「キュートなギャグ 満載」ペントハウス Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
キュートなギャグ 満載
コメディ王として一世風靡したこともある エディ・マーフィー製作・出演の本作。 スキャンダルで騒がせたり、変装ギャグもネタ切れで 人気が低迷しているマーフィーが 久々の活躍を見せてくれました。 現コメディ王?のベン・スティーラーを起用したのも 正解。
大きなグループの中で 個性的なキャラクターが点在していて、問題が起こって・解決してと『星の王子ニューヨークへ行く(1988)』を彷彿とさせるような 人々のつながりが面白いストーリー構成。 期待せずに観たのが良かったのか、結構 楽しめました。
見た目は地味でも なかなか味のあるキャスティング。 ベン・アフレック弟のケーシー・アフレック、サラ・ジェシカ・パーカー夫の マシュー・ブロデリック、見た目がコミカルなのにシリアスな作品に常連出演する マイケル・ぺーニャをメンバーに加えて強盗を計画。 やってることはショボくても、みんな必死ですというのが伝わって 同情笑い・小バカにしつつも 何だか心温まる感じがよかったです。 『プレシャス』でオスカー候補になった ガボディ・シディべも お茶目な演技を披露。 先日観た豪華キャストで大みそかのニューヨークを舞台にした作品よりも、同じニューヨークで 生活感があってタイトルに“感謝祭”と書かなかったのも 好印象。
ケーシーがいるだけに、ちょっと『オーシャンズ…』を意識したかなぁと思いつつ、それなりにオリジナリティも感じたし ベン・スティーラーの熱演が良かったので お勧めできる3.5評価。
欧米人が皆おなじに見えるという人がいるように、アジア人が皆おなじに見えるというのも 笑えました。 キュートなギャグ 満載です。
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