007 スカイフォールのレビュー・感想・評価
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出だしは快調ですが・・・・
全くの予備知識無しで観賞しました。
冒頭の列車での激闘からMI6本部が爆破されるまでは、
画面に引き込まれましたが、ボンドが軍艦島に乗り込む?あたりから、
俄然話がつまらなくなり、SKYFALLでの決戦
(何故ここで戦うのか?何故MI6は応援に来ないのか? 皆さん分りました?)
のあたりでは「早く終わらないかな…」と思ってしまいました。
よく考えると、存在さえも秘密のハードディスクを、
何故第一線のエージェントがノートPCに入れて持っていたのかも良く分らないし、Qに折角もらったワルサーも余り有効に使われないし…と、
いい加減な脚本という印象です。
折角登場した古(いにしえ)のボンドカー・アストンマーチンDB5も、
Mとのやり取りで脱出シートの話が一寸出たのが嬉しかったですが、
余り活躍しないで爆破されてしまい、残念でした。
ただ、本作を非常に高く評価されている方も大勢いらっしゃいますので、
人の感性というのは様々なんだなと思います。
007は、「死ぬのだ奴らだ」以降をほぼすべて、
劇場でリアルタイムで観賞していますが、
次回作を観に行くかどうか微妙です。
それでもオマージュではないだろうか
ボンドはショーン・コネリーの頃から見ているロートルファンだが、
どういう訳かダニエル・クレイグのボンドが、
ショーン・コネリーの次に好き、いやかなり大好きなので、
今作もとても楽しみだった。
その理由は色々あるが、コネリーの頃はあの時代ならではの、
そして今は今ならではの、時代の空気を体現したボンドなら、
自分的には楽しいと感じるから…だと思う。
(この二人の間のボンドは寧ろ、その辺の感覚が鋭く無いので、
きっと個人的にはそんなに好きでは無かったのだろうと。)
というわけで、MI6も007も現代の目線に晒され、
旧世界では考えられなかった厳しい事態を招く展開だけど、
それと並行して、寧ろ逢えて作り物っぽい旧態依然とした異国情緒や、
お約束のアクションシーン、アストン・マーティンやその例の装置、
それを揶揄する台詞等々、
数々の「懐かしくそそられるカラクリ」が現れる。
最終的に、ボンドとシルヴァを精神的に分けたものがなんだったのか…、
そこにもう少し踏み込むと良かったとは思いつつも、
これもいつもは描かれない、ボンドとMとの絆について想像しながら、
自分的にはあっという間に物語は終わった。
結局、MもQもミス・マネーペニーも総入れ替えとなるオチを見て、
コアの部分に収束したんだな…と思うと、
全編を通して、これも007シリーズの過去へのオマージュであり、
そして次回作への転換と意欲という感じがして、
個人的にはやはり007シリーズは嫌いじゃないな…と劇場を後にした。
こりゃ凄い。
最初は半信半疑だったんですよね。ダニエル・クレイグの前の二作で「ダメだこりゃ」と感じてましたから、今回もスッテンテンじゃないかと…。
はい、僕が悪ぅございました。スカイフォールは文句無しの快作です!!!
注目はMとQの世代交代。これがねぇ、また上手く説得力を持たせた展開なんですよ。ジュディ・デンチの引退作が見事に花開いた感じですよねぇ。いやぁ、恐れ入った。
新しくて古い007。まさにその言葉通りの逸品です。
みる価値なし
時間が空いてアクション系がこれだけだったので事前知識なしでみたのですが・・・
最初の10分のアクションは「これぞボンド!!」と思うのですが、その後2時間はほんとうに退屈で途中で寝そうになるぐらい面白くないです。
予告CMの列車に飛び乗って、列車の後ろがぶっ壊れるシーンが山といってもいいかもしれないです。
何が悪いというと物語のメリハリといったものがありません。
事件→説明→キャラクターの関係形成→事件→ピンチ→どんでん返し→クライマックスという波がほとんどない
事件→説明説明説明説明説明→事件→説明会話会話会話会話→ピンチ!!
