによって滅ぼすが、彼の目的こそ「完璧なる生命体」
エンジニアたちがなぜ人類が失敗作だったのかを結論付けた理由を知りたい。
しかしそこを明確にすれば、物語が完全終了してしまう。
そう考えれば、ロムルスは出し惜しみだったのかもしれない。

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R41

5.0「エイリアン」第一作で生まれたのはモンスターだけじゃない! 女性ヒロインの先駆け映画を深堀りしてみる。

2025年1月26日
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楽しい

怖い

興奮

物語について
映画ファンで「エイリアン」を知らない人はいないだろう。
念のため、ざっくりおさらいしておくと、
物語は貨物船ノストロモ号の乗組員が冷凍睡眠から目覚めるところからはじまる。地球に向かっていたはずが、大幅に航路を外れている。
とある惑星から、発信者不明の信号を傍受したという。
乗組員は渋るが、知的生命体からの信号を傍受した際には調査するという契約がある。
未知の惑星に降り立ち、謎の宇宙船と化石化した宇宙人を発見する。
さらに調査を進めると、一等航海士のケインは生物の卵を発見する。近づくと、卵から飛び出した物体に飛びつかれる。
調査隊の一行はケインをつれて船内に戻る。それが惨劇の始まりだった。

ストーリーは「ジョーズ」によく似ている。
監督のリドリー・スコットも20世紀フォックスに「エイリアン」を売るときに「これは宇宙のジョーズだ」とプレゼンしている。
「ジョーズ」は1975年に公開されて大ヒットした。リドリー・スコットはその大枠を流用して「エイリアン」の予算を獲得したというわけだ。
では、「エイリアン」は「ジョーズ」の舞台を変えて焼き直しただけなのか? だとしたら、現代にも続くフランチャイズにはならなかっただろう。

他作品との類似という点では、本作は「スターウォーズ」(1977年)をかなり意識している。
貨物船ノストロモ号だ。「スターウォーズ」とは全然デザインが違うが、下からのショットが多い。これはジョージ・ルーカスが「スターウォーズ」ではじめたショットだ。
リドリー・スコットは、宇宙船を下から撮るショットが好きなのか、惑星に着陸する際にも下からのショットだ。「ブレードランナー」の冒頭でデッカードを乗せた警察車両が上空に浮上していくショットも同じだ。

では逆にオリジナリティについて。
「エイリアン」のオリジナリティのひとつは、戦う女性ヒーローの先駆けという点にある。リプリーのように戦うヒロインはいなかった。他に戦うヒロインといえば「ターミネーター」(1985年)のサラ・コナーも有名だ。つけくわえるならば、彼女たちはSF映画のヒロインで、現実離れしている。地に足がついた女性ヒロインは「羊たちの沈黙」(1991年)のクラリス・スターリング(ジョディ・フォスター)あたりからだろう。

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あふろざむらい

4.0エイリアンの見せかたが巧い

2025年1月21日
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鑑賞方法:TV地上波

怖い

興奮

難しい

部分部分で観たことはあるのだがしっかり全てを通しで観るのは初めて。ストーリーが斬新でドキドキ出来るのは凄いことだと思う。映像も現代のほうが発達しているはずなのに色々工夫しているのが見てとれる。エイリアンもたいして動かないのにこれだけ怖いのは演出が巧いのであろう。最新作のエイリアンは尋常でない動きをするけど今作のほうが怖いし面白いもんな。

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よう

5.0やっぱ面白い

2025年1月14日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

ロムルスを観てプロメテウスとコべナントも観なきゃって
思ったから観たら無印見直さなきゃって!

まずは声を大にして言いたい!
シガニー・ウィーバー若い!
きわどいパンツ!
以上!!!!

失礼しました。

まあ、プロメテウス、コべナントを観たからって
何が変わるわけでもなく。
(コアなファンの方は違うのでしょうが...)
無印よりも前の時代の宇宙船の方がとてつもなくお洒落でとてつもなく
ハイテク感満載なの...ナ~ゼェ~...w
でもね、1979年にこれだけのものが作れる。
1970年代はスターウォーズ、スタートレック、宇宙からのメッセージなどなど?
SF作品一杯でMr.Booインベーダー作戦なんてのもありましたね(SFデハナイ)。
宇宙ではあなたの悲鳴は誰にも聞こえない。
キャッチに嘘偽りないですな。
ピッタリです。

全体暗い画面の連続で湿気が半端なくてしまいには粘り気まで追加されちゃうし
ジャンプスケアだけでないおどろおどろしい感じ。
兎に角話に無駄がない。
SFホラーの金字塔。(イイスギ?)

