人生はビギナーズのレビュー・感想・評価
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結構いい
邦題が変っていうことは置いておいて結構いい映画だった。こういうリラックスして観れる感じが良かった。
お父さんがゲイっていうことを知って、やっと子供のころの謎が解けたんじゃないだろうか。子供として両親が愛し合ってたか気になるのはよくわかる。少し自分と重ねて観てしまった。ちょっと変わったアナと出会ったオリヴァー。アナはオリヴァーのお母さんとなんとなく重なるところがあった。38歳になっても独身でほとんど結婚は諦めていたようなものだったオリヴァー。そこにアナが現れる。アナは少し変わってるし付き合いも簡単なものじゃなかった。オリヴァーは何度も思う悩むしアナも同じ。でも誰でも未経験で知らないことばっかりなんだと思う。
このアナ役の女優さん、グランドイリュージョンにも出ててすごく綺麗。グランドイリュージョンの時はもう少し英語がフランスよりだったような。
while I understand up to 150words.-I don't talk.
今日は、しっとりとした映画観ましたょ。
ユアン・マクレガー主演「人生はビギナーズ」。
38歳で独身のオリヴァー(ユアン・マクレガー)は、
母親が亡くたったあとで 父・ハル(クリストファー・プラマー)から
「私はゲイだ」と カムアウトされる。
それからのハルは、「ゲイクラブ」やパーティー、若い彼氏などをつくり、人生を謳歌していた。
ハルは末期ガンに冒され、余命わずかしかなかったが、とても前向きで、そのことにオリヴァーはとても戸惑った・・・。
母とは?
母とは愛し合っていたのか?
母のことや、人生のことや、色々なことを父と語り合った。
そうしていくうちに、父の苦悩や 父と母との関係など
父が悩みながら生きてきたことを知った。
しかし、父が亡くなり オリヴァーは またふさぎ込んでしまう・・・。
そんな時、友達がパーティーに誘ってくれ、父の忘れ形見の犬 アーサー(コスモ)を連れてパーティーへ向かった。
その会場で、チョッと不思議な女性 アナ(メラニー・ロラン)と出会う。
最初は、もう少し明るい感じの作品なのかなー?って思ってたけど、
明るいのはお父さんのハルやそれを囲むゲイ仲間で、
全体的に思い悩むシーンが多いように思った。
オリヴァーの回想シーンなどのほか、時系列がバラバラだけど
逆にそうすることによって オリヴァーの心の動きが表れているようで決して観にくくはなかったかな。
それと、最初にニコッとしてしまったのが、アーサー役のジャック・ラッセル・テリア「コスモ」ですね!
主人公が、とても可愛がっているんだけど お話(心で)するんです。
「while I understand up to 150words.-I don't talk.」って感じで。
なかなかの名演技です。
「次は何言うんだろ?」って、カナリ気になっちゃいましたw
続きは 実際にご覧になって確かめてくださいね。
とにかくユアンが素敵
ユアンマクレガーが魅力的すぎる。なんだ、あの寂しげで潤んだ瞳は。
こういうオシャレな雰囲気、嫌いな人もいると思うけど、
気づいたら目が離せなくなって、ユアンが涙ぐむところで ああ great greatだ、、って一緒に泣いてた。
もう一度観たくなって借りてしまうだろうなーかなりオススメです。
ぬーん、がっかりパターン
タイトルも予告編も素敵だったので
結構期待していたのですが、
期待外れたパターンでした。
ただ、思ってたよりも
普通じゃない人たちのお話で
なんだか共感があまりできず
そのまま見終わってしまいました。
お父さんとの場面とかは素敵だったんだけどな。
私として惜しい!って思っちゃう
不完全燃焼な感じになりました。
皆、人生初心者
38になっても独り身で奥手なオリヴァーは、ある日、癌患者の父からゲイである事を告白され…。
見る前とは少々印象が違った。
もうちょっとコミカルな内容かと思ったら、意外と静かに淡々と進むし、時系列もバラバラ。
よくある笑って泣ける感動作を期待すると肩透かしを食らうかも?
メイン3人の演技は素晴らしい。
ユアン・マクレガーは、こういう繊細な役を演じると、本当に線が細そうな人物に見えてくるから面白い。
オリヴァーの38にしての初の恋のお相手、メラニー・ロランはやっぱり綺麗。
そして何と言っても、本作でオスカーを受賞したクリストファー・プラマー。軽妙で味わい深い名演は必見。
癌宣告を受けたにも関わらず、余生を謳歌する父。
なのに自分は、いい年なのに、人生を楽しめていない。
そんな父に感化されるオリヴァー。
恋をする。人生を再スタートさせる…。
不器用な生き方だけど、手探り手探り、人生を見出していく。
そうやって見つける幸せもある。
だって、皆、人生初心者=“beginners”なのだから。
ハートフルな感動作ではないが、しみじみとした人生讃歌。
素敵な映画だが‥
‥だが‥
◇映画経験値や偏差値は高め/だ‥
同じく‥
字幕も多く&早くて‥
展開も時系列をシャフルしてるので‥
◇劇場よりDVD向き/でなかろうか‥?