みたいな感じです。
また、ボンド映画ということを踏まえると
ボンドカー(改造車両)が出てこない。旧式のカッコイイ外車は出てくるんですが、いまいちです。
ボンドアイテムが地味すぎる。リアル思考にしすぎてかっこよくない上に地味
見に行かなくていいです。
レンタルで旧作の値段になってから本命買った後に財布に余裕があってまがさせば借りたらいいお思います。
昔とは違うボンドでした
久しぶりに007を観ました。
ショーン・コネリーこそボンドだと思ってましたが、ダニエル・クレイグも渋くて良かったです。
アクションシーンや、ウイットに満ちたやり取りなど、ボンドの人物像があまり変わってなくて、すぐに作品に入り込めました。
結局最後は肉弾戦、というのも以前同様ですし。
007は水戸黄門のような様式美があって、お決まりの展開があるけどそれを分かっていながら楽しむ作品でした。
米ソ冷戦、NATOvsワルシャワ条約機構 という分かりやすい対立の構図の中で、作られてきた作品です。
なので、昔のボンドにこだわる人には、この作品はあまり面白くないかもしれません。
敵役がなぜ、あんなに強大な資金力や組織力を持っているのか、全く語られていません。
ちょっと唐突な感じを受けました。冷戦時代なら説明不要なことなんですけどね。
でも、ボンドの魅力が非常に大きな要素を占めている作品なので、ダニエルのボンドなら次回作もぜひ観たいと思います。
新たなるスタートライン
最初に題名を知ったときはてっきり「宇宙(衛星)兵器」か「ミサイル」をネタにした話かと思っていたら、なんとボンドの生誕地にかかわる地名だった。
冒頭の導入部が非常に面白く、本編はどれほど凄いのかと思っていたら、正直少し期待外れだった。Qがそれほどの働きを見せなかったり、Mの死にあまり必然性がなかったりするのも一因だが、何より敵キャラが弱い(力ではなく存在感が)のが致命的。何か中途半端なオネエ系のような雰囲気だが、それが全然魅力になっていない。組織を裏切り、その後ろ盾を失ったスパイが、ここまで強大な力を得てMI6を翻弄することに全然得心がいかないのだ。
この作品の存在意義はシリーズの「破壊と再生」を担うことにあるのではないだろうか。MI6の本部が破壊され、MもQも世代交代となり、更に現代におけるMI6の存在に否定的な立場を代弁する女性議員も、その直前のMの発言と自身が襲撃されたことで「現代社会においてもスパイは必要だ」と考えを転換するだろう。またボンド自身も闘いの過程で自らの過去を(その象徴である家と共に)葬り去った。その意味するところはMI6及びボンドのリセットであり、シリーズがまた新たなスタートラインに立ったということではないだろうか。
次作からは過去のボンド像に囚われることなく、新たなダニエル・ボンドが活躍する姿が見られることを期待したい。
初めて007を見ました
※ラストシーンにも軽く触れています
あまり予習をしない状態で、初めて007を見ました。
だからか、この作品でかなりの重要人物であるMの人物像・ボンドとの絆などがいまいち自分の中で固まらないまま話がどんどん進んでしまい、あまり話に入り込めなかったです。
また私は007シリーズに、シブい「チャーリーズ・エンジェル」だったり「オーシャンズ11」のような雰囲気の作品かな?とイメージを持っていたので、思っていたのと違うなという感じも受けました。
でもこれらの点は、予習しなかったこちらが悪いと思います。
事前に「ダークナイト」のような話になっていると記事で読んでいたのですが、本当に似ている所が多いなと思いました(主人公と敵の対比、敵の作戦など)。でも悪役のカリスマ性が全然違うし、全体的にそこまで深い話でもなかったように思えました。ジョーカーと違って過去が分かるであろうキャラクターだったので、事件を起こすまでの精神状態の変化の過程や過去がもう少し描いてあったらよかったかも…。
どうしてもダークナイトと比べてしまいましたが、同じくらいの衝撃と興奮はなかったです。