くだらないことをだらだらと綴ってきましたが
絶対に観て損のない作品ですね。

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bon

3.5どうやったらあのデザイン思いつくの

2025年1月1日
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やっと観ました!!
70年代とは思えないクオリティ

あの有名なエイリアンのデザインをこの時代に考えついて、造形もちゃんと気持ち悪いのがすごい

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ジュディス

4.5知的生命体

2024年12月28日
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残酷な現実の考えと実際にエイリアンに対面した人たちの考えが違って怒りが湧く気持ちがとても表現されていた。また、ただのパニック映画とは異なり恐怖体験ではなく心理的な観点からもやるせない感じとか読み取れて、面白さを感じた。

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RRR👑《共感:800》

4.0本格SFホラーの傑作

2024年12月12日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

怖い

興奮

エイリアン映画のイメージと言うとディックライクな形状のいかにもというモンスターと人間の戦いを描いたアクションホラー映画というイメージがあった。
しかし、見てみると想像以上に細部にまでこだわった本格的なSFで、最後まで気を抜かずに楽しめた。

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鳥人間

5.0リプリーを演じたシガニー・ウィーバーががっこ良い‼️

2024年11月25日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

1979年作品。監督:リドリー・スコット。
エイリアンと言う地球外生命体のフォルムを、はっきりと目にしたのは
その映画が初めてだったと思います。
ともかく強烈にキモイ。
黄土色の甲殻類のように触角がある。
エイリアンの形態をデザインしたのはH・R・ギーガー。
アカデミー賞の視覚効果賞も当然ですね。

2122年。
貨物運送宇宙船ノストロモ号の乗員7名は、冬眠ポッドから
突然目を覚まします。
不審な信号を感知したため宇宙船ノストロモ号全体を制御する
AI「マザー」が知的生命体かららしい信号を感知して
乗員を起こしたのだ。
宇宙船の一部を発信源の小惑星に着地して、乗員は捜索に当たる。
3名が船外に出て捜索に当たる。
するとケイン(ジョン・ハート)の顔に謎の生命体が顔一面に張り付いたのだ。
これぞエイリアン。
宇宙船内に入れることを防疫のためと拒むリプリー(シガニー・ウィーバー)
リプリーに逆らうアッシュ(イアン・ホルム)は、ドアを開錠して3人を船内に
入れてしまう。
ケインの顔に張り付いた生命体をメスで傷付けると、液体が漏れる。
それは金属を侵蝕して溶かす程強力な《酸》だった。
暫くしてケインを見ると、謎の生命体は顔から剥がれて消えていた。
探すと仮死状態で見つかる。
ケインは回復して旺盛な食欲を見せていたが、突然苦しみ出す。
そして腹部から謎の生命体が蛇のような鎌首をもたげて襲いかかってきた。
エイリアンは宿主の口から体内に入り卵を産み孵化したのだ。
ここまで来ても、エイリアンを地球に持ち帰ると主張するアッシュ。
船長たちと取っ組み合いの戦いになり、アッシュの首がもげる・・・
するとアッシュの中には配線が組まれた機械で、アッシュはAndroidだったのだ。
アッシュはノストロモ社から、エイリアンの回収を秘密裏に
命じられていたのだった。
エイリアンに食い殺され1人死に2人死に、遂にリプリーただ1人になってしまう。
猫のジョーンズを冬眠ポットに入れて、リプリーも下着になり冬眠しようとすると、
なんとエイリアンがいるではないか。
気づかれぬようにそうっと宇宙服を身につけて、リプリーは必死で
排出穴からエイリアンを宇宙に放り投げる。
…………………………………………………………………………………(エイリアン2へ続く)

☆エイリアンは「1〜4」まで見ています。
「エイリアン3」のスキンヘッド👩‍🦲のシガニー・ウィーバーがデッカい銃を
手に戦う姿に惚れ惚れしたり、
「エイリアン4」ではエイリアンの子供を身籠もり、
研究材料に利用されることを拒み、自ら火の中に身を投げて自死する。
その強烈な自我と個性に羨望を覚えました。
強い女性と言えばリプリーです。
評価の低い「プロメテウス」や「エイリアン:コヴェナント」も好きです。
新作の「エイリアン・ロムルス」
劇場では見損なったのですが、配信で見るのが楽しみです。

