「ミステリーとしても人間ドラマとしても作りが甘すぎる」麒麟の翼 劇場版・新参者 Media_terrorismさんの映画レビュー(感想・評価)
ミステリーとしても人間ドラマとしても作りが甘すぎる
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ミステリーサスペンスとしての作りが甘すぎる。
原作は未読だが、東野圭吾の作品なら現実感や整合性はちゃんと作ってありそうだけど。
例えばさ、労災隠しをしている事を知ってるスタッフが、警察官と工場内であって事情聴取したりしてたら、切られるのに怯えるスタッフはもっと怯える事態になる事を想定するだろ。他にも、記者会見を引き伸ばすために捜査結果を報告するとか滑稽だろ。
ありえん。
他にも主人公の阿部寛松坂桃李が麒麟の翼の話をして明らかになにかに気づいたのにスルーし、今度は麒麟の翼の近くにいた松坂桃李に、話を聞きに行かず遠くから声をかけ、去っていき、後になってそいつが犯人だと言ってみたり、ドラマとしても不自然。
おまけに、キャラクターに個性も魅力もなく、火曜サスペンス劇場未満。
んで中井貴一の演じた本当に良き父親が惨すぎる。しかし、ネットやら願掛けやら麒麟の翼やら、あんな回りくどい事普通せんやろ。
溝端淳平がホームに飛び降りて事件関係者を救う場面はドラマティックだったかな
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