見るのに‥或る程度の資質が要るかも?
知らずに借りたら‥
アカデミーからんだ一作だった(・ω・)ノ
単純明快/ザ・ハリウッド!的なのが好きな‥俺好みの映画では無い‥。
‥無いが‥↓
素敵な一作!
♪Eマクレガーは‥ホントに素敵な俳優サンで‥
♪Mロランはホントに素敵な女優サンだ!
☆評は‥
DVD100円水準にて‥(^-^)
DVD買う度⇒④★★★★★
モ、1回見たい度⇒③☆☆☆
オススメ度⇒②〜④♪♪♪♪?
デートで見る度⇒③◎◎◎
観る相方o(^o^)o】どちらかと言えば‥女子向きか?
観た後のお店】パシフィックキュイジヌ?カルフォルニア的なダイニングへ‥。
観た後の飲み物】白ワイン飲みたくなった(o^-')b
〜〜〜〜〜
◆事前の予習検索ワード◆
ミルク議員/アメリカ社会における同性愛者考察/フレンチ・ユダヤ等のマイノリティ考察
↑予備知識が無いと‥ぽかんとしちゃうかもよ?
伯爵・・【準品質保証作品】に認定(*^^)v
自然な呼吸でみせてくれました
映像も好き、音楽も好き。いい感じにこじんまりした、いい作品でした。
子どもにカミングアウトされたら…は想像しないでもないが、さすがに親からっていうのはノーマーク、察するに余りあります。
ユアン・マクレガー演じる主人公オリバー、繊細でシャイで地味な方向にちょっとズレてて、応援せずにはいられませんでした。父親の若い彼氏から繰り返される問いに真摯に答えるのが印象的でした。
「それは、僕がゲイだから?」。一緒に思いをめぐらせました。
ちょっとした変人ばかりだけれど、しっかり描かれ一貫していて気持ち良かったです。
キャスティングがぴったりで、名優達が自然な呼吸でみせてくれました。
それにワンちゃんが名演技!売れっ子くんなんですってね、モサモサが可愛らしいです。
わんこザムービー
物語運びが非常にユニークですね。
話の冒頭でイキナリ父が「ゲイ」と明かすところも中々イキだなー、と。
主人公オリバー(マクレガー)のモノローグで様々な年代の時系列を目まぐるしく移行し2003年の舞台・現在と対比させ、その時々に父がゲイであった事実の「ああそう云えばあの時」感と、母は一見奔放でありながら心に何か得体の知れないモノを抱えていたことを示唆し、現在から数年前の父のゲイカミングからの闘病生活模様を挟みつつ、一人の女優アナ(メラニー・ロラン)と奇妙な出会いを果たし恋に落ち、そこから僕らはどうなっていくんだろう、という、まあ複雑に見せて話は単純で、見せ方、控え目なユーモア感、軽いコメディ要素、別にマイノリティーに偏見を持ってるつもりはないのに、しきりに父のパートナーから「偏見を捨ててくれ」的に云われる感じとか、何だろう、そういう語り口が全部心地よく楽しかったです。
映画を包む雰囲気が兎に角優しいんですよね。
それで、まあそれは置いといて。
自分が一番言いたいのはそこじゃないんですよ。
犬なんですよ、この映画は。
犬!犬が可愛い!
親父からの唯一の忘れ形見、アーサー君!
オリバーの後ろをチョコチョコ付いて回るし、字幕で語りかけて主人公の話し相手になって上げたり、家に置いてかれると悲しげに鳴くし。
もう!「もう何だこの愛らさは!」と!
「何だこの傍に置いときたい感は!」と!
あんなキョトンとした顔されて話しかけられたら一日中でも語り合いたいぐらい!
オリバーだけじゃなく、一旦仲良しになったらアナの後ろ付いて歩くし、ゲイ役のゴラン・ビシュニックにべったり懐いたり。嗚呼!俺にも懐いて欲しい!
自分犬飼ったことないんですけどね、ジャック・ラッセル・テリアって云うんです?飼いたくなりましたよ本当!