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琥珀糖

4.5宇宙SFホラーの伝説はここから始まった。

2024年11月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

最新作『エイリアン ロムルス』鑑賞前にBlu-rayで復習。
1979年の公開時私は高校生で、シガニー・ウィーバー(撮影時27〜28歳だったと思われる)に悩殺されたのだった。

カンヌ国際映画祭で審査員賞(新人監督賞)を受賞したイギリスのリドリー・スコットが、ハリウッドに招かれて撮った監督デビュー2作目にして出世作。

『2001年宇宙の旅』(’68)で、コンピュータだけがが極秘の指令を受けていて乗組員の生命よりもその指令を優先するというアイディアを参考にしたと、リドリー・スコットが語っていたのを何かで読んだ。
原案・脚本のダン・オバノンは、学生時代にジョン・カーペンターと共同で脚本を書いた低予算映画『ダーク・スター』(’74)(監督はカーペンター)で、宇宙船から投下する爆弾の切り離しに失敗し、その爆弾には“納得する理由がなければ爆発を止めない”という思考機能があるため、乗組員が必死に爆弾を説得する…という内容が『2001年…』のパロディーだと言われた。

宇宙貨物船ノストロモ号は居住エリアが白基調で、このビジュアル面にも『2001年…』の影響を感じる。
宇宙空間を巨大な宇宙船が往く構図は『スター・ウォーズ』(’77)以降スタンダードになったものだが、これも『2001年…』に起源がある。

映画のオープニングで、乗員が凍眠している無人状態の船内で何故かノートのページが風になびいている。
機関士が犠牲になる船内の加工場(?)で、雨のように水が滴っていて、高い天井(というか、天井がなくて外から光が射し込んでいるようにも見える)から長く太い鎖が何本もぶら下がって揺れている。
こういう宇宙船らしからぬヴィジュアルにリドリー・スコット独特の芸術性を感じる。

ノストロモ号を小惑星LV-426に向かわせる信号を発していたのは、巨大な異星人の死骸が化石化してしまっている宇宙船の残骸だった。
後続のシリーズではこの異星人の存在は無視されているが、リドリー・スコットがシリーズに復帰した『プロメテウス』(’12)でこれについて説明している。

最初、エイリアンは副船長の腹を破って出てきたから小さいくて素早いと思われた。それはそれで怖いのだが、猫を探しに行った機関士を襲ったエイリアンは巨大に成長していて、しかも背後に音もなく忍び寄る狡猾さなのだ。
人に寄生して宿主の体内で成長し、外に出てもなお脱皮して変態・成長するエイリアンの三段階変態のアイディアをダン・オバノンは構想の初期から持っていたらしく、彼のオーダーに従ってH・R・ギーガーが生み出したデザインは実にオゾマシイ。
さらに、成体の身体は金属質の黒鉄色で、それが保護色となって船の機材に同化してしまうのだからより怖い。ノストロモ号の船内はその映像効果を計算してデザインされている。(白に統一された居住エリアが映し出されることは、もうない…)
そもそも光がない宇宙空間はそれだけで恐ろしい。そこを航海する人が唯一支配できる空間のはずだった宇宙貨物船の中がクルーを拘束する場と化し、闇の中から化け物が襲ってくるという、この恐怖の舞台設定は周到だ。

ダン・オバノンの脚本を買い取ったウォルター・ヒルがデヴィッド・ガイラーとともに加えた改変は、アッシュをロボットにしたことと、男だけだった乗組員に女性を加えたこと。その女性の一人を主人公にしたのは、20世紀フォックスのアラン・ラッド・Jr.のアイディアだったと言われている。この改変がなければ、リプリーというキャラクターは生まれなかったのだ。
また、当初はウォルター・ヒルが自ら監督する予定だったらしく、そうだったら全くテイストの違う映画になっていたかもしれないし、これほどの成功があったかどうかは分からないのだから、伝説の作品は運命がそうなるべく導いたのだ。

リプリーの最後の戦い。
猫を寝かせてシャワーでも浴びるのかしらと思うほどに色っぽく身支度をしていると、“ほら、そこにいる!“
悲鳴を上げずに恐怖する女性の図としては、本作のシガニー・ウィーバーと『羊たちの沈黙』(’91)のジョディー・フォスターが双璧だと思う。

