「失ってから、深く知る」麒麟の翼 劇場版・新参者 Tetさんの映画レビュー(感想・評価)
失ってから、深く知る
クリックして本文を読む
ドラマシリーズをTVerで一気見後、鑑賞。
ドラマシリーズの1話1話関係者を掘り下げていく冗長さが無く、ぎゅっと凝縮されて見応えありました。
加賀恭一郎の真相究明による事件関係者の心のデトックスは健在。
生前の日常では通じなかった気持ちや心を、失ってから深く知るって悲しい。
でも知れただけ、残された者は前へ進めるよね。
そんな加賀も自分の父親とは分かり合おうとせずに、看護師に死者としか向き合って無いって諭されてるのが面白い。
身内でも理解し合えて無いってのが、身に染みます。
加賀恭一郎のような刑事が1人でも増えてくれたら、冤罪も減るのかな?、知らんけど。
冬樹が青柳の鞄を盗んだ件は、
労災隠しの派遣切りの情状酌量解釈や、子供の為にって美化されてもなぁ。
そこだけ、どうにかならなかったかね。
山崎賢人、菅田将暉は若過ぎて初見で分からなかった。
松坂桃李含めて、今観ると中々のキャスティング。
逆にセカンドクレジットのガッキーってこの映画では、そこまでの存在では無いよな?
吉永の事件に関わった先生や生徒は、どう裁かれるのか?どう償っていくのか?
そこも気になりました。
コメントする