「二十三作目 防戦のMI6とM」007 スカイフォール Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
二十三作目 防戦のMI6とM
総合75点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:80点|ビジュアル:85点|音楽:70点 )
クレイグになってからの路線を引き継ぎ重厚な作りになっている。今まではMI6は世界各国で活躍するのが常だったが、今作では初めてMI6自体が攻撃を受けるという受身で防戦をする話になっている。ボンドの生家が見れたり、またその家が派手な見せ場になっていて映像的な迫力があった。
だが今回の話はMが中心となっていて、彼女が冒頭から作戦の失態を犯し政治的に糾弾され、さらに過去のしがらみから敵役も登場し活劇にまで参戦するという全て一式揃った忙しいものになった。ボンドというよりMの過去現在そして結末を描いた内容で、国家の情報局というにはかなり個人的な話になっていて、それ故に設定の壮大さがやや縮小したように思った。
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