「宦官の秘密!?」レイン・オブ・アサシン kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
宦官の秘密!?
達磨大師のミイラを手に入れると武術界を制覇するという伝説。武術の腕前はかなりなのだから、転輪王(シュエチー)率いる黒石はなぜミイラを狙うのか?謎が明かされるのは新たにメンバーとなった綻青(バービー・スー)が色仕掛けで転輪王に迫ったとき「ちんこが無い!」(とは言ってない)と気づき、失ったちんこを復活させる秘密がミイラに隠されていたのだとわかる。達磨大師が修行を成就したのは精神力よ!などと言われ、もはやちんこは戻らないと悟ったとき、転輪王は負けだったんだな・・・ ストーリーの主軸は顔を変えたミシェル・ヨーとチョン・ウソンの愛憎劇なのだが、この宦官伝説が忘れられなくなりそうだ(笑)。
阿生(ウソン)は郵便請負人みたいな仕事をする貧乏青年で、力もなくか弱い感じの男であり、曾静(ヨー)は武術の達人であることを隠しながら夫を守っていく幸せな道を選ぶ。しかし、このウソンのエピソードによって、彼自身にも秘密があることを匂わせて、終盤にはヨーよりも強いことがわかる。しかも、ミイラを奪うために殺した宰相の息子であり、彼もまた顔を変えていたのだ。復讐のためヨーに近づき、黒石を壊滅した後、ヨーを殺そうと思っていたのだ。
最終的には仮死状態になる薬をウソンに与え、自ら転輪王と対決するヨー。結果、両者とも死んでしまうというストーリーだが、詰め込み過ぎ感のためラブストーリーとしての印象は薄いものになっている。
印象に残るのはヨーの使う剣がすごくしなるため、相手の体に巻きつくようにして、先っぽが背中に刺さるような映像。そして、黒石のメンバー、彩戯師のロープを使った魔術。さらに、ちんこ好きバービー・スーの裸体(乳首見えず)だ。ちなみに鳩は飛ばない。