あと比べてしまったのは、「ミレニアム」の時のダニエル・クレイグです。個人的にはミレニアムの時の方が格好よかったです。
キャラクターの年齢層が高い点も少し気になりました。それを補うであろうQもあまりぱっとした活躍が見られませんでしたし、途中若くて綺麗でミステリアスな雰囲気の女性が出てきたと思ったらあっさり話の流れから消えてしまうし(この美女にも、もう少し深みがあってもよかったような…)。特に最後の対決のシーンです。主人公も敵もヒロイン?も助手?も親や祖父母の年齢で…。
ただ、上海やマカオの映像は幻想的で美しかったです。アデルの歌もよかったです。
古くて新しい英国スパイ
007もついに50周年を迎えた。半世紀も続いた映画シリーズなんて無い(もしかしたらあるのかも)。さすがに当時のまま、とはいかないので007も時代と共に変わり続けた。華麗な英国紳士を演じたショーン・コネリー。万人に受けるアクション映画のロジャー・ムーア。冷酷なスパイに成り切ったティモシー・ダルトン。それぞれの“ボンド”のいいとこ取りをしたピアース・ブロスナン(ルックスも個人的には一番“ジェームズ・ボンド”)。そしてリアルなスパイ像を打ち出したダニエル・クレイグ。(一人忘れてる気もするが、気にしないでおこう。)
ダニエル・クレイグは本当に上手く、自分なりのボンドを演じてきたと思う。だが2作品も“リアルな007”だといい加減飽きてくる人もいるはず。誰だって自分が一番好きなボンドがいるはずだから。「スカイフォール」はその期待に見事に応えている。
前半部分は今までのシリーズを踏襲している。トルコでのバイクチェイス、上海のハイテク高層ビル、マカオのステレオタイプなアジア像。さらには悪党の島まで出てくる。ボンドガールはきちんと登場するし、名台詞"Bond, James Bond"も今回は飛び出る。マティーニだってちゃんとシェイクされている。一つ一つの粋な演出が本当に嬉しい。しかもこれ見よがしにアピールするのではなく、監督は「分かっている」演出をするものだからなおさらだ。その中でもQの登場は従来のファンは嬉しいのでは。それも今までとは違いオタクっぽい青年で、新しいファン層のことも忘れていない。彼とボンドの会話シーンも、少しひねてあってとても楽しい。
だが「古いもの」ばかりではないのが「スカイフォール」の素晴らしいところ。ダニエル・クレイグは今までと同じく硬派なスパイだが、今回はそこに少しのユーモアを添えることで、ただシリアスなのでは無くなっている。トム・フォードのスーツを着こなし、オメガの時計も決まっている。その彼がワルサーPPK(今回はPPK/S)を携えれば、あまりの格好良さにもう満足だ。
そして彼と敵対するシルヴァを演じるハビエル・バルデムの存在感。こんなに脳裏に焼き付くほど、気持ちの悪い敵も久々だ。趣味の悪い髪型、服装、ネットリとしたしゃべり方。限りなく不快なのに、ものすごく魅力的な悪役なのだ。しかも悪事を働く目的が「Mへの復讐」という極めて個人的なものである点も従来の敵とは違う。彼は世界征服などいとも簡単にできる、とボンドにのたまう。それなのにM一人のためにあそこまでのことをやってのけてしまうのが、心底恐ろしい。
クライマックスの手前でロンドンの地下を舞台にボンドとシルヴァは走り回る。ここで終わらしても十分なのに、「スカイフォール」はこれでは終わらない。本当のクライマックスはこの後なのだが、ここからは完全にこの映画ならではの展開が待っている。映画の中で何度も言及される「時代の波」。冷戦時代の産物である“時代遅れ”のスパイが、敵国でも秘密組織でもない、ある意味で究極の敵にどう立ち向かうのか。その決戦の舞台へと向かうのが“あの”アストン・マーチンであることもにくい演出だ。
一つ一つの事を述べていくと、とてもじゃないが書ききれない。007シリーズへの愛に満ちていながら、また新たな007が誕生した。少しでも007が好きなら絶対に見に行かなければならない。
