麒麟の翼 劇場版・新参者のレビュー・感想・評価
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展開か読めなかった
東野圭吾
おそらく原作のメッセージは尊重されている?
がっかりな展開
テレビドラマ時に
面白かったので
期待してみたんですが
最後は
無理矢理な展開で
がっかりしました。
ただし、
途中まではおもしろかったです。
他の方もいってましたが
音楽も良くないです
音楽が映画ぶち壊してます。
ミステリーとして無難に面白いが、後30分短くてもイイ
原作小説も未読、TVドラマも未見。
なので、映画のみの感想。
一ミステリーとしてなかなか見応えあった。
詰めが甘い所や展開が上手く行き過ぎなど気になる点も少々あるが、事件の背後に隠された哀しきドラマ。そして決して許されない真実。
これこれ、これぞミステリーの醍醐味。
松本清張から続くミステリーの鉄板。
でも…
新垣結衣と三浦貴大のカップルのエピソードって、本筋とあんまり関係ないんじゃ?
これはどういう意図なのだろう?
派遣切り、労災隠し、格差社会といった現代若者が抱える問題と、思わぬ事件に巻き込まれた哀しき負の連鎖という事なのかな?
それらを乗り越え、若者は飛び立って行くという希望も含めての。
このエピソードと、加賀とその実父のエピソード(TVドラマを見ていないのでどういう重要ポジションか知らないので、失礼!)を削れば、後30分短く、もっとシャープな内容になっていた気もする。
でも普通に面白かったし、何より阿部寛の存在感。
今年は「テルマエ・ロマエ」「カラスの親指」と出演作相次ぎ、新しいTVドラマも期待大で、大活躍。
年末、何か一つ、主演男優賞でも穫って欲しいくらいだ。
観て良かったです
TVドラマ「新参者」こと“加賀恭一郎シリーズ”の劇場版。
あの阿部寛演じる加賀恭一郎が帰ってきました。
独特の雰囲気が帰ってきたのです。
今回もある殺人事件をきっかけに始まるストーリー。
いつものように加賀と松宮(溝端淳平)が事件の謎を解くために協力?しながら捜査していくのだが・・・・・
事件は意外な方向に向かっていきます。
人間ドラマ、サスペンスなどストーリーは良く出来ています。
また意外な展開にもっていく構成も素晴らしかったです。
また加賀と松宮の関係がTVシリーズよコミカルに描かれている点は笑えます。
役者たちの演技力にも注目して下さい。
青柳武明を演じた中井貴一。
地味なんですが息子を想う父親役に引き付けられました。
青柳の息子役を演じた松坂桃李にも注目して下さい。
予想以上に想いが伝わる演技でビックリしたくらいです。
そして事件の奥にある真実。
その真実とは・・・・・
本作をご覧になってお確かめください。
TV「新参者」をご覧になった人は必ず観て下さい。
観ていない人でも楽しめますが、TVシリーズを観てからのほうがさらに楽しめると思います。
東野圭吾氏の作品を映画、ドラマ化するとガッカリするさくひんが多い中、この『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』は『容疑者Xの献身』と同様に良作です。
やはり、連続ドラマの後で映画化することにより、人物像などをはじめ予め知っていることでわかりやすいかもしれません。
お勧めする作品です。
ぜひ、ご覧になって下さい。
すべて子どもたちの将来のためです
映画「麒麟の翼 劇場版・新参者」(土井裕泰監督)から。
観終わって、帰宅後に劇場内で書き留めたメモを整理していたら、
「あっ、そうか」と、今更ながら気付いたことがある。
どうしても「謎解き」「犯人探し」に夢中になってしまいがちな
ミステリー作品の中から、原作者が伝えたいことを探すことも、
映画鑑賞や読書の楽しみ方の1つとなっている。
今回は、劇団ひとりさんが演じる「中学校水泳部の先生」が発した
「すべて子どもたちの将来のためです」
子どもたちがある事件を起こす、しかし彼らの将来を考え事実を隠す。
受験前の中学3年生に対して、よく使われる美談のようだが、
この行為こそ、彼らに「悪いことをしても隠せばいい」という
メッセージを刷り込むことになる、と忠告している。
阿部寛さん扮する主人公の刑事・加賀恭一郎が、先生に問い掛け、呟く。
「数学の先生でしたよね。
子どもたちが正しい公式を学べるよう指導してあげてください」
この台詞が私のアンテナに引っ掛かってメモしておいたら、
その謎解きが、全体のメッセージへと拡大していった。
「すべて子どもたちの将来のためです」と先生、
「それで将来がどうなった?」と加賀刑事。
さらに「あんたが間違ったことを教えたから・・・」と詰め寄るシーン。
その間違った教えこそ、今回の事件につながった、そう言う意味で
「これがあんたの作った将来だ、あんたに人を教育する資格はない」と
言い切る言葉には力があった。
「間違ったことや悪いことをしたら、隠さない、逃げないで対処する、
それこそが『勇気』というものだ」と、「生きていくのに必要な公式」を、
先生は子どもたちに教えるべき、それが先生の役目だよ、と
私なりに解釈してみた。
今回の事件、影の犯人は、先生だったのかもしれないな。
見て損はなし
深いいい話
家族、恋人への本当の思いは、過ぎて知る
いやー、泣かされました。
みなさん、仰ってますが、中井貴一さん、やはりスゴイ役者さんです。
当然ながら、阿部さん、溝端さん、山崎さん、田中さんなど、
加賀シリーズを作品化するなら、もうこの方たち以外は納得できないかも。
原作も読んでましたが、ちょいちょい忘れかけていましたので、
新鮮に観られました。
主に、親子の想い・・というより親の想い、家族愛、
そして、好きな相手への信じる心がテーマ。加賀シリーズの基本かな?
