モンスターズ 地球外生命体のレビュー・感想・評価
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僕の印象としてはハリウッドの「GODZILLA」よりも 「シン・ゴ...
僕の印象としてはハリウッドの「GODZILLA」よりも 「シン・ゴジラ」や「ゴジラ-1.0」の監督に似合う人と感じた。
テーマはアメリカが建てた壁にあると直ぐに分かる。また、アメリカが怪物に対して爆撃をする行為が北ベトナム(当時)への爆撃とカンボジア、ラオスへ行った爆撃に対するアイロニーに感じる。
まさに心理劇で、できれば怪物は必要なかったと感じた。
傑作にしたいが、アメリカは壁を再建する人物を選んでしまった。つまり、この映画はアメリカ国民に何一つ教訓を与えていないようだ。
これは愛の映画なのかな よくわからないがこれはこれで面白い 危険区...
これは愛の映画なのかな
よくわからないがこれはこれで面白い
危険区域、自然、アメリカの壁などからくる世界観いい。二人もなかなか良い演技。
メキシカン第九地区的な
映画なのかと思ったけど、なんか全然違って静かな映画でした。
NASAが地球外生命体のサンプルを取得したまでは良かったが、帰還中メキシコの上空で大破しサンプルをメキシコに振りまいてしまったことで地球外生命体がメキシコの一部で繁殖、繁殖エリアを隔離地区とするも、繁殖した巨大な地球外生命体によって街が破壊、アメリカ軍の介入でこの地球外生命体の掃討作戦が展開される。
この生命体の繁殖力の強さからか掃討作戦が一向に進まないメキシコにやっと入国できたスクープ狙いのカメラマン、コールダーだったが、会社の上司からメキシコに来ている新聞社の社長令嬢サムを無事に送還する命を受け、彼女を国境付近まで送ることになったのだが。
形としてはエイリアンの襲撃エリアからの脱出の体だが、見方によっては突然始まった内紛や戦争地域からの脱出のようでもあり。途中で脱出のための交通手段を確保しようとするも足元を見てエゲツない商売をしてくるおっさんやら、なんとなく金づくで無理やり通してしまういい加減さなど混沌とした戦場地域の様子が描かれているようにも見える。
戦闘に慣れてしまっていつつも、米軍のエイリアンへの応戦によって犠牲になるメキシコ人達の話もあったり、いろいろな問題を戦争ではなくあくまでエイリアンとの戦いとして風刺している、そんな感じの前半だった。
中盤以降、ちょっと色々な要素を入れ込み過ぎてしまった割には尺が短いために消化不要の部分や駆け足に物事が進んでしまっている部分もあって、シンプルに脱出劇にフォーカスするのか、もしくはエイリアンの正体を暴きに行くのか、それともコールダーとサムのこれからを描くのか、どこか一つに絞ってみたらよかったように思う。
地球外生命体の繁殖の仕方や生態など面白い設定も多く、メキシコという舞台もうまく活かせていたように思うだけに、絞り込む部分がぼやけてしまったのが少し悔やまれる。
テーマの割にはとても静かで、豊かな自然がとても印象的な作品だった。
ロードムービー
”宇宙人襲来物”というジャンルがあるかどうか
知らないが、そういう映画として観ると
肩透かし。
しかし、他人男女のロードムービーとして
見るとなかなか。という映画。
でも、だ。
だったら”宇宙人襲来物”にしなきゃいいじゃん?
それで、だ。
この二人とも、どの場面でお互い惹かれあったのか
俺には分からない。ま、なんとなくはあったよ。
しかし、だ。
吊り橋効果にしては”宇宙人”は、やりすぎだし、
男女の微妙な心情の変化も表しきれていない。
どっちも中途半端。
全然話変わるけど、
”宇宙人襲来物”ってさ、宇宙人が姿を現すまでが
一番ドキドキして面白いよね(ホラーの手法)。
姿を現すとドキドキが薄れて、
途端につまらなくなっちゃうよね。
それで”ほぼ出さないで最後まで”っていう手法と、
”序盤で出して違うジャンルに持っていく”っていう手法が
あるんだけど。
この映画はどっちでもないので、
イカがでてくる必要性が感じられなかった。
そんな映画です。
文化祭の作品のようだと言っても過言ではない
肝心のモンスターは?
