劇場公開日 2012年2月3日

  • 予告編を見る

「【”分解して入れたモノは、分解して出す。”真面目に働く人たちの年金を騙し取った大富豪詐欺師への、痛烈でスリリングな”お仕置き”を描いた作品。】」ペントハウス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”分解して入れたモノは、分解して出す。”真面目に働く人たちの年金を騙し取った大富豪詐欺師への、痛烈でスリリングな”お仕置き”を描いた作品。】

2025年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

■超富裕層が暮らすザ・タワーのペントハウスの住人で大富豪の、アーサー・ショウ(アラン・アルダ)。
 ウォール街の帝王である彼は証券詐欺事件で逮捕されるが、ザ・タワーで真面目に働く人たちの年金まで着服していた事実が発覚する。
 管理マネージャーのジョシュ(ベン・スティラー)は、長年真面目にドアボーイとして働いて来たレスター(スティーブン・ヘンダーソン)が自殺を図った事で、怒り心頭に達し、ショウの部屋に分解して展示してあった”スティーブ・マックイーンの愛車、真っ赤なフェラーリ”をゴルフのドライバーで叩き壊し、ザ・タワーを首になってしまう。
 だが、ジョシュ達、ホテルで働いていたモノ達は泥棒のスライド(エディ・マーフィ)に鍛えられ、アーサー・ショウの隠し金20億円を盗み出す計画を立てるのである。

◆感想<Caution!内容に触れています!>

・序盤は、ホテルで働く始めな人達のキャラクターを結構細かく描写していく。ちょっと時間かけ過ぎじゃない?と思っていたのだが、これが、最後半の鮮やかなる彼らの愚かしきアーサー・ショウの隠し金を見つけるキーになるのだから、ナカナカである。

・ベン・スティラーとエディ・マーフィの絡みのシーンは少し弱い気がするが、全てはジョシュがアーサー・ショウの隠し金を見つけ、協力してくれたザ・タワーで真面目に働いていた人たちの元に、分け前が届けられるシーンを観ると、実にスカッとするのである。

<今作は、真面目に働く人たちの年金を騙し取った大富豪詐欺師への、痛烈でスリリングなお仕置きを描く作品なのである。>

NOBU