「TO LIVE IN THE MOMENT」ミッドナイト・イン・パリ KOUKETUSONさんの映画レビュー(感想・評価)
TO LIVE IN THE MOMENT
『マンハッタン』のように、映画はBGMとパリのいくつの名所や町の広角レンズから始まる。最初の10分ぐらいを観て、『それでも恋するバルセロナ』のパリ・バージョンじゃないかと思ったが、やはり間違った。ウディ・アレン監督は今回同じように都市ーーかつロマンチックとして世界的に有名な大都市--を中心に物語を紡いだが、物語の展開は全く異なった。今回のテーマは、男女関係より、むしろ個人と時代の関係、あるいは自分が今の時代にいかに生きるのかのように私には思われる。それに対して、ウディ・アレン監督の答えは、「TO LIVE IN THE MOMENT」じゃないかと私は思う。
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