「【ギリシャ神話、シーシュボスの岩を想起させるワンシチュエーション・ループ・スリラー&ミステリー。ストーリーテリングも秀逸であり、今作を劇場で観たら、4.5を付けるだろうなあ、と思った作品でもある。】」トライアングル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ギリシャ神話、シーシュボスの岩を想起させるワンシチュエーション・ループ・スリラー&ミステリー。ストーリーテリングも秀逸であり、今作を劇場で観たら、4.5を付けるだろうなあ、と思った作品でもある。】
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■ヨットセーリングに行ったジェスらは、嵐に襲われ大海原へ投げ出されてしまう。
命からがら助かった5人の前に、突然豪華客船が現れる。
人の姿が見えない船内を調べていると突然、覆面をした謎の人物が現れ、彼らは次々に命を奪われていく。
そして、”ほぼ同じシチュエーション”で惨劇は繰り返される。
その意味を知るのは、只一人なのである。
◆感想
・結論から申し上げると、今作は、大変に怖くも面白きワンシチュエーション・ループ・スリラー&ミステリーである。
・序盤にヨット・ハーバーに現れたジェスは、消耗仕切っており明らかにオカシイ。
そして、仲間から”息子さんは?”と聞かれると、学校に行ったと答えるのである。土曜日なのに・・。
・ヨットに乗ったジェスたちは、大嵐に会うが客船に会い”助かるが”、その客船には誰も居ない。そして、彼らは次々に謎の人物から銃撃されて行く。
ー 尋常でない緊迫感である。客船内の廊下や誰もいないディナー会場のシーン等は「シャイニング」を想起させる。-
<今作の感想をネタバレなしで記載するのは、私のレビュースタイルでは無理である。
只、言える事は劇中でも台詞に出る”ギリシャ神話で、神々に嘘を付いたために、大岩を何度も巨大な岩を山頂まで上げる様に命じられた無間地獄に陥ったシーシュボスの岩”が根底にある事である。
ストーリーテリングも秀逸であり、今作を劇場で観たら、4.5を付けるだろうなあ、と思った作品でもある。>
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