(2012年12月25日鑑賞)
「カジノ・ロワイヤル」はただの奇跡だったのか?(かなりネタバレ)
007シリーズ50周年記念作品。
ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドとしては3作目となる今作品ですが、前回、前々回では微かに匂わされていたボンドのMに対するマザコンっぷりが今回は全開になっています。
元々ダニエルボンドは「ボーンシリーズ」にかなり影響を受け、超人ではあるが無敵ではない、肉体的にも精神的にも弱さがあるボンド像が描かれています。
今回はさらに「ダークナイトシリーズ」の影響も受けているようで、過去にトラウマを抱え、肉体的にも衰えを見せるボンドvsMを付け狙う得体の知れない不気味な悪役シルヴァといった構図で、中盤までは、進みます。
途中、シルヴァがわざとボンドに捕まり、それを逆手に取って利用する場面や、ボンドが「Storm is coming」なんて言っている所なんかもろに「ダークナイトシリーズ」を意識しています。
でも中盤以降は、得体の知れない悪役が只のマザコン野郎だったり、デキるオタクっぽいQがあんまデキ無かったり、わざわざ人気も無く武器も無い廃屋に隠れてピンチになったり、アストンマーチンDB5が爆破されて、え?怒るとこそこなの!?だったり、最終的にこれミッション失敗してるよね?だったりします。
全体的に言える事は、MI6役に立たな過ぎだろ、どんだけ人材不足だよ!って感じです。
シルヴァとボンドの裏表の関係性。
シルヴァ=過去の007シリーズの暗喩。
Qの登場などで昔の要素を取り入れながらも、DB5を爆破することで暗示した新しい007像を作り上げるという気概。
などなど言いたい事は何となく伝わってきますが、全体的にどこに焦点が合ってるのかが解りづらい作品です。
オープニングは格好良いですし、前半の上海のビルのアクションシーンも面白い。でも「カジノ・ロワイヤル」ほどのデキを期待して観ると肩透かしを喰らいますよ。
M
なんといっても50年の歴史のあるシリーズものだから、沢山の人たちが
それぞれの思い入れとともに見て、あーでもない、こーでもないが巻き起こるのは致し方ないです、はい。
トムフォードのスーツに身を包むダニエルボンド、最高です。
007シリーズ往年の小ネタを挟みつつ、展開する本編を満喫できました。
いいじゃないですか、これが007でも。
だってあんな高いところから狙撃されて落ちても、シラッと生きてて
女性とベットにいるんだもん。もうさすがです。
墓標といい、実家に居たじいさんがMのことを(「エマ」でしたっけ?)
呼んだりしててあれっ?
Mってボンドの実の母親なの?って思ったのは自分だけでしょうか?
なにはともあれ、面白いですよ。この映画。
「古風なものは捨てがたい」「古風のものはいいわね」
映画「007 スカイフォール」(サム・メンデス監督)から。
暗闇の中だったので、誰の台詞か、メモし忘れた。(笑)
しかし「新旧比較」「世代交代」等のフレーズが、
作品のあちらこちらに散りばめられていた。
ボスのMには「引退プランの提案」がされ、
「ピッタリだわ、古株の再スタート」を始めとした
「スパイを追う? 時代遅れだ」「君の趣味は?」「復活だ」
「スパイか?」「人出を使って情報収集は、古いものてす」等、
スパイを否定するようなシーン、会話が目立ったが、
やはり最後に役立つのは「昔ながらのやり方」だったり、
「昔の道具」だったりするから面白い。
「古風なものは捨てがたい」「古風のものはいいわね」は
そんな「007」の存在感を示している気がした。
まだまだ、若い人たちの知識や、新兵器には負けない、
経験からつかんだ知恵こそ、これからの時代にとって
役に立つに違いない。
北朝鮮のミサイル打上げ情報を事前に察知したスパイは
いなかったってことなんだろうな、きっと。
情報だけで、判断するには限界があるものなぁ。
P.S.