もっとモンスターがドンチャカ出てきて地球を滅ぼしにかかる映画かと思ったら何のことない、最後らへんにちらっと出るだけ。
会ったばかりの男女が惹かれ合うまたアメリカならではの謎の恋愛に発展するしょーもないストーリー。
フィアンセがいるのにそんなに簡単に浮気していいものなのか。
そしていい大人が“酔っ払ってた“というのを言い訳にワンナイトラブしては全て大切なものを盗まれ、情けないこと。
主人公がそんな感じで魅力がないからなんだか共感もできない。
とりあえずつまらなかった。。
低予算というのは言い訳に過ぎない。
円谷英二だって大ダコからゴジラだけど…
ギャレス・エドワーズが『GODZILLA』の監督に抜擢されるきっかけとなった2010年の作品。
…を、今更ながら初鑑賞。
無名の新人監督が世界に名を轟かす怪獣王を手掛けるという、まさに夢!
それを成し遂げた自身の演出が冴えたモンスター・パニック!
…を、見た筈なんだけど…。
地球外生命体のサンプルを採取したNASAの探査機が大気圏突入時、メキシコ上空で大破。“モンスター”は繁殖し、メキシコは封鎖され…。
B級チックながら、悪くはないSF設定。
メキシコでスクープを狙うカメラマンは上司から、社長令嬢をアメリカ国境まで送り届けろと命じられ…。
話もまあ悪くない。
ここからハラハラスリリングな襲撃と旅が始まる!…と思いきや、
え~…
多くのレビュアーさんが言っておられるように、そんな感じです…。
モンスターが蔓延る世界のロードムービー。せめて言うなら、ドキュメンタリータッチのサスペンス・ドラマ。
モンスターの襲撃を喰らったメキシコや人々の姿、主演二人を延々見せるだけ。
モンスターの気配は感じさせるけど、がっつりとは全くと言っていいほど登場せず。せめて言うなら、最後にちょこっと、ちょこっ~とだけ。
やっと全貌を見せたと思ったモンスターも、まさかの陸上を歩く“ビッグ・オクトパス”!
そして、終始何の盛り上がりもなく、終わりも呆気なく。
って言うかこれ、モンスター映画なの…?
って言うかそもそも、面白かったかと問われたら…。
『GODZILLA』や『ローグ・ワン』を見た後だと、なるほどのギャレス映画。つまり、
シリアス。ロースタート。見せ場はラスト。ちょい見せ。出し惜しみ。
ギャレスのリアリティーのある演出は見事。
大物監督たちや批評家からは絶賛。
作り手側からすれば、超低予算で凝った作り、見せ方が好評を博したのだろう。
批評家側からすれば、それに加え、まるで今のアメリカ/メキシコ国境間を見せられている社会的なメッセージも好評を博したのだろう。
でもねぇ…
我々一般側は、もっと単純でもいいから、ハラハラスリリングで、迫力や見せ場があって、モンスターが出る“モンスター映画”が見たかった。
超低予算に無理承知で言うけれど。
この時、誰が後にこの監督が怪獣王を手掛けると思っただろう。
まだ怪獣王(ゴジラ)への程遠い道。
でも、これを見て抜擢したんだから、レジェンダリーは目利き…?
