劇場公開日 2012年1月21日

  • 予告編を見る

ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬のレビュー・感想・評価

全43件中、41~43件目を表示

4.5『007』誕生50周年の今年に相応しいシリアスななかに、惚けたお笑いが絶妙に融合していました。

2012年1月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 いや~試写会で大爆笑してきましたよ~。
 アトキンソンの『Mr.ビーン』シリーズは、余りにナンセンス過ぎて白けました。今回はシリアスなところとオトボケのメリハリが絶妙で思わず笑ってしまったのです。彼もいい年になって、コメディアンとして脂がのってきたという感じですね。
 『007』誕生50周年の今年。タイトルクレジットからして、本家を真面目にパクっています。本編各シーンでも、『007』シリーズのどこかで見たことのあるリスペクトされたシーンが続々出てきます。そのためアクションも、おふざけばかりでなく決めるところはきちんと決めています。超高速走行の車いすとパトカーのカーチェイスシーンや、ラストの高所で静止したロープウェイでの格闘シーンなど、結構真面目に見せ場はありましたね。それと本家並みに世界各地でロケをやっていて、パクリ作品にしてはお金かかっているなぁと思いました。
 『007』シリーズのファンも、本作なら許してもらえるでしょう。なおエンドロール中におまけ映像があります。最後までお席を立たれないようお願いします。

 冒頭のシーンから傑作です。
 ヘマをしたイングリッシュは、自信を失ってチベットでカンフー修行に打ち込む日々を過ごしていました。ひげ面のイングリッシュはなかなか壮観。カンフーの型もバシっと決まっていて、最初はアトキンソンとは気がつかず、どこかの二枚目俳優に見えてほどです。だけどそれだけで終わるはずはありません。修行の目的は、弱くて柔らかいところを固く鍛えるのだったというナレーションのあとで、イングリッシュが必死で局部を鍛える映像となって、笑ってしまいました、お約束ですねぇ。でも急所打ちにも平然と耐えられるところまで鍛えられたイングリッシュのチン力は、ラストシーンの重要な伏線だったのです。意外な効力を発揮して、敵からの攻撃をかわしてしまうので。馬鹿にはできませんよ。
 スパイに復帰したイングリッシュにはお馴染みの「ボンドカー」とスパイグッズが与えられます。この「ボンドカー」エンジンV8のリアルでものすごいモンスターカーなんです。ただ音声認識コンピューター搭載が徒になって、勝手に動くことも。その度にイングリッシュを悩ますことも多々ありました。
 スパイグッズも本家にひけをとらない装備です。しかし8年ぶりに復帰したイングリッシュには、何番の装備がどんな機能を持っているのか覚えきれません。スイスで敵陣深く潜入した時、選択を間違えて、大音量で救助信号を上げてしまうところには、笑ってしまいました。
 『007』シリーズには、ボンドガールがつきものですが、今回はそれらしき存在はありませんでした。そのかわりイングリッシュの協力者となる心理学者ケイトがなんとイングリッシュに恋してしまうのです。ラストには、ケイトがキスしてイングリッシュが生き返るというおまけ付き。こんなお伽話な展開は、『Mr.ビーン』では考えられません。顔面の表情分析のプロであるケイトが、告白を受けて驚くイングリッシュの表情を本人を前にして冷静に解説して、口説くところが面白かったです。

 さてストーリーは、本家よろしくボルテックスの3人の正体と3人が持つ特殊兵器に繋がる鍵の争奪戦になっていきます。その中で明らかになるのは、モザンビークでのイングリッシュの失態。なんてことない、やっぱり任務をさぼっていたではありませんか。でも今度のアトキンソンはただのぼんくらではありません。モザンビークでの大統領暗殺の要所の記憶を頼りに、次第にボルテックスの陰謀に近づいていきます。モザンビークでは警護のSPが突如暗殺してしまったのです。ボルテックスの陰謀とはどうやら、何らかの方法で、特定の人物を洗脳して操りヒットマンに変えてしまうという核心にイングリッシュは近づいていきます。
 そのなかで、どうやら3人目はM17にいることが分かってきます。その人物を前にして、助手のタッカーがこいつだと名指ししても、イングリッシュは同僚を尊敬していてみみを貸そうとしません。このやりとりはなかなか絶妙で、信じて貰えないタッカーが可哀想になりました。
 あとは予想通り、イングリッシュは裏切られてピンチに。
 果たしてイングリッシュは、スイスで行われる英中首脳会談を無事に終わられることができるかどうか、圧巻のラストシーンを御期待ください。
 ところで、イングリッシュを付け狙う婆さんスパイはなかなか手強くて、神出鬼没。英国王室にも侵入して、イングリッシュを付け狙う婆さんは、とっさに女王と入れ替わってしまいます。婆さんと勘違いして、顔を見ずに女王をヘッドロックしてしまうイングリッシュのなんとドジで恐い物知らずなんでしょう。その辺の愚かさは、『Mr.ビーン』と変わっていませんでした。
 でも、ケイトとラブラブになって本作は当人にとって良かったのでは?