この忠犬名犬迷犬アーサー君のお陰で、主人公オリバーの深い喪失感がどれだけ中和されたことだろうか、という。
たぶん、この映画の7割8割方はアーサー君がイイトコ持ってっちゃってます。
マクレガーもメラニーもクリストファー・プラマーもお株取られちゃってます。
いやー、とても良い犬映画でした。
いつでもビギナーズ
淡々と進んだり、戻ったりしながら静かにこの映画は進んでいきます。
まるで大人になってからの人生のようにゆっくりとメリハリを感じることもなく『いつものように』
いつものように静かに日々は流れながら、
ある日突然『いつも』が『初めて』に変わる日が訪れる。
人生は子供の頃だけじゃなく、73歳だろうが35歳だろうがいくつでも、いつでも『初めて』の連続だ。
妻に死なれてしまうのも年の離れた彼氏が出来るのも、フレンチの彼女が出来るのも母親が死んでしまうのも、ゲイの父親とその彼氏と付き合うのも、いつも『こんなことは初めて』なのだ。
『初めて』があり『新しい』が始まる。
しかし始まってしまうとまた『いつも』がゆっくりと戻ってくる。
『いつも』は時に『過去の自分』と『葛藤』を運んでくる。
人は人と出逢って関わることによって
『初めて』と『始めて』が出逢い新しい自分とも出逢えるのである。そしてまた『いつも』が戻ってきて。
この淡々とした進行がとてもリアルにそんな人生を感じさせてくれました。
私はこの映画を観てこれからいくつになろうとも、これからの人生が楽しみだなぁ~と思えました。
これからの『初めて』と『始めて』が、今出来ないこと、今の自分と違う自分に出逢えるチャンスになるだろうと思えた、それが嬉しい作品でした。
メッセージは前向き
もうちょっと明るい雰囲気を想像していたのだけど、思いのほかしっとりというかしんみりというか。
マイク・ミルズ監督の作品は初めてでしたが、「サムサッカー」とかもこんな感じなんでしょうか。伝えたいメッセージはちゃんと前向きに終わってますけど。
若干、時系列をいじりすぎな気もしなくはないですが。それゆえに伝わりにくくなってしまっている部分も少しあるような、ないような。
でも、犬がかわいい。
メラニー・ロランもあいかわらずかわいい。髪の毛ボサッとしてても似合ってるもん。
ちょっとボケ味
ガンの宣告、ゲイの告白、オリヴァーとアナの運命的な出会いと別れ、父の余生の生き方というのが物語のポイントだが、予告篇やHPなどから得られる【あらすじ】と本篇では、その時系列が大きく異なる。
そのためもあって、父親によるゲイの告白が、予告篇で見るほどインパクトを発しない。
アンとの出会いと別れは、父親の最後の生き様と同時進行ではなく、オリヴァーが生き方を見つめなおす過程が、物語のプロットのラインにすっきり乗り切らない。
編集で過去と現在を行き来しつつ、大筋では同じ事を伝えようとしているのだが、全体にボケ味になってしまった。やはり、がんの宣告、衝撃の告白、戸惑いの中での出会い、破局と父の生き様という順序の方がしっくりくる。または、編集でそう見せることもできたはずだがキレが悪い。ボケ味の原因は編集とも言える。
出演者は文句なし。
ユアン・マクレガーは、どこか優雅で物腰が柔らかく、声を張り上げないゆったりした喋りで品がある。父親のように思い切った行動をとれず、母親との思い出に浸る、38歳にしてナイーブな男を上手く表現している。
クリストファー・プラマーは、自分に素直に生きることの喜びを表現し、老齢ながらも色気を発する演技はさすがだ。
メラニー・ロランは、正体が謎の登場から、自分の居るべき場所を求める姿まで、不思議な魅力を振り撒く。いま、ノリにノッてる女優のひとりだ。
オリヴァーの少年時代に出てくる母親役のメアリー・ペイジ・ケラーも魅力的。満たされない心のはけ口を求める少し奇妙な行動が、やがてオリヴァーの人間形成に影響を与えていく。
そして雑種犬のコスモの絡みが楽しい。愛犬アーサーは、オリヴァーにとってたった一人の家族。鳴かれると心配でたまらず、鳴かないと忘れられたようで哀しい。まるで自由奔放に生きた父親の呪縛から逃れられず、あがいているようだ。
「ビギナーズ」とは、不器用な人々
という意味だと思う。
愛とか恋とか、そういった感情以前の
他人とのつながりを、うまくとることが出来ない人々が
編み上げた一枚のタペストリーが、この作品。
時系列を無くしたストーリーの構成は、
戸惑いを覚えるかもしれないが、登場人物の感情の波長が、
観るものの心の波長と重なったとき、
彼らの気持ちは、映画の中のタペストリーに織り込まれる。
最近の中ではベストの1本。
父から息子へ贈った最後の言葉
突然、父ハル(クリストファープラマー)からゲイだと告白された息子オリヴァー(ユアンマクレガー)。
一方で、新しい恋人をつくり、仲間とのパーティやエクササイズに精をだして、愛にあふれた人生を謳歌する父。
この対照的な二人を軸に、織りなされる親子の物語。
不思議なことに、父がカミングアウトをしてからのほうが、お互い素直に心を開いて、あらたな親子の交流がスタートする。
相手が素直に心を開けば、その受け手の心もまた正直に向き合おうとする、その純粋な関係性が心地よい。
しかし、息子が少しずつ父親を理解して来たころには、父親はもうこの世にいない。
ふさぎがちな日々が続いた時、その喪失感を埋めてくれるかのように現れた一人の女性アナ(メラニーロラン)。
父の最期の人生が後押ししてくれるかのように、
オリヴァーはアナと素直に心を開き、愛を確かめ合っていく。
原題である「Beginners」
その言葉がこんなにも大きな意味を、大きな希望を与えてくれるとは、
この映画に出会うまで考えたこともなかった。
これからの人生、大切に胸にしまっておきたい貴重な作品だ。
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