劇場公開日 2012年12月15日

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「残念な出来」フランケンウィニー テツコさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0残念な出来

2012年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

全編白黒映像で、ストップモーション手法。その辺古風な雰囲気は多少あるけど、凝ったわりに普通のCGアニメとそれほど変わらない印象。ぶっちゃけちょっと見づらいだけ。
映画は前半が『ペット・セメタリー』、後半が『グレムリン』みたいな感じ。ファンタジー色あふれる内容にホラーのふりかけをかけた構成。個性は薄い。
ストーリーも行き当たりばったり。死んでしまった飼い犬に雷が落ちたらいきなり蘇生する展開だけど、生き物が都合良く簡単に死んだり生き返ったりは、見ててあまり気持ちのいいものではないね。子供にも悪影響を与えそう。
古典的表現を前面に出したモノクロ作品、けどなぜか最新鋭の3D加工。しかしどちらにも映像的な意図は見えなかった。これ普通にカラー2D公開でよかったんじゃない?
ラストの爽やかさとエンディングテーマの良さで後味は悪くないだけに、あれこれ目立ついくつかの欠点が残念すぎる。

ジョン