「普通に生きる、ということ」ヒミズ ke_yoさんの映画レビュー(感想・評価)
普通に生きる、ということ
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主人公が望んだ普通に生きるということ。
子供を愛する健全な両親がいて、
生活する最低限の収入があり、
高校卒業頃まで普通学級に通える健康があり、
自身も世の中から拒絶されない程度は健全さに
(見た目と対人スキル)恵まれた人間であること。
ソレって物凄くハードル高くないか?
両親がいないなんて余裕でそこら中にある。
貧乏だって進学を躊躇うレベルは知ってる。
普通学級には通えたけど入院手術繰返した。
何が理由か曖昧ながら、虐めにも遭ってた。
ヒミズの2人は、親にも愛されず、居場所も将来を描く余裕もなく、それなのに主人公は普通に生きることを望んでいるんだが…その、普通ってナニ?
羅列したようなことを普通だとすると、結構ハードル高くないか?でも、そういうの全部持ってる子はソレらを普通、だと思ってるぞ?
とにかく親が異常だったが、あるんだろうな。
未成年の死亡のニュースで聞く話は、大抵がそんな背景を思わせるもんね。
光石さん、黒沢さんを嫌いになるかと思うくらい演技力ありすぎて苛々したわ。
辛い生育環境に置かれた子供たちに、ヒミズみたいな血縁と無関係に周りに支えてくれる仲間がいますように。
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