「『るろ剣』としてみれば・・・」るろうに剣心 てんてんさんの映画レビュー(感想・評価)
『るろ剣』としてみれば・・・
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ジャンプ黄金期を支えた一柱、歴史に残る傑作。
待望の映画化。
結論から言えば、映画としては上出来。
アクション、殺陣の見栄えもよく、洋画に引けを取らないシーンがつくられていた。
原作を知らない人でも『るろ剣』の世界に浸れるよう配慮がなされていたと思う。
(剣心の傷の件はおしゃべりが過ぎていたと思うが・・・。)
ただ、しかし原作の『るろ剣』を愛してやまないファンからしては、なかなか良しとは言えない部分も多い。
やはり原作とのキャラクターとの違いは許容しがたい。
斉藤一、戌亥番神、外印、この三人が映画に傷をつけた気がする。
「悪・即・斬」も誰にも飼われない壬生の狼はこの映画にはいない。
無敵鉄甲を振りかざし、おらーひゃっはーな筋肉バカはこの映画にはいない。
もちろん、からくりあるてぃすとな外法者じぃさんもいない。
ならば原作のキャラ名を使わずとも、劇場オリジナルキャラで良かったのではないか?
原作があるものにはファンがつきもの。
そのファンをうねらせるべく、制作者はファンのために人物再現に重きを置いてもらいたいものである。
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