「シャーリーズセロンは頑張ってたけど・・・」スノーホワイト ダーヴェルさんの映画レビュー(感想・評価)
シャーリーズセロンは頑張ってたけど・・・
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シャーリズセロンの熱演と雰囲気のある映像は○、クリステンの見えそうで見えないおっぱいは◎。ただ、他は期待はずれ。
とにかく、脚本がぐだぐだしてて何をしたいのかよくわからない(関係ないけど、最近のハリウッド映画はこのパターンが多すぎ!)。悪の女王をやっつけるという至極単純な話なのになぜこうなるのか?
ウィリアム王子と狩人のヒーロー2トップで微妙に三角関係を匂わせつつも、良く分からないまま終わってしまう構成も謎(まあ、原作童話からすると一応決着はついたとしていいのかもしれないが・・・)。曰くありげな魔法の鏡が壊されることもなく放置で終わるのも謎。特に伏線もなくスノーホワイトがトロルを宥めたりできるのも謎。
加えて、個々の流れや台詞回しもいまいち陳腐で乗り切れない。女王の弟に至っては、スノーホワイト引渡し前に報酬がウソとなぜバラスのか?そりゃ裏切られて当然だ!
あと、毒で倒れたスノーホワイトの前で狩人が亡き妻の思い出を延々と語るシーン、そういうのは説明台詞でやっちゃ駄目でしょ・・・。今一つ必要性を感じない船の村のシーンとか入れるぐらいなら、事前に回想でも入れて欲しかった。とってつけたような女王の弟=亡き妻殺害の真犯人という設定も、その時点で亡き妻の情報がほぼ皆無なせいで、だから何だよという感じだしね。
魔法の鏡の使用シーンや、砕け散る闇の兵士、不気味な闇の森など、ビジュアル的に光る部分が多いだけに脚本のチープさがもったいない。
総評として、つまらないとまでは言わないけど、劇場代1800円の価値はなかった。
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