「ピークを過ぎた俳優と新進気鋭俳優の味わい」ペントハウス 海月さんの映画レビュー(感想・評価)
ピークを過ぎた俳優と新進気鋭俳優の味わい
この映画は、80年代に流行った「看板のある」ピークを過ぎた俳優を配して、
「グランド・ホテル」形式で作った映画のジャンルに入るといえますね。
「エアポート」シリーズや「オリエント急行殺人事件」などでは、
かのグロリア・スワンソンやイングリット・バーグマンが昔の看板で出たものですが、
この映画ではすでに、
エディー・マーフィー、
マシュー・ブロデリック、
アラン・アルダが昔の看板を背負って、
そこに、新進気鋭で何でもできるケイシー・アフレック、マイケル・ペーニャが絡み、
そこに全体を締める、ベン・スティーラーとティア・レオーニが加わっての演技合戦。
この観点から観ると、様々なバックグラウンドを持った俳優たちの、周到に研鑽された
「笑わせ合戦」がかなり面白い。
あとは演出にしても脚本にしてもフツーであります。
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