ヒミズのレビュー・感想・評価
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よくわからない
いやぁ〜よくわからない笑
監督さんの詳しい解説?みたいなのがあれば是非読みたい。
窪塚洋介はやっぱカッコいいなぁ〜
めんどくせぇ〜ってセリフには、おっ!ってなった。
主役の2人の演技がすごい‼︎
この監督の作品の主役は大変だ笑
絶望的な青春映画
どうも「冷たい熱帯魚」を観た後だとキャストがダブっていて…
とにかく絶望的で喪失感に溢れた作品。
主人公が中学生ってところがさらに拍車をかける。
震災の後の原風景が作品をより重く感じさせる。
こんな世界観はなかなか描けないと思う。
ふみちゃんに萌え萌え
主演二人の迫力はよかったが、やっぱ醜男にしてくれなきゃ原作とのシンクロニシティがない。園監督は、よくもわるくも手塚ばりに使いまわし、スターシステムが多いな。ふみちゃんがすっごく可愛い。ベッドでジタバタするシーンとかたまらん。
新味のない内容、俳優は頑張っている
挫折とトラウマ、それに家庭内暴力と中二病という複合問題の様相を呈している。
言いたいことは、それらに負けずに夢をもって生きろ、時間はある、ということ。
新味のない内容だが、俳優はがんばっているかな。
前傾姿勢になりました。
夜中に一人、テレビから30センチ程しか離れないで見ました。み見終わったあと目がしょぼしょぼしました。
ってぐらい、のめり込んでしまう映画でした。どれもハマり役でその役を演じてるキャストがなんも違和感なく感じました。
少し現実的でないけどでものめり込んでしまう、面白い映画でした
まばたきを忘れ息を呑む作品でした。
なにせ主役の二人の演技に圧倒されました。
二階堂さんが十代にも関わらず存在感抜群で、染谷くんの映画も初めて観ましたが
熱演すぎて現実に起こったことを見ているような気持ちになりました。
世の中にはああいうクズの親に育てられた子供がたくさんいるのでしょうね。
自暴自棄になってクズを殺しに行くという考えもあながち嘘ではない気がしました。
もともと実話がもとの話が好きで、冷たい熱帯魚を見たのが最初の園監督の作品でした。
バイオレンスすぎて引きましたが、本当に面白かったのでヒミズを見たのですが。
最初から最後まで本当に息つく暇もないほどの力のある作品でしたね。
最後には希望が見えて泣けました。
本当に素晴らしい作品でした!!!!!!
役者の力を久しぶりに感じた
役者の演技を楽しむにはもってこいの映画。
邦画を見ていないせいもあるだろうが、ここ数年の役者の演技で印象に残るものがない。日本の役者は、スタイルが良く、顔が小さく、格好良い美しいが重点なのだろうか?もちろん見栄えとは必要なものだが…。
90年代前までの役者とは、顔がでかく特徴的で、一度見れば案外忘れられない顔ぶれが多かった。かつ、演技に情熱を感じ、それは鳥肌ものであった。
そんな良きものを思い出させる映画だった。
そして、そんな彼らをコントロールした園監督。彼こそが今をときめくと聞いて見始めたが、まだ彼の良さは分からないので、じっくり作品を観て行こうと思う。
とはいったものの、物語に関しては、
ひどく不安定で、行き過ぎて共感できるポイントのない、けれども思春期を描いたもの、といった程度にしか捕らえていないが。笑
絶望というポイントを、撮影中に起こった震災と掛け合わせて行うという大胆さは並の人間にはできまいと感じる。しかし、それが本当に必要だったかは私は思わないのだが…。震災を混ぜなくてもこの物語はひとつとして強烈な絶望と不安を兼ね備えていた。むしろ、もっとややこしくしてしまったのでは?という印象。一瞬ドキュメンタリーかと思ってしまったし。
とりあえず、
二階堂さん可愛いーーー!