ボンドが生まれ育ったの家の執事が
「M」のことを「エマ」と呼んだシーンがある。
これは何を意味するのか・・ちょっと気になる。
原点回帰
良かった点
シルヴァの緻密な作戦がサスペンス的な感じでいストーリーだった
上海のビルの中、ネオンが上手く絡んで幻想的なシーン
Mの交代、マネーペニーとQの復活→次回作からのからみに期待
悪かった点
緻密な作戦とは裏腹に、シルヴァって生身でボンドと戦ったらどうなったのかが気になる。
殺されたボンドガールの存在感が薄いというか、クレイグの相手には若すぎる気がしました。
謎
見間違いかもしれないけど、マカオのカジノシーンにちらっと『カジノロワイヤル』に出てた髪を束ねたギャンブラーが出てた気がするんだけど
やはりAマーチン♪
従来のボンドのイメージからかけ離れいる今のボンド(ダニエル)に
めっぽう足りないのは、「女たらしの性分」だとずっと思ってきた。
十分な演技力と鍛え上げられた肉体には文句のつけようがないが、
どうもJ・ボーン的なイメージが強く、キャラに遊びの要素が全くない。
いつも必死で可哀想なボンド、ダンディズムもなければ余裕もない。
もちろんそれなりにカッコいいのだが、あのしかめっ面をギャグに
したところで、匂い立つようないやらしさはおそらく出せないよなぁ^^;
(いや、これから磨かれるのは分かりますけどね、人間が違いすぎ)
そんな意味で今作は、監督があのヒトだけあって(S・メンデス)
気持ち悪いいやらしさは出せていたかな。Mに抱く複雑な感情とか。
もちろんsean時代のボンドに一番ハマってきた中年世代の私には、
原作者が最も推すP・ブロスナン同様、ああいうイメージが強いのだ。
スマートで女たらしで苦境に立たされてもドヤ顔のダンディなボンド。
物語は単純、新春かくし芸大会みたいな(もうないか)お家芸のように
繰り返されるシリーズ展開。そんな体裁で楽しんでこられた気がする。
なので昨今のスパイ映画のように、あまり緻密なスケジュール展開を
期待してはいないんだけど、まぁ~今回のボンドは暗かったですねぇ^^;
話も暗いが画面も暗い。表情も暗いが展開も暗い。Sフォールは曇天。
ボンドガールとのお色気絡みや(やっと出たわね、シャワーシーン)
Aマーチン復活や新生Qの発明などの遊び心も多彩に配置、日本人に
とっては、あの!?ロケ地も披露されて(気付きましたか、あそこねぇ)
精一杯楽しめる方向へ持っていった感は一応アリ(トカゲもいいぞ!)
まぁアクションのピークがほとんど冒頭寄りなので、
もっともっと後半へと期待をかけていたファンは大いに裏切られるけど。
今回の主役はMかな。
そろそろお疲れモードのデンチ皇后には退いて頂き、次代はあの人が…
っていうところまでのお話。
うーん、、面白いかと言われれば、普通かなぁという感じは残るものの、
古来の007っぽい演出が張り巡らされていた気がする。
オープニングタイトルもいいので、あ~懐かしい♪と浸っていられる。
しかしこれだけの俳優達が歴代ボンドを演じてきて、
それが未だに続いているなんてことは映画的にはお宝ですからね。
ダニエルがボンドを演るなら今のイメージを続投するほかないけれど、
他の映画と変わらぬ演出じゃ007らしさが埋没しちゃうから気をつけて。
(強烈な悪役キャラにも期待したいところ。ハビエルは使われ過ぎだよ)
無敵ではなく悲哀あるヒーロー
ヒーローがカッコイイのは当たり前。
でもダニエル・クレイグの007は、無敵と言えるほど強くない。そして歴代にはない悲哀がある。
あのおネエちゃん達と戯れつつ小道具使って追っ手を振り切る、かつてのシリーズを優しくオマージュしつつ、
血を流す人間らしいボンドのアクションに、観ている方は共感していく。
カジノロワイヤルに始まる「結局守れないじゃん」は、今回も。
それがダニエル・クレイグの青い瞳に新たな哀しみと深みを添える。
これは、ただの色男では出せない魅力。
ただ、悪適役が物足りなかった。
あまりに無警戒なテロリスト。
二匹の鼠の話は良かったものの
見捨てられた事をじくじく怨んでようやく復讐出来るという瞬間に、一緒に死のうという女々しいボス。
同じく影のあるヒーローと言えばバットマン。
ダークナイトでヒース・レジャーが演じたジョーカーのような、(このシリーズもヒース亡き後の穴をライジングでは埋められなかったが)
圧倒的な思わず傾倒したくなるような悪役が現れて、
青い瞳に更なる陰が宿る事を次回に期待する。
う~ん・・・
前作から楽しみにしてました!特にダニエル演じるボンドが好きで今回も期待してました。が、制作期間にブランクができてしまったからなのか?
前2作との続きは全くなく、アクションシーンがあるわりには期待はずれでした。結局ボンドはMを守れず、Mの最後もイマイチの結末。ボンドガールもボスの所への案内だけで殺されてしまいます。
吹き替え声優もいつもの小林十郎太さんでなくがっかりでした。50周年記念らしい場面がいくつか出てきますがぱっとしない作品でした。
007史上最も優れた作品。
素晴らしいです!!
