「【”分解して入れたモノは、分解して出す。”真面目に働く人たちの年金を騙し取った大富豪詐欺師への、痛烈でスリリングな”お仕置き”を描いた作品。】」ペントハウス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”分解して入れたモノは、分解して出す。”真面目に働く人たちの年金を騙し取った大富豪詐欺師への、痛烈でスリリングな”お仕置き”を描いた作品。】
■超富裕層が暮らすザ・タワーのペントハウスの住人で大富豪の、アーサー・ショウ(アラン・アルダ)。
ウォール街の帝王である彼は証券詐欺事件で逮捕されるが、ザ・タワーで真面目に働く人たちの年金まで着服していた事実が発覚する。
管理マネージャーのジョシュ(ベン・スティラー)は、長年真面目にドアボーイとして働いて来たレスター(スティーブン・ヘンダーソン)が自殺を図った事で、怒り心頭に達し、ショウの部屋に分解して展示してあった”スティーブ・マックイーンの愛車、真っ赤なフェラーリ”をゴルフのドライバーで叩き壊し、ザ・タワーを首になってしまう。
だが、ジョシュ達、ホテルで働いていたモノ達は泥棒のスライド(エディ・マーフィ)に鍛えられ、アーサー・ショウの隠し金20億円を盗み出す計画を立てるのである。
◆感想<Caution!内容に触れています!>
・序盤は、ホテルで働く始めな人達のキャラクターを結構細かく描写していく。ちょっと時間かけ過ぎじゃない?と思っていたのだが、これが、最後半の鮮やかなる彼らの愚かしきアーサー・ショウの隠し金を見つけるキーになるのだから、ナカナカである。
・ベン・スティラーとエディ・マーフィの絡みのシーンは少し弱い気がするが、全てはジョシュがアーサー・ショウの隠し金を見つけ、協力してくれたザ・タワーで真面目に働いていた人たちの元に、分け前が届けられるシーンを観ると、実にスカッとするのである。
<今作は、真面目に働く人たちの年金を騙し取った大富豪詐欺師への、痛烈でスリリングなお仕置きを描く作品なのである。>
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