今回登場の、新垣さんに松阪くん、よかったと思います。
阿部演じる加賀がラストに、新垣さん、松阪くんに、
それぞれ伝えた言葉に、ググッと泣かされます。
本当に人って、その人を失ってから本当の心に気づいたりして、
どうして、その前に気づけないんだろう。。遅いのにね。
鑑賞は、劇場でなくてもよいと思います。
でも、観ても損はない作品ですので、
TVシリーズを観ていない方にも、素直に観てほしい作品です。
近々、人形町や、麒麟の翼像を見に行こうと思います。
きいちさん
麒麟の翼
おせっかいの大切さ。
原作は(ほとんど)読んでいないのだが^^;
TVシリーズの大ファンで、すべて観ていた。
スペシャル版もかなり良かったので、劇場版も期待してた。
加賀恭一郎=阿部ちゃんがすっかり板について、
相棒の松宮脩平=溝端コンビも健在、今回は笑いも織り交ぜ
ドラマとしても、なかなか巧く纏まっていたと思う。
ゲストは中井貴一。
最近、彼のドラマばかりを観ている気がするため^^;
あっちで貴一、こっちで貴一、今度は映画で貴一、なんだけど
さすがに巧いので、彼の演技にはまったく飽きがこない。
今回は冒頭で殺されてしまう…という役ながら、ほぼ主人公、
彼がどういう経緯でそういうことになったのかが語られていく。
ミステリー推理が絡んだ話なのであまり言えないけど、
親子をはじめとする大人と子供、深く切り込めば父親と息子が
縦軸に、相手を思う気持ちが横軸にあり、最も難しい年頃の、
おそらくは過去に誰もが経験したかもしれないあの頃の自分と
向き合うような構成になっている。子供時代、どうしたらいいか
分からない時は大人の人に聞きなさい。とよく言われたものだ。
お父さんやお母さんなら、学校の先生なら、絶対に正しい。と
(っていうか逆らう術もなかったよね、昔は)信じている子供たち。
正しい選択と心のトラウマの関係を、加賀はグっと攻め込むが…
ドラマで観てきた人形町の風景・お店・水天宮もちゃんと出てくる。
本当にこの町を密着して描き続けたドラマなのが分かる。
なのでロケの様子も観ていて楽しめるし、サービスは満点。
まぁ~これなら今回もスペシャルドラマでいいんじゃないの?と
わざわざ劇場でお金を払ってなんで映画にしたの?という意見も
出そうな気がするが、だって東野圭吾が映画用に書き下ろした、
っていうんだから、やはり大画面で観た方がいいと思う訳なのだ。
日本橋の「麒麟の翼像」を見たくなる、確かに(何度も出ますから)
ここがスタート地点。に込められたそれぞれの思い。
非常に悲しい話ではあるが、人情という意味では太さを感じる。
まだまだ捨てたもんじゃない(大人だって子供だって)それぞれに
色んなことを考えて、おそらくその時は最善の策を練ったはずだ。
しかし思わぬ方向へ事態が流れ、あらぬ方向へ運が向いてしまう。
そんな時は初心にたち帰り、もういちど考えてみてはどうだろう。と
いう作者のメッセージが聞こえてきそうだ。
キャストでいえば、三浦貴大も最近非常によく見かける^^;が、
若手の新垣結衣も松坂桃李も着実に力をつけていて頼もしい限り。
皆ここから(もっと)羽ばたいていけるように、加賀さん共々祈ります。
田中麗奈のおせっかい…が身に染みる人間でありたい、な。
(緋田康人(役名なし)の絶妙な笑いを誘うタイミング、見習いたいわ)
ハッピーエンド?
ドラマとか一切観てないです。でも全然観れました。そこは良かったです。内容がね~小説観てないんで否定しずらいんですけど、容疑者の人がホンマにアカンことしてるし、犯人の動機とかもベタというか、途中で分かってしまうし、内容は3ですね。ただ俳優やら演出やらで映画がぐっと良くなってます。造り方が上手かった映画ですね。
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