海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズのレビュー・感想・評価
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いろいろな意味で悲しい女子高生の青春物語
太田隆文監督作品脚本作品初鑑賞 ロケ地は太田監督の地元である和歌山県田辺市 岩手と宮城の県境に住んでいるせいか和歌山が苺の名産地というイメージは全くない 苺が好きというキャラづけもここから来ているようだ さりげなくマキは消える直前に梅干しも好きだと言っている ご当地映画といえよう 2006年の作品 今から18年前の作品 佐津川愛美当時18歳くらいだろうか 撮影時は17歳かな 観てる方が気恥ずかしくなる マキのインターハイ出場の応援のためビートルで移動中に事故で亡くなったマキと理沙と美香 同乗していた夏美と運転していたマキの父親だけが軽傷で生き残った 3人の合同葬儀の日に夏美の前に彼女たちの霊が現れた 3人の魂の姿はなぜか夏美しか見えない 亡くなった時間はそれぞれ違うためこの世に残された時間もそれぞれ違う 夏美と取り立てて仲が良かったわけではない3人のクラスメートとのわずかな時間を過ごす少女たちの青春物語 脚本演出全てにおいて破綻している ここまで酷い邦画はなかなかない 彼女たちは天国に行くが観る方はおよそ90分ほどの地獄を味合うハメになる 思わせぶりな多めのBGMにも閉口 3人のやり残した未練が今ひとつ見えてこない 友情が深まる過程にも無理がある 死神がさっさと3人を連れて行かない理由がよくわからない 姉が夏美をあそこまで嫌う理由も見えてこない 母親なのにマキの死を伝えられてないのはあまりにも不自然だ 死神のキャラづけにしたってあまりにも安易だ この映画に『死神くん』のような感動を求めても期待はずれに終わる のちに映画監督として反原発とか沖縄基地問題に取り組んで行くわけだがそれを思うと感慨深い 現在60過ぎで当時は45歳 稚拙というか精神年齢が低いんだろう 彼について掘り下げて語るのは別作品のレビューにしておこう 4人の演技力表現力もまだまだ初々しい それでもやはり俳優として第一線で活躍してきた佐津川愛美と谷村美月にはこの頃から光るものがあった 後出しジャンケンじゃないけど どちらかといえば今ではあばずれ感のある役が多い佐津川愛美もこの頃は年齢もあってかまだまだ清純派路線だった 宇宙企画のデビュー作に毛が生えたような芝居 嫌いじゃないけど 谷村美月演じる柔道部マキの粗暴な喋り方 なぜ彼女だけこんなキャラづけしたのか それもまた太田監督のなせる技だろう 若いという一言では片付けられない駄作である 本来なら星0.5も与えたくない 配役 8ミリカメラ撮影が趣味の夏美に佐津川愛美 夏美と同じクラスで柔道部のマキに谷村美月 夏美の同じクラスの理沙に芳賀優里亜 学級委員の美香に東亜優 寺の息子の鉄男に波岡一喜 夏美のクラスの担任の京子に伊藤裕子 夏美の学年主任の長塚に並樹史朗 娘の死を元妻に伝えないマキの父に飯島大介 離婚し夫と娘とは別に暮らしているマキの母に水沢有美 夏美の母に吉行由美 すでに他界している夏美の父に小西博之 足が不自由になってしまった夏美の姉の春美に三船美佳 顔を見せないわりと無口な死神に奈佐健
友達いない4人のJKがメインで友達こそが大切なものだ的なことを語る...
友達いない4人のJKがメインで友達こそが大切なものだ的なことを語る作品。
マキ(谷村美月)が柔道のインターハイに出場することになり、応援の為にと車に同乗してた3人のJKと事故にあう。8mmカメラが趣味の地味女子ナツミ(佐津川愛美)だけ生き残り3人死亡。
天国への道を歩く3人、現世からナツミの声がするのでいくと戻って来てしまった。ナツミ以外の皆には見えてない。死神登場。未練があって死んだ者には幽霊となり猶予が与えられるとポケットに現世にいられる残り時間の砂時計が...。とくに能力があるわけではないので自分の家族をみにいったり、思い出を振り返って時間は過ぎる。最後にケーキを食べたいけど幽体だから食えないとか、夕陽が見たいと見に行くと曇りで見れないとか、ナツミが幽霊見えてることで精神病院へ連れてかれそうになったりとか残酷な脚本。
マキが死神に連れてかれる直前に苺好きを隠していたことを告白する。
いちごのステマ。
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