一人、また一人と登場人物が犠牲になっていく密室恐怖映画のパターンを、『スター・ウォーズ』で活劇の舞台として市民権を取り戻したばかりの宇宙に持ち込んだことに、当時は驚き、恐怖した。
「怖い」という評判が広まったために、逆に劇場へ行いかなかった人も私の周辺には多くいた。

宇宙SFとホラーをかけ合わせた新しいスタイルは、シリーズ化されただけではなく様々な亜流を生み出すテンプレートとなった。
ダン・オバノンとH・R・ギーガーとリドリー・スコットによるこの発明は、画期的だったのだ。

私の記憶が確かなら………………
『悪魔の受胎』(’81)というイギリスの低予算映画があった。日本でロードショー公開されたかどうかは知らないが、私は1985年に企画上映でこれを観た。
下品で非道徳的で陳腐な映画だった(内容はほとんど覚えていない)が、怖がらせ方だけは本家を超えていた気がする。
『エイリアン』が人の体に寄生するのを受胎のメタファー(エイリアンのデザインがペニスを彷彿させるため)だと評す意見があって、それをまんま頂いた映画だったが、実はこの映画の脚本はイギリスで『エイリアン』が公開される前に完成していたとのこと。亜流ではなかった…m(_ _)m

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kazz

5.0スター・トレックの『艦隊の誓い』にも示されている。

2024年11月18日
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アンドロイド爺さん♥️

5.0SFの歴史を変えた名作

2024年9月29日
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異星人とのリアルなコンタクトを描いた「未知との遭遇」、宇宙の冒険アドベンチャー「スター・ウォーズ」と並んでSF映画の初期三部作の1つにもなっている名作だが、1979年の作品なんて存在すら知らない世代が増えて来たのは悲しい現実である。実際私も平成生まれの為リアルタイムで劇場で鑑賞した世代ではないが、リバイバル上映は勿論出向き、今の希望としてはIMAXで観たい位のファンである。何回観ても本作の完成度の高さに脱帽し、これを超えるSFホラーは今でも無いと断言できる。
H.R.ギーガーがデザインしたエイリアンことゼノモーフのビジュアルは一度見たら忘れられないインパクトがあり、エッグの状態から成体になるまでの過程も丁寧に描かれている為、誰が見ても宇宙最強の完全生物だと分かるだろう。
基本はエイリアンから逃げるか戦うかの攻防戦となる訳だが、今後のシリーズでも度々登場し、ゼノモーフさながらのブラック企業、ウェイランド社の陰謀だったり、初見だと驚く様な裏切りや、登場人物の意外な正体が明らかとなったりと、120分以内に収めた本編でぎっしりと詰まっている。また、本編では明かされない「スペースジョッキー」などのあえて謎のままにしているエイリアンの出所など、見応え十分な要素が多く用意されており、観客をどっぷりと世界観に浸れる様に良く練られている印象だ。
正直今観るとしょぼく感じる部分も当然あるが、今から百年以上も後の話なのに使っている機材がレトロ感満載なのも「味」として楽しめるのではないか。むしろそれだから良いという部分も当てはまるだろう。現代の思い描くSF的世界観でエイリアンが暴れるのも良いが、どこか古臭くて薄暗いディストピア的描写の方がよりゼノモーフの存在を引き立たせてくれるのではないか。
2003年にディレクターズカット版が公開されているが、劇場公開版では安否不明だったダラス船長が登場する等のシーンが追加されたりしている。勿論両作品とも鑑賞済みだが、どちらも無駄の無いストーリー展開であり、この先も語り継がれてほしい名作だと思う。

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Mina

4.0何度見ても面白い

2024年9月25日
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楽しい

怖い

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吉泉知彦

5.0何度でも観たくなる

2024年9月23日
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怖い

興奮

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nayuta

4.0タイトル画面カッコイイ!

2024年9月20日
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Peinyo

4.0ジワジワ来る恐怖‼︎

2024年9月15日
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怖い

ロムルスを観たので過去作も観ようと思いまず1作目を観ました!

ロムルスと一緒でエイリアンはやっぱり怖いし、気持ち悪かった!
ロムルスを先に観ていたので、ロムルスのあのシーンはこのシーンをオマージュしてたのか!とかあのキャラクターが出てる!などこういう感じでも楽しめました!

古い映画ですが、名作と言われるだけあって今観ても完成度が高いと感じれてとても面白かったです!

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たいやき