劇場公開日 2012年1月28日

「阿部寛は変わらない」麒麟の翼 劇場版・新参者 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0阿部寛は変わらない

2020年11月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

久しぶりに観たら今は映画の主役を張る俳優たちが、
若くフレッシュな演技をしている。
何様だけども、山崎賢人さんはよくここから
主役級の俳優になられたなぁと感じました。

なのに、阿部寛と中井貴一だけは変わらない。
ずっと変わらない。それが最大の謎でした。

しかし東野圭吾さんは凄い。
色んな所に伏線を張って、
怪しいキャラをちりばめて、
ここに収まるのか!と感心させられる。

そこに不自然さはないし、腑に落ちる。
気持ち良ささえ感じる。
ごちゃごちゃしてるようで終わってみればとてもスッキリ
している。

縦軸は事件の解決だけど、
横には松坂桃李さんの苦悩。
水泳部の過去。
新垣結衣さんの決断。
そして親子の絆。
特に親の子どもへの思い。
これは加賀恭一郎とお父さんにも共通する事でもあって、
とにかく見どころがたくさんある。

今見ると、有名な俳優がたくさん出ててお得感があるけど、
カメラワークなのか何なのか、スペシャルドラマみたいな
印象も受けました。

奥嶋ひろまさ