ピアース・ブロスナンの『ダイアナザーデイ』にて、はっきり007作品としての限界は見えていた。
陳腐なアクションコメディー映画に成り下がろうとしていた。
(タマホリ監督のCGの使い方が下手すぎるだけかもしれないが。笑)
そこで
『カジノロワイヤル』から、新たにダニエル・クレイグを迎え、シリーズの方向性を変えた。
金髪で青い瞳のダニエルを起用したのも、過去のボンドとは一線を画したかったからだと思われる。
ユアン・マクレガ-やジュード・ロウなど、有名スターの名が挙がる中で、ダニエル・クレイグに決まったとき、世界中がビックリした。
しかし、その方向転換は
『カジノロワイヤル』によって、大成功をおさめる。
誰も観たことのないボンド映画が、そこにはあった。
まだ、若くザラザラしたスマートじゃないボンドは
冒頭から血だらけになり走りまくる。
これ、ダイハード?といわんばかりに(笑)
そして、次々とアカデミー賞監督を迎え、新生ボンド映画を生み出してきた。
3作目となる、今回も、ドラマ演出に定評がある、サム・メンデス監督を起用!!
第2班監督のアレクサンダー・ウィットも、健在!!
今作でも、若く勇ましいボンドが繰り出す派手なアクションと、大胆なカメラワークを見せてくれている!!
それでいて、作品全体を通して、照明が、なんとも素晴らしい。
光と陰の使い方が実に見事。
静と動のバランスがとれている。
007の世界観を決定的なものとして表現している。
とくに、ビルのシーンは秀逸。
まるで万華鏡のような、不思議で斬新な世界が広がる。
素晴らしいの一言だ。
あー。
あのまま行ってたら、ミッション・インポッシブルと遜色ないハリウッドスパイ映画になっていたかもしれないな。
これは、007。
イギリス映画。
あくまでも秘密諜報員なのだ。
ロケーションも、素晴らしい。
007といえば、ロケーション。
奥行きのあるロケーションに、たたずむ007。
その背中は、ボンドが、それまでに背負ってきた何かをグッと意味している。
若きQの登場やワルサーのスペシャルバージョン、そしてそして、アストンマーチンに、あのテーマ曲!!
もう、たまらんです!!
オリジナルファンへのプレゼントだろう。
もう後半から胸がワクワクしてきます☆
そして、まさかのMの死…
大号泣しちゃいました(T_T)
俺しか泣いてなかったけど…(笑)
ラストは、冒頭で狙撃に失敗した女性諜報員のフルネームを聞いて
思わず、にんまり☆
面白い!!
物足りない
スパイシーンが物足りなかったな!
中盤までは良かったけど最後の家での銃撃戦があんまり。
ボンドはMを守れなかったじゃん!
あとボンドガールが物足りない!
結局助けてあげられなかったから可哀想。
Qが結構イケメンだったから映画観てからどんな俳優さんか調べてしまった!
あと長崎の軍艦島で撮影してたとは!今度観光に行くぞ〜!
見事なRessurection゚*。イェイd(d∀゚)(゚∀b)bイェイ。*゚
俺は007シリーズは初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリーからずっと観てるけど・・・
今回の『スカイフォール』は原点回帰かつ新生シリーズ始動ですなワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪
まずこの『スカイフォール』ってどういう意味かと言うと、町山智浩さん曰く「天が落ちようとも(この世が終ろうともの意)正義を成就させよ」というラテン語の格言の引用だとか。
オープニングからいきなり撃たれて電車から下の川に落下するし、前々作『カジノロワイヤル』と前作の『慰めの報酬』でも度々水に落ちたり、飛行機から飛び降りたりしてる。
007って必ずと言っていいほどボンドは落下するけど、ここんとこ落ち過ぎじゃないかと(;・∀・)
それ以外にも地下鉄を落っことしたり、ビルの壁から敵を落っことすし(・∀・)イイ!!
何回も落ちたり落としたりした挙句に自分の生まれ故郷の「スカイフォール」にたどり着く。
つまり「原点回帰」ってこと(゚∀゚)アヒャ
撃たれて川に落下してから文字通り「復活」してMの所に帰ってくるけど、死んだことになってるから戻るなら再度試験を受ける必要がある。
ところが年が年だし体力も落ちてるから、成績は不合格(ノ∀`)アチャー
でもMは合格ということにして再度ミッションに就かせる。
そしてシリーズ恒例の武器開発をしているQだけど、今回のQ若いな~~~イイネ♪d('∀'o)
小型の発信機とボンドしか使えない指紋照合付きの拳銃を渡す時に
「ペン型の発信機の方がいいですか?あれはアンティークですよ。」
(・∀・)イイネ!!
