ウルトラヴァイオレットのレビュー・感想・評価
全3件を表示
フルカラーコミックと思えばOK
CGをふんだんに使っていて、
毛穴もないようなつるんとした質感と
原色パキパキの映像。
これはCGが稚拙なのではなく
あえてフルカラーの漫画をみているかのようにしたかったためでしょう。
大半がとにかくミラのアクション。
それは感心して観ますけども
そのために設定をとりあえずまとめて説明するのは
いきなり冒頭から入り込みにくい。
うまいこと料理すれば
ブレードランナーみたいなテイストにも出来たかも。
でもそれより戦うミラを前面に押し出すことを選択した結果の
ストーリー運びなんでしょうね。
だからアクションに興味がなかったり
ミラが出てるからってべつに・・・という観点だと
あまり楽しくないと思われる。
自分はこれはこれで楽しかったです。
超人ミラ
カート・ウィマー監督は「ヒーローは必ず勝つことは皆わかっている、であれば気持ちよく圧倒的に勝つべし」との持論通りウルトラヴァイオレットことミラ・ジョボビッチは超人的強さ、「マトリクッス」のキアヌばりの銃弾かわし、武器は体に仕込んだ銃と剣、宿敵の本拠地に乗り込んで本当に一人で数百人もの兵士を倒したのかは定かでないが結果生き残ったということは倒したのだろう。タイトルバックにウルトラヴァイオレットのコミック雑誌のようなものが使われているが原作は無くカート・ウィマー監督がミラを想定して書いたオリジナル脚本である。
ミラはバイオハザード2の後に撮ったようだが本作では化け物は登場せず忍者もどきの兵士がせいぜい、こちらは質より量と言うことか。それにしても日本の殺陣を思わせる斬り合いはすさまじい。漆黒の闇の中、ライトセーバーならぬ炎の剣で決闘とは凝っている。怒りで髪や服の色が変るのはファンサービスか?、斯様にアクションが見せ場であり、映画「グロリア(1980)」のような、ちょい悪おばさんと少年の逃避劇や、手垢のついたウィルス感染云々の動機づけなど、もはやおまけに過ぎない。
これは酷い
未知のウィルスに感染した女の話。
CGは酷いし、話の展開も酷いし、ミラ・ジョボビッチのおかげでどうみても某ゾンビ映画です。
本当に2000年代の映画なのかと疑うレベルです。
ここまで酷い映画は久しぶりです。
全3件を表示