「ドタバタ度は低いんだね。」ペントハウス みっどないと・シネマさんの映画レビュー(感想・評価)
ドタバタ度は低いんだね。
もっと往年の『ピンクの豹』的なドタバタ・コメディーと思っていたが、割と渋めのアクション・コメディーと云ったところだったね。
アラン・アルダ扮する大富豪の住むペントハウスから大金を奪い返す話しだけど、もっとアラン・アルダと丁々発止の駆け引きがあった方が面白かったんじゃあないかな。部屋に忍び込むまで、そして忍び込んだ後の部屋の中での大金を探し当てるまでにもっと二転三転として、チェスのゲームのようにどちらが勝つが知恵比べといったスタイルの方が良かったと思う。
コメディー部分は少なめでアクションに重点がかかったように見える。
せっかくの顔ぶれが消化しきれてない印象だ。
エディ・マーフィーの早口のマシンガン・トークは健在だったが、すっかり脇の俳優といった感じで往年のオーラは無くなっていた。
オチは良いね。責任は果たしたとスッキリした顔で歩くベン・スティラー。
二年後には仲間みんなが待っていてくれるだろう。
悪い奴ほど良く眠る、そんな世の中じゃあ困るわけだ。
コメントする