コメントする (0件)
共感した! 1件)
流山の小地蔵

3.0頭が軽~くなって、きっと楽しめるよ、ドタバタ喜劇がやっぱり一番さ!!

2012年1月19日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

コメディー好きにはタマラナ~い、損は絶対無いお得なお笑い満載のムービーですよ!!!

2週間前にトムさまの『M:I4』を観たのだが、映画館の中では、そのアクションのスリルにハラハラドキドキ!!!緊張のあまり、手に汗を滲ませて私は観終えたのだが、一方この映画では、同じ様にアクションシーンを観ても、リラックスのしっぱなし!!!
まるで、家の中で、ソファで、ゴロゴロゆるゆるしているような、そんな気楽な気分で最後の最後迄観られたのだ! なんかそれも幸せ気分で嬉しかった!
その名の通り、確かに気を休める事が出来て、思わぬ報酬を受け取れていたのはジョニーではなく、私なのかも知れなかった!!!
同じ、スパイアクション映画でありながらも、この作品は、『M:I』シリーズや、『007』シリーズとは、アクションと言う血を受け継いでいながら、その性格は正反対。映画としての楽しみは二卵生双生児の様に、性格が全くの逆になるなんて、本当に不思議なのだけれど、最後にはミッションを完了すると言う点では、双子の様に似ているのだ!
あなたは、映画のアクションで、緊張を楽しむ派?それともリラックス派だろうか?ジョニー・イングリッシュのこれは、手に汗の代わりに、目尻に、笑い過ぎて涙が滲むかもしれないんだよね!
それに、ビッグミステリーなのが、ドジで間抜けな彼が何故か美女にモテまくり、その秘密は?と言えば?何かは、映画館で映画を観てのお楽しみ!!!
しかしこの親父、身のこなしだけは、終始身軽で、そのフットワークの良さには、驚くのだ。飛ぶ様に軽い!ついでに頭は、風船並みに超ライト級、そう言えば、007と言えば、彼らは英国の超エリート情報部員たちだから、作戦遂行に使用される秘密の武器・兵器もお楽しみの一つだ。今回もJEらが、使いこなす新兵器をいかに活用するかが、面白いところだ!
最近では、家でも液晶大型TVで、音響効果も良い環境を創れるし、画面もデカイし、綺麗な画質で映画を観れるブルーレイも出回り、臨場感溢れる映画を家庭に居ながらにして観れる事も珍しく無い。
それに何よりレンタル料金も最近は格安になって来たために、映画館で観なくても、公開から少しすれば家庭でも、そこそこに映画が良い環境で楽しめる様になっているけれど、こう言うコメディー映画も、大声を出して、一人とか、家族だけではなくて、大勢の人達と一緒に笑いを共有すると言うのも、それだけで、ストレス解消効果もグっと上昇するというものです!
是非、是非、バカバカしい映画こそ、深く難しく考える映画ではない作品こそ、映画館で、観る事をお勧めします!!!
きっと、みんなこの映画に癒やされる?かな!
最後のエンドロールのタイトルバックもとっても面白いので、席を立たずに場内が明るくなるまでゆっくりと座って、是非この映画楽しんで下さいね!次回作が出来たら観たい!

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ryuu topiann

3.0侮っておりました。

2012年1月16日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

Mr.ビーンのローワン・アトキンソン主演のスパイ映画を観たの。

もちろんのもちろんで笑い満載。
かなりのドタバタに声上げて笑いっぱなしなんだけど、きちんと事件の真相に迫っていく緊張感もあったりしてね、ホントに飽きなかったよ。

独特な動きを含んだアクションとか、真っ直ぐに任務を遂行するあの目ヂカラに、『あら!カッチョいいじゃな〜い!』なんて思ったりもした。

結構け〜っこう面白かったな…というか楽しかった。

この映画は全然ノーマークだったから、試写会が当たってなかったら見逃しちゃってたな…と思うと、試写会ってやっぱりイイね!

チキチンッ♪

コメントする (0件)
共感した! 1件)
オイラ
PR U-NEXTで本編を観る