「スパーキーがリアル過ぎるΣ(゚Д゚ノ)ノオオォッ」フランケンウィニー 初台験さんの映画レビュー(感想・評価)
スパーキーがリアル過ぎるΣ(゚Д゚ノ)ノオオォッ
ティム・バートンはほんと犬が好きなんだな~(・∀・)
この映画に出てくるスパーキーはブルテリアっていう犬種だけど、俺は犬好きではあるいけど正直あんまり可愛いとは思えかった(;´Д`)
だって顔は不細工だし(あくまでも個人的感想)歩き方がぎこちない感じがしてどうしてもねえ(;・∀・)
でもこの映画観てからブルテリアが好きになりましたよワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪
とにかくあのよちよち歩きがリアルだし、顔もデフォルメしてるけどかなり表情豊か。
人間以上に喜怒哀楽がはっきり分かる(・∀・)イイ!!
むしろ人間の方が表情が感じられない人が多くて恐い(゚∀゚ ;)タラー
この映画はティム・バートンがディズニーのアニメーター時代に作った30分足らずの映画のリメイクで、いわばバートンのデビュー作と言ってもいい映画(゚Д゚)
だからあえて白黒にしてるし、映画が始まった直後にスパーキーのストップモーションアニメをヴィクターが撮影してるというシーンから始まる。
内気で科学マニアのヴィクターは、愛犬スパーキーだけが心の拠り所だったけど、そのスパーキーが交通事故で死んでしまう。
それから心にぽっかり穴が開いた状態が続いてたけど、ある時科学の授業でジルクスキー先生が死んだカエルに電流を流すと筋肉が動くのを見せて、これでスパーキーを生き返らせることが出来るかも知れないと思い立って、墓場に行ってスパーキーの死体を掘り起こして、雷の日にスパーキーの死体を凧を使って上空に上げて落雷を浴びせる。
その時の屋根裏部屋にある機械の造形のすさまじさ(・∀・)イイ!!
確かオリジナルもこんなような装置だったんじゃないかと(・∀・)ウン!!
小学生の子供がどうやってあんな機械を作れるんだ?ってくらいの、マッドサイエンティストっぽい大仰さと不穏さがΣd(゚∀゚d)イカス!
スパーキーは見事復活したものの、周囲にばれたら大変だから屋根裏に隠すことにしてはいたが、そこはやはり犬の性、じっとなんかしてられない(;・∀・)
たちまち周囲にばれるし、科学展に出展するため俺も死んだ動物を生き返らせたいとクラスメートのエドガーが言い寄ってくる。
死んだ金魚は透明になって生き返るけど、結局長生きしないで死んでしまう。
ジルクスキー先生になぜうまくいかないのかを聞いてみると、「1度目の実験には愛があったが、2度目の実験には愛がなかった」という回答。
しかしこの金魚はすぐに死んでしまったから、もしかしてスパーキーも長生きできないのでは・・・と不安に。
結局ジルクスキー先生は、生徒に不適切な実験を見せたと糾弾されて学校を去ることに。
その後口を滑らせたエドガーによって噂がクラス中に広まって、クラスメートがとにかく色んな動物を生き返らせる。
ところがそれが大騒動の始まりで、生き返った動物は怪物になって次々と人に襲い掛かる∑(゚ω゚ノ)ノ
亀の死骸に落雷を落としたら、ガメラを彷彿とさせる巨大な怪獣に変身して町を襲い出す。
この映し方も『クローバーフィールド』よろしく人間目線で怪獣の巨大な足を映すことで恐怖感を効果的に表現できてると思う(゚д゚)イーヨイイヨー
つうかあの撮り方完全に『ガメラ3』じゃないのΣ(゚Д゚ノ)ノオオォッ
亀を生き返らせるのは日本人の「トシアキ」で、このあたりも日本映画へのオマージュが感じられてイイネ♪d('∀'o)
そしてプールにシーモンキーを流して落雷を落としたら、そのシーモンキーはグレムリンを彷彿とさせる怪物になって襲い掛かって来る。
町に来て電話ボックスの中に逃げ込んだ人に襲い掛かるときに、ガラス越しにべたべたくっ付くシーンはかなり迫力あるし恐いガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
そしてコウモリに落雷を落とした途端猫と融合して、ゲゲゲの鬼太郎のこうもり猫みたいな化け物に工工工エエェェ(゚Д゚)ェェエエ工工工
そしてこの猫は元に戻ることなく死んでしまう(ノ∀`)アチャー
猫の糞の不吉な予言と言い、あの無機質なたたずまいと言い、そしてこの回収・・・
バートンはとにかく猫が嫌いなんだな~~~~(;´∀`)
そしてペット墓地にあるでかい陵墓に埋葬されてるミイラが生き返った時のあのしょぼさ!!!アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!
スパーキーが生き返ったことを知った町の人たちは、化け物犬として排除しようと山の上の風車小屋まで追い詰めていくが、誤って市長が持ってる松明が小屋に燃え移って、さらにその小屋にはこうもり猫にさらわれた市長の娘がいるという危機的状況o( ゚Д゚)oブンブン
そこでスパーキーが救い出すが、力尽きてまた死んでしまう。
そこで町の人が車を持ってきてそのバッテリーを使って再度生き返らせようとするが、ヴィクターは「もういいよ、戻って来なくても」と声をかける。
さすがに二度目は無理か・・・
と思いきや
ふっかーーーーーーっつイェ──ヽ( ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノ──ィ
そして終わり。
オリジナルでも同じエンディングだし、これはこれでいいと思う(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚ )スペシャルウン
スパーキーはまた生き返って台無し(´Д`)ハァ…っという意見もあるだろうけど、バートンは傲慢な大人の改心をメインのテーマに持って行こうとしてるわけだから、これでいいんですo(`・д・´)o ウン!!
ヴィクターも命の大切さをお父さんに怒られて気付いたわけだし、「もういいよ、戻って来なくても」って声をかけてるわけだから、成長もできてるからいいんです(*´・д・)*´。_。)ゥミュ
とにかくスパーキーの可愛さとリアルさには脱帽しますわ( ・∀・)アヒャ
しかし30分足らずの短編映画とはいえ、バートン良く最初にこんな映画作ったな~(´・ω・`)
とにかくバートン映画おなじみの人間の造形と犬に対する愛情、そして猫に対する憎悪(笑)がこれでもかと感じられますな(^_^)
もうちょっと猫に対しても愛情を持ってもいいんじゃないかとは思うけどねえ~(´-∀-`;)
でも気軽に見られて、色んな過去のホラー映画や特撮映画、アクション映画を思い出す懐かしい感じの映画でいいと思う。
そしてこの映画はディズニー映画という、一度バートンが作った映画をボツにしておきながら今度またリメイクさせるという、正にこの映画と同じく「死んだものを生き返らせた」訳ですな(∩´∀`)∩ワーイ
この映画結構長く語り継がれる映画になると思う(・∀・)