配役よろし
若い俳優の力を感じた良い作品でした。
細かい演出は割と好きになれたのですが、窪塚とかむらじゅんのチンピラは良かった。w
住田が人格が破綻していくまでの行程にはちょっと腑に落ちなかった。父親を殺すという事件で一転するというのは、次元としては安い感じがした。もうちょっと精神的な苦痛の中での葛藤から人格破綻に向かう方が好きだ。
例えば、父親を嫌う一方で、父親との人間関係若しくは過去の思いでに縋ってる自分がいて、そんな自分を嫌いながらも否定しきれない自分や父親への気持ちを必死で閉じ込めておきながら生きてる、みたいな設定があったりしても良かったと思う。劇中その父親に自分の存在を完全否定されるシーンがあるが、その時ズート自分の中で支えてた支えが折れ、たがが外れて破綻してしまうといった内容だったら良かったのになぁ。
あれだけ剛胆で向こう見ずな住田が父親を殺した事で破綻に向かうのは寂しい。
死体を埋めるのも不要な行動だったと思う。
殺人を岐路にしなくても良かった様な気がする。
最後に土手を泣きながら走るシーンがあるのですが、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」がかかるのですが、俳優の演技が良かったので不要な演出と思いました。しかも音量が大きい。
震災
遅ればせながら観ました。
園子温監督作品はいくつか興味がある作品があったのですが、結局ヒミズが初めての作品に。
毒々しくダークな園子温監督のイメージより、少し、軽い?優しい?印象。
震災が影響し、深く突っ込めなかったのでしょうが、それでも充分にこの作品の魅力は出せていた。
内容が重くメッセージ性があるので染谷、二階堂の話題性だけで、この映画を観たら受け止めきれないかもしれない。
ヒミズの原作を知らないため、魅力を100%だせたかは分からない。しかし、絶望のなかにも希望を見出すラスト等、震災をほぼ違和感なく取り入れられていた。
しかし、震災のシーンがないヒミズも観てみたい気もする。
なんかやっぱり
基本的にワンパターン。
演技は悪くないけど、「演技うまいな」と思わせる時点でシナリオの敗北。
あらゆる芸術の面白さは、「作者の視点を通して世界を観る」ことだから、そのしおん監督の視点は独特で面白いのだけど、偉そうな言い方をすれば底が浅くて飽きる。
浅いというより、青いのかもしれない。ギラギラしたりダダこねたりと子供の視点。だからこそ、観ている方も焦るぐらい揺さぶられることもあるのだけど、大人はそこを通り抜けていまがあるのだから、もうそれに不用意に惹かれることはない。
視野の狭い「なにをいまさら」感を感じてしまう。
スプラッターでもホラーでもサスペンスでもドキュメンタリーでも、なんでもいいから、大人の視点で物事を見たい。
ときどき、つき合っている大人の役者が大変そうに見えるのがこの監督の限界って感じ。若者に破壊のパワーがないからの代弁者なら、その先にあるものに対して破壊すべき。
・・・と言ってこの作品は逆にそういう監督がそこ描いてしまったから、却ってとても居心地悪そうに見える。はにかんで破壊しきれない教訓映画になってしまった。
プロの手による自主映画って感じ。
そこ叫ぶ?
熱い演劇みたいに、叫んだりエキセントリックな行動をとられたりすると途端に恥ずかしくなってしまう。
もうちょっと抑えた演出ならもっと物語に入り込めたかなあ。
自分にはない感情だから合わなかったのだろうなあ。
でも、ちゃんとがんばろうという気持ちにはなったよ。
染谷将太買い!!だが長い!
賞取りの若き2人頑張ってたながら、
長いだけあって自分的には中だるみ
おかげで睡魔との戦いに・・・
翔太君はやはりうまし!!
二階堂ふみちゃん、うまいながら声のトーンは好きでないので
鼻につく
だけど体のラインがきれいでうッとり
とてもよかった!
