「スパーキーがとっても可愛い」フランケンウィニー Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
スパーキーがとっても可愛い
なにかとひねりが多いティム・バートン監督作品。 個人的に苦手イメージが強いのですが、本作品は割と理解しやすい。 ペット・ロスを経験した者としては すっと感情移入できて 思いがけず号泣。
『コープスブライド(2005)』や『ナイトメア・ビフォアー・クリスマス(1993)』と同じく“キモ可愛いキャラクター”で溢れていますが、ひとつ違う点は モノクロ作品であること。 ストーリーが理解できる小学生くらいならいいと思いますが、小さなお子さんには(色が無くて)退屈に感じるようです(場内、ちょっと騒がしかったです)。
声出も個性的&バートン監督お気に入りメンバー。 主人公のヴィクターを演じたチャーリー・ターハン(『きみがくれた未来(2010)』でザック・エフロンの弟を好演)、隣に住んでいるエルサを演じた ウィノナ・ライダー(『シザー・ハンズ(1990)』)、ヴィクターのママを演じた キャサリン・オハラ(『ホーム・アローン(1991)』のママ)、科学の先生を演じた マーティン・ランドー(『やさしい嘘と贈り物(2008)』などなど、ソフトな喋りと独特の間合いで キャラクターに命を吹き込みます。
後半は コピペのような見たことがあるような苦笑いしてしまうシーンもありますが、そこも狙いだと言うならご愛敬ですね。 画的には普通なんですが、スパーキーがとっても可愛い。 今回は2D鑑賞だったので、3Dもぜひ観たいです。 プロローグの“モノクロ・シンデレラ城”もお見逃しなく!
P.S. 作品プレビューはネタバレに近いと思うので、(鑑賞前に)見ない方がいいと思います。
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