そしてカジノでのアクションがあって、敵のボスに会うべく行ったのが何と軍艦島!!!Σ(゚Д゚ノ)ノオオォッ
舞台を日本にしたシリーズ第5作『007は二度死ぬ』を思い出すな~(´Д`)ハァ…
ボスのシルバは元MI6のエージェントでMの部下。
Mに見捨てられたことを恨んでて、Mを殺そうと執拗に追い詰めていく。
シルバは一度MI6に捕まってから脱出して審問会で申し立てをしてるMを殺そうとするが、間一髪Mを救出したボンドが目立たない車に乗り換えて逃亡するが・・・
何とそこで乗り換える車がBMT216Aナンバーのアストンマーチンエェエェエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエライコッチャ
シリーズ第3作『ゴールドフィンガー』で乗った車(゚∀゚)アヒャ
助手席が吹っ飛ぶ赤いボタンもちゃーんと配してるあたりも心憎いですね~~~~プニュ( ´ー`)σ)Д`)
そこでスカイフォールに行って迎え撃つわけだけど、Mも仕掛けを作ったり拳銃を撃つアクションシーンに参加(∩´∀`)∩ワーイ
つまり今回のボンドガールは何を隠そうMな訳ね( ・∀・)アヒャ
過去最高齢のボンドガールですよこれは(*´・д・)*´。_。)ゥミュ
シルバはMを呼ぶ時いつも「Mother」とか「Mommy」とか言ってる。
つまりMに対しては愛憎入り乱れる複雑な感情を持ってるわけですな。
シルバが軍艦島でボンドに2匹のねずみの話を例にして「俺とお前はその2匹のねずみなんだ」と言ったけど、ラストでボンドがシルバに「俺が最後のねずみだ」という台詞、実にしびれますな~~~~~~ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ
しかしMは銃撃戦で受けた傷がもとで死んでしまう。
その時「私は1つだけ正しかった」と言う。
MI6本部が爆破されて地下に移転させた時、ボンドが「オフィスが新しくなっても古い物が残ってる」とMの机にあるブルドッグの置物を見て言ってたけど、Mはこのブルドッグの置物をボンドに贈る。
つまり年を取ったボンドを残したことが正しかったってことでしょうかね?
エージェントのイブは「デスクで仕事をしろってこと?」と言うとボンドは「その逆の意味さ」と言う。
だから年をとっても現場に出ろ!!ってことですネッ(oゝД・)b
最初MI6及びMの仕事を批判してたマロリーが新しいMとして着任して、その秘書に就くのがイブ。
フルネームは「イブ・マネーペニー」
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!
マネーペニーの机の場所、Mの部屋のドア・・・これは往年の旧シリーズの復活ですよ(*≧▽≦)ノ ヤッホ♪
さらにさらに・・・
『カジノロワイヤル』でボンドがMの部屋に侵入した時にMが「なぜここを知っているの?」と聞くとボンドは「あなたの本名だって知ってるさ」と言ってる。
新Mの名前はマロリーで、頭文字はM。
Mってのはコードネームじゃなくて、Motherの頭文字でもなくて、実は本名の頭文字だとしたら・・・
スカイフォールのボンドの両親の墓にある母親の名前がのイニシャルがMで、MI6の仕事を優先して、さらに子供に危害が及ぶことを心配して家庭を捨てて死んだことにした。
つまりMはボンドの実の母親?
なんてことも想像しちまう(゚∀゚)アヒャ
だとしたらスカイフォールに行った時に何かあっても良さそうなもんだけど・・・
とにかく007の原点回帰であり、『ドクター・ノオ』以前のエピソードとも受け取れるし、ダニエル・クレイグ版007の最高傑作ですよ゚+。゚(・∀・)゚。+゚イイ!!
スマートじゃない
面白いのだが見終わってむなしい。
掌紋認証銃のアイデアは見た。
どうせなら手振れ防止とか
顔認識スナイパーとかつければいいのに。
武器がないところで敵を待つというのなら
大抵は逃げるよ。負けるから。
空輸という手段もある。
頭隠して尻隠さずという間抜けさもある。
納得できる脚本ではない。
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