園監督の映画は毎回「自分が不幸なのは全部親のせい」といじけた登場人物が出て来ては、それでいながら他者を必要としている、本当に甘ったれな人間ばっかりで大変苦手であった。被害者意識丸出しで居直っている感じも嫌だった。文句があるならさっさと一人で生きればいいし、憎ければぶっ殺せばいいだろとしか思えなかった。
今回の『ヒミズ』はいじけた根性の向こう側を提示していてとてもよかった。これまで見た中で一番よかった。二階堂ふみちゃんがパンツまで見せてくれていた。彼女の表情の豊かさが大変素晴らしかった。
しかしどうにも変だな~と思ってしまう場面も目に付いた。
・ホームレスがパーティで輪になって踊る。
・二階堂ふみが石をポケットにためる。
・二階堂ふみの家庭の問題。
最終的に二階堂ふみちゃんが池に石を投げるという感動的な場面のためにそんな不自然な行動があとづけされているんだと思うんだけど、それにしても変すぎる。日常生活で邪魔すぎるだろう。
そんな不自然さも園監督の持ち味と理解を抱けるようになりたいものだ。
わりと直球
震災をとりいれたことに賛否両論みたいではありますが、
個人的にはいまの日本に対するものすごくわかりやすく、
かつ力強いメッセージとしてよかったのではと思います。
そんなに簡単に受け入れられない人も、もちろんいると思いますけど…。
初めて園子温作品を見たのですが、引き込まれました。
役者の演技はもちろん、カット割や音楽、効果音の使い方など、
絶妙な具合で不安をかきたてるので、自然と見入ってしまう感じでした。
一見すると重いテーマで、作家性も強調されてそうですが、
そういう意味では、見る人をちゃんと意識してるんだな…と思って、
食わず嫌いしてる人がいたらぜひ見てほしいなと思いました。
次作に期待
主演の二人が素晴らしい!原作を読みたくなりました。賛否が分かれるのでしょうけれど、僕は残念ながら早くラストシーンが来ないかと途中で苛ついてしまいました。以下その勝手な理由です。震災を絡めた意義が見当たらない、脇の園作品常連俳優が生かされていない(人物の描き方が足りないのか中途半端なのかストーリーと時間に対して登場人物が多いのか)、ヴィヨンの詩の引用が上滑り、ゴダールやクストリッツァ作品のシーンを連想させる演出が軽い、ざっと思い付くところですが、ラストシーンは良かったと思います。次作に期待して。
泥まみれでもきれいな二人。
描かれている絶望と狂気に対して、
もちろん肯定はできないけど、嫌悪を感じつつも否定も出来ない
…そんな気持ちになりながら観てた。
これまで自分が持ったことのない感情を引きずり出された感じ。
けど、現実や日常からかけ離れている…と《思いたい気持ち》がオイラの中にあったから、どっぷり感情移入はしなかった。
出来なかったんじゃなくて、しなかったんだ。
主役のふたりがキレイだった。
なんか溢れてくるものがキレイだった。
この感じがなかったら、きっとオイラこの映画好きになれなかっただろな。
チキチンッ♪
今日の一句『どん底に もがいて探す 生きる意味』
愛情について考える事すらできない貸しボート屋の中坊が、オカンに捨てられた挙げ句、ろくでなしのアル中親父を殺す救いようの無い青春映画。
どん底でもがく彼を真っ先に理解すべきヒロインのクラスメートは、必要以上にハイテンションでやかましく、嫌悪感が募る。
殺気めいた無償のエールは、母親に酷似した存在感すら漂う。
己のしでかした罪への懺悔と開き直りが、さ迷う街角にて様々な狂気との出逢いにより、行き来し、ネチネチ堂々巡りするため、切り口はクドく、やがて、嫌悪感は作品全体を征服する。
人は他人を支配する事でしか快感は得られないのか。
だとしたら、弱者にとって暴力を解決するには暴力のみなのか…
とやり切れない気持ちだらけでスクリーンを見守る自分もまた情けない生物だ自覚し、悲嘆に暮れる。
しかし、最後まで2人の苦悩に見入ってしまった。
原作は未読なので、古谷実の描写力なのか、園子温の表現力なのかは解らない。
この映画自体の魅力自体理解不能である。
クランクインが震災直後だったため、展開が大幅に変更され、強引極まりないタッチにレビューは否定論が上回る始末だ。
だが、私は正解やったと断言したい。
震災以降、《生きるとは虚無感との闘いでしかない》と思う事が日に日に強くなっているからだ。
辛いんだとか、悲しいんだとかじゃない。
とにかく何かが虚しいんだ。
大人になるってそういうことなんだよ。
責任とか義務とかって面倒臭いだけだ。
職場とかで苦労するのが生き甲斐やとかヌカす奴は、欺瞞以外の何者でもない。
そんなもん嘘っぱちだ。
園監督の『冷たい熱帯魚』の吹越満やないけど、「生きる事は痛いんだ」
人生なんて、それ以下でもそれ以上でもない。
そもそも生きる意味に結論なんて無い。
そうやって人間は悩んで、狂って、泣いて、笑って、死に絶えていく生き物なんやな…
と、包丁入り紙袋を握り締め一心不乱に走る彼を観て尚更思った。
こんなん映画批評ちゃうね。
まあイイや。
最後に短歌を一首
『波去りて 傘は要らない 泥の夢 沈(鎮)む血の雨 掃き溜めの詩』
by全竜
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