ハッピー・ゴー・ラッキーのレビュー・感想・評価
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【”いつでも笑顔で、前向きな気持ちで生きて居ると幸せは自然とやって来る。”今作は、いつも笑顔の小学校教師と、堅物教習所先生の掛け合いを軸にした素敵なヒューマンコメディである。】
■いつも笑顔のポピー(サリー・ホーキンス)は小学校低学年の教師。親友のゾーイ(アレクシス・ゼガーマン)とルームシェアをして、車の運転を堅物男スコット(エディ・マーサン)に習い、フラメンコも情熱的な女性教師に習っている。
乱暴な生徒ニックの事情をキチンと聞いてあげる心優しき女性である。
そんな彼女にニックのソーシャルワーカーとして来たティム(サミュエル・ルーキン)と恋に落ちるが、その現場をスコットに見られて、何故かスコットは乱暴な運転をしてしまう。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・英国映画が好きである。何となく、品性が感じられるからである。そして、英国俳優はほぼ好きなのであるが、”この人が出演していると英国映画だなあ。”と思うのが、エディ・マーサンであり、サリー・ホーキンスである。
・サリー・ホーキンスもエディ・マーサンも誰もが認める名優であるが、今作ではヤッパリこの二人の教習車内での遣り取りが何だか可笑しいのである。
サリー・ホーキンスの笑顔って、色んなパターンが有って、少し薄幸な女性を演じる時には、上目遣いの困った様な笑いをするし、今作の様な明るい女性を演じる時には弾ける様な笑顔を浮かべるのである。
・ホーキンス演じるポピーは、学校で乱暴を振るうニックの家庭の事情を優しく聞いてあげるし、ルームシェアしているゾーイとも楽しそうに過ごしている。
・堅物男のスコットの車で、運転を習う時にも注意されているブーツを何時も履いていて、怒られるがニコニコと笑っている。
けれども、スコットがポピーとティムがキスしている所を見て、怒って乱暴な運転をしたときには、ポピーも起こって彼の車のキーを取り上げてしまうのである。
どう見ても、スコットが自分とは違うポピーの事が好きな事が見え見えである。
けれども、ポピーはそんなスコットには、いつもの笑顔を封印して彼の行いを許さないのである。
<今作は、人生で小さな小波が起きても、いつでも口角を上げて、笑顔で生きる事の大切さを、英国俳優の名優であるサリー・ホーキンスとエディ・マーサンの遣り取りを軸に描いたヒューマンコメディなのである。>
Calm Down!『消えちゃった。まだ、さよなら、言ってないのに』
マドンナ側から見た『男◯つらいよ』運転教官のやってる事は『フ◯テンの寅』と同じ。ちゃんと髭くらいそって、妄想抱かない。『ア〜ァ』とため息ついて『奮闘、努力の甲斐もなく今日も◯の
日が落ちる リ・フ・レ・イ・ン』って、それこそ、雌雌◯◯ない?(差別)
つかみは良かったし、おっしゃりたい事も分かるが、やはり、男目線な所は残る。大変に残念なストーリーだ。
原題 Happy-Go-Lucky
製作年 2008年
製作国 イギリス
劇場公開日 2011年8月13日
上映時間 118分
照らす
「ポジティブシンキング」
そんな言葉が世の中をひとり歩きしています。でも、なんか無理矢理言わされてる感があるし、浅はかに聞こえるんだよなぁ。
主人公ポピーは、そんな「ポジティブシンキング」の人。テンション高すぎるし、誰にでも話しかけるし、何でも良い方向に考えるし。
だけど、彼女には「ちらほら」と陰が見える時があります。「ポジティブシンキング」の象徴として描かれる彼女は、私が思うよりも、無理矢理でもなく、そう単純な人間でもなさそうなのです。そう、単純じゃない。
「あんたは漕ぎ続け、私は笑い続ける。」とポピーは笑顔で言う。
そうなんだ、人にはそれぞれの役割があるんだ。ネガティヴな部分があったって、いろんなトラブルにあったって、いい人辞めたらって言われたって、それでもいい人の役割を与えられた人がいる。暗闇が分かるからこそ、暗がりから人を照らすことができる人がいる。
マイク・リーは、またもや私の地中の奥深くに複雑で愛しいポジティブという種を蒔いてくれました。まるで、ポピーが芽がでる様にと照らしてくれている様です。
そう、「世界に笑顔を!」が芽になるんだよね。
幸せは歩いてこない♪だ~から歩いていくんだね♪
8月13日より
ヒューマントラストシネマ渋谷で始まっている
“三大映画祭週間2011”
“カンヌ・ベルリン・ヴェネチア”
外国三大映画祭で、いずれかの賞を受賞するも、
まだ日本で一般公開されていない作品を一気に上映しましょう!!
そんな企画で開催されているプチ映画祭。
今作はオープニング作品♪
全9作品を鑑賞予定ですので、
順番に感想を書いていければと思います(笑顔)
☆彡 ☆彡
セリフのやりとり、
フラメンコを習うシーン、
自動車教習所の先生との会話、
共感ポイントで大きく頷きながら、
これまた大きく笑わせてもらいました(笑顔)
主演のサリー・ホーキンスが
2008年ベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)受賞。
30歳の年齢を感じさせない、
人生を心の底から楽しもうとする
飛びっきりに明るい姿を好演していました。
10年来の親友に
「いい人になるのを止めたら」と
言われてしまうのが玉に傷なのですが(苦笑)
今作で一番印象に残ったのは、
そんな彼女の犠牲者?となった
自動車教習所の男性教官役を演じたエディ・マーサン。
どっかで見たことがあるよな。。。
こんな個性的な役者さんを忘れるはずもない
『アリスクリードの失踪』(11)で
ホモの犯人役を演じていた強面の俳優さんでした❤
今作中の役柄設定と、
私もほぼ同年齢だと思うのですが、
この教官のような体験、私もあります(恥)
男って、基本、バカですから、
女の人に、こんな風に接しられちゃったら、
自分に気があるんじゃないかと、誤解しちゃいます。
そして、自分の中で、勝手に盛り上がって、
あれこれ、妄想の世界を作り上げちゃって、
気がつくと、自分の中では、既に付き合っていることになっている(苦笑)
そんなアホな経験をしてますから、
エディ・マーサンの演技はドツボ&共感ビーム発しまくり。
あるワンシーンなんて、
本当に顔が赤面しているように見えたくらいですからね。
ラストシーンには、
人生は長い、人生には小波もたつ、
人生は何処に進んでいくかわからない
暗示が込められていたと思うのですが、
私には、それよりも作中でエディ・マーサンが、
その後どのような人生を送ったのかが非常に気になりました。
イコール、それは、
自分の人生も非常に気にしている表れでもあるんですけどね(苦笑)
☆彡 ☆彡
女性目線から見ると、
サリー・ホーキンスの
前向き爆弾っぷりは、憧れの対象になるかもしれません。
個人的には、フラメンコの女先生の
スペインならではの、情熱あふれる
一人自爆芝居が大笑いのポイントでした(笑)
いつも笑顔でいれば幸せになれる
いつも幸せでいれば幸運は訪れる
今回のプチ映画祭の上映作品は全9作品。
残りの8作品にも、期待できそうですね(満面の笑顔)
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