絶対に見ないでください
ひどすぎる
約二時間中モンスターは10分位しかでてこない。
後は全部薄い内容のヒューマンドラマ。
終わりかたもこれといって別になにも起きない。
これほど最後まで見て後悔した映画はない。
とにかくなにもおきない。
それでも見てみたいという方は最後の10分だけ見てください。
最初から見ようとそこから見ようとなにも変わらないので。
かといって最後の10分が楽しいわけでもありません。
タコ星人の愛
左手にケガをしていたサマンサ。アメリカまで連れていくことは簡単なように思われていたが、フェリーに乗るため5千ドルの大金をはたいたものの、一晩寝た女からパスポートや所持金を奪われてしまう。しょうがなく安全なフェリーのルートじゃなく、危険地帯の陸路を使ってアメリカへと向かうことになるのだが・・・
低予算なのに、怪獣そのものはちょい見せで冒険もののように描いているのが大正解。最初はCGが安っぽく感じられたのに、次第に違和感なくのめり込むのだ。墜落した飛行機の残骸や血まみれのボートなど廃墟の映像などもあるが、アメリカ国境が近づくにつれ、遺跡や運河の壮大な映像に感動も覚えるほど。タコみたいなモンスターより、その子孫繁栄のために木に卵を産み付けるとか、習性のほうが面白い。怪獣もそんなにうじゃうじゃいるわけじゃないのってのもいい。
婚約者のいるサマンサだが、旅を続けるとやはり二人にはロマンスの感情も。さらに、怪獣が発生した原因も軍隊や政府の行動によるものだと訴えているところがいい。
さすがに終盤では巨大なタコ星人も全貌を現すが、彼らも襲われそうになりながらも二匹のタコ星人が愛の交歓を始めると、破壊的な宇宙人ではないことに彼らも触発されてキスを交わす。結局は軍隊の攻撃により狂暴化していただけの宇宙人ということか・・・
おそろしく退屈だった。 いつ来るんだ?来るんだ?暗がりで足しか見せ...
おそろしく退屈だった。
いつ来るんだ?来るんだ?暗がりで足しか見せないタコ星人。最後、やっと来たか…えっ?
キャメロン似の彼女が魅力的だったが、目の保養をさせてくれるわけでもない。
何これ?ラブストーリーだったの?それならそういうタイトルでお願いします。期待してるのと違うやん。
主人公の2人、めでたく結ばれたとか。監督もここから飛躍した模様。喜んだのは観客ではなかった(笑)
ところでこれ、ラストが冒頭に繋がってるんですよね。ということは…そう見ると、なかなか深かったんだ。でもやっぱ退屈だった(笑)
なんじゃこりゃ(笑)
この作品で、GODZILLAの監督に抜擢されたということですが、GODZILLAも落ちたもんです。
あまりにも内容が無く、つまらないラブストーリーが展開されていて、最後のモンスタによるメイク・ラブに感化された人間って、あまりにも短絡的でしょ。
面白くない作品でも、損したって思う事は少ないけど、これは酷すぎた。
美しい
侵略者は一見気難しいが、何度か会ううちに心を許しちゃうタイプの不思議キャラ。なかなか全貌の見えない敵との駆け引きは、主人公達を取り巻く人間関係とリンクする。
後にGODZILLAを撮ることになるギャレス監督、怪物の巧みな見せ方は流石。GODZILLAでみた演出も所々あり、怪獣感は十分。が、描き出されたモンスターはゴジラよりもムートーよりももっと謎めいていて、怖くて、美しい。なんでもできるのかこの人は。
GYAO!にて
B級映画の体裁を借りてA級な質感を出しているなかなかcleverで独創的な映画
①てっきり地球外生命が暴れる怪獣ものと思っていたし、冒頭早速クリーチャーが出てくるので「これは!」と思ったが、良い意味で裏切られた。②結局最後にしか全体像としてのクリーチャーは出てこないが、道中いつ出てくるか何時出てくるかと静かな緊張感を保ってラストまで引っ張っていく演出はなかなかのものだと思う。③最後にクリーチャーが交尾(?)している幻想的なシーンはそのまま『GODZILLA』でのMUTOのつがいの交尾シーンに繋がっているんでしょうな。④ほぼ主人公二人だけの話の為、旅の間に心を通わせるようになった二人(それぞれに事情を抱えているのもよくある設定)が最後に結ばれるのは予定調和的ではあるが、最後熱いキスを交わした二人が左右から救助隊に引き離されて終わりかと思ったら、その後冒頭に繋がるという展開になっているのですね。⑤B級映画の体裁ながらB級とは言えない余韻のある映画でした。
