「被災映像の「とってつけた感」と、若干のピンボケ感。」ヒミズ Jolandaさんの映画レビュー(感想・評価)
被災映像の「とってつけた感」と、若干のピンボケ感。
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「愛のむきだし」は大好きなんですよ。原作モノだけど、新宿スワンも。「地獄でなぜ悪い」は、受け付けなかった。
公開当初から、「見ねば」と思っていた本作。重いことは重々、覚悟の上でしたが、なんというか…想像以上の重さ。というか、重苦しさ。
たとえば父親役の光石研の登場シーン一つ取っても、わざとらしくうなだれたり音楽かけたりせず、淡々と描いた方が…と思ってしまった私は、フランスあたりのフィルムノワールが性に合ってるんでしょうね。
原作を読んでないので何とも言えないけれど、苦しい環境と被災と悪人と犯罪と通り魔とボーイミーツガール的な要素が、いわゆる「ごった煮」の状態で、ロンパリというか、ピンボケ感を起こしてる気がする。被災地の映像を使わずに「被災」を描けたらスゴイのかな?なんて、素人考えだけど思ってしまう。最初と途中と最後にそれを持ってくるのが、なんだかイヤらしく見えてしまうのよね。ヴェニスのゴンドラでプロポーズしたかったのは分かるんだけれども。力業というか、同情票狙いというか。
さんざん書いたけど、染谷くんは上手いです。染谷くんの美貌が唯一の救いでした。
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悠々同盟さんのコメント
2021年5月14日
私は自分が落ち込んでいる時にこの映画を見ると
絶望感からの這い上がりで
頑張れ!住田!
住田!頑張れ!って
応援しながら自分も頑張ろって
号泣して元気をもらう映画になってます笑