「映像は綺麗」スノーホワイト churinさんの映画レビュー(感想・評価)
映像は綺麗
クリックして本文を読む
映像は綺麗だけど、内容がいまひとつ。
作品の解説では、「王女の刺客として送り込まれた狩人から、様々な戦いの手段を学んで王女に対抗していく」という内容だと書かれているが、実際は大きく異なっている。戦いの手段など特に無く、狩人と意気投合し共に行動するようになった初期の頃に、ただ一言「お前は小柄だから、相手が懐に入ってきたところでナイフを刺せ。死ぬまで抜くな」の助言をされた以外は特に何もない。最終的に、王女をナイフで刺して倒すことになるので良いのかもしれないが、別に特別な技術を身に付けたわけでもなく圧倒的に強い王女に運よく勝てちゃったような終わり方(死ぬ前に抜いてるし)
CGや特殊メイクを駆使しているので映像はそれなりに楽しめるが、後に残るものが無い。また、王子のウィリアムの存在感が薄すぎるのではないか。作品冒頭で、二人の幼少期から入って仲の良い平和な世界が描かれている。白雪姫といえば、毒りんごで倒れた時に王子のキスで目覚めるシーンが印象深い物である。しかし、本作品ではキスされても無反応。その代わりに、希望の光が無くなり、この世界はもう終わりだと飲んだくれていた狩人が、キスすると涙を流しながら復活。もう王子の意味無いよ・・・。王子あの様子見ていたら絶対引籠もるよ・・・。
白雪姫に必要な要素は全て出されてはいるが、必要性があまりないにも関わらず出している為、無理やり感が否めなかったように思う。
コメントする