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自宅で鑑賞。イギリス製作、脚本・撮影・監督のG.エドワーズは本作が認められ、“ゴジラ”のリメイク版が決まった。一種のロード・ムービー。やたら低予算が取り沙汰されているが充分愉しめた。“モンスター(エイリアン)”を始め、荒廃した街やその他、特撮もよく出来ていた。ラストシーンの後、再度オープニングを観てしまい、コウなるのかと構成に感心。ガスマスク着用のアニメやクラゲの生態等、TVニュースを使い、巧く予備知識や世界観を盛り込んでいる。“サマンサ・‘サム’・ワインデン”のW.アベルが深い印象を残す。70/100点。
・本作に登場する“モンスター(エイリアン)”だが、本多猪四郎監督の『キングコング対ゴジラ('62)』、『宇宙大怪獣ドゴラ('64)』、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ('66)』辺りを想起した。またよく観ると劇中、ホテルのTVから流れるニュースのテロップで、もともとは木星の衛星の一つエウロパから来たと流れている。
・鑑賞日:2012年4月3日(火)
不思議な感覚
「GODZILLA ゴジラ」(14)のギャレス・エドワーズ監督のデビュー作。
制作費150万円という低予算にも関わらず、評価は上々、監督は大躍進という爆弾的作品だ。150万円の制作費でこのクオリティは凄いが、実際やれることは限られてくる。軍との攻防戦や爆破シーンなど、盛り上げ要素は皆無に等しいため、映像面では地味なのだ。
しかし本作のメインテーマはモンスターとの戦いよりも、戦争の真っ只中にいる人間の物語である。主人公は二人の男女。二人が織り成す妙に人間臭いやり取りや失敗など丁寧すぎる位に描き抜いている。かといってドラマ部分で抜きん出て心を揺さぶられるエピソードがあるわけではなく、ひたすら国境を目指す男女のやり取りと長旅を単調に描いているという構成だ。
本当にこれだけの作品なのだが、掘り下げると、非常に現実味を帯びているとも考えられる。もし現実世界にモンスターがいるとするならば、軍関係者では無い限り、さながら映画のようにモンスターに近づいて戦うなんてことはしない。我々庶民に出来ることは、逃げることだ。本作の主人公のように、危機に見舞われながら安全地帯をひたすら目指すのだろう。それを考えると、本作のあり方も変わってくるように思う。
ヒロインの子かわいいなぁ
ショートカットがすきだなぁ、タンクトップセクシーだなぁ、と思いながら見てました。旅をしながら心を通わせる男女+地球外生命?(笑)
このあとどうなるんだろーとワクワクしてたらいきなり終わったので、思わず「マジか…」と独り言が出ました。旅?のワクワク感はあります、個人的に。
資金の無さを演出でカバー
思ってたより悪くなかった。
と言うか、1万5000ドルでこれが撮れるのか!と言う驚き。
見る前はCGショボいんだろうなぁ、シン・ゴジラくらいに思えば大丈夫かな?と不安に思ってたが、モンスターは大作と大差ない仕上がりで驚いた。
モンスターはあまり出ず人間ドラマが中心だろうと思っていたので映画には満足だった。ただ、人間ドラマが二人の関係性が愛に変わって行くと言うのが有りがちと言うか、薄いと言うか…そこは資金が関係ないのだから、もっと濃密な関係性を描いて欲しかったように思う。
これから、ゴジラを撮ったという勇気には驚いた。
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