海でのはなし。のレビュー・感想・評価
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大宮エリーを偲んで
2006年公開作品
宮崎あおい20歳
西島秀俊35歳
監督と脚本は電通出身のコピーライターでCMディレクターの大宮エリー
映画監督と映画脚本は彼女の初挑戦
結果的には生涯唯一の作品となった
タレント活動のほか芸術家の一面もあり岡山市犬島には彼女のアート作品「フラワーフェアリーダンサーズ」が設置されている
タモリ倶楽部に度々登場する謎の文化人の一人だった
元々はスピッツをイメージとしたYahoo動画として発表され後に劇場公開された
どんな仕事も話があったら大抵のことは引き受けたらしい
家賃を払うため
粗筋
吹野楓は父の浮気を疑っていた
母に話しても彼女は浮気を疑うことはなかった
そんな母も父の浮気を知ることとなる
楓の母は父と籍を入れてなかった
父の苗字は真壁
父には籍が入っている別の家庭があった
楓は私生児だった
強いショックを受ける楓だが博士に励まされる
楓が兄のように慕う非常勤講師の日比野博士は彼女を妹のようにしか見ていなかった
けれども楓は男として博士が好きになった
大川隆法の映画にも言えるが俳優が台詞のやり取りしてるのに歌詞付きのBGMは邪魔
たとえスピッツだとしてもダメなものはダメ
東大合格する人は全く気にならないのかな
バーでカンパリオレンジを注文するオッサンは自分くらいだと思っていたが芝居上とはいえ西島秀俊もなら心強い
自分の母親に面と向かって「おふくろ」って呼ぶのはアリなのかな
第三者に対し「俺のおふくろがね」というなら勿論アリだけど
コロンボが口癖で「ウチのカミさん」って犯人に言ったりするけど自宅に帰って奥さんに「カミさん」って呼んだりしないと思うの
森進一だって自分の母親のこと「おふくさんよ」と呼んだりしないはず
そういうことだと思うよ
使い分けしないと
配役
愛人の娘だと大人になってから知ることとなる吹野楓に宮崎あおい
物理学の非常勤講師の日比野博士に西島秀俊
パチンコにハマっている博士の母に天光眞弓
株に手を出して失敗したりやりたい放題の博士の父に保積ぺぺ
博士の友人?のカオリに菊地凛子
博士の同僚に川村早織梨
楓の父親に勝野洋
楓の母親に毬谷友子
見てられない
ここまで酷い映画とはなかなか出会えないってレベルの作品。
パッケージとかのイメージとしてはクライマックスの大事な場面でスピッツの曲が流れるのかと思ってたが(個人的にはスピッツはダサすぎるからそれでも微妙だが)、開始早々スピッツの曲が全開で流れる。
しかも何曲も何曲も、物語序盤のかなり重要なシーンでも平気で流れるから、雰囲気もクソもあったもんじゃない。
作品単体で見ても平成初期のトレンディドラマみたいなレベルだけど、スピッツの曲が作品のダサさを一気に跳ね上げてる。
決して、今見たからダサいわけではない、この映画は公開当時の2006年でも異常なレベルだったと推測される、平成最初期でギリギリ許される作品なんじゃないかな。
クソ映画は、毒にも薬にもならない無印象映画よりマシだと思ってたけど、この映画は毒にも薬にもならない無印象な映画にスピッツの曲を無理やり盛り込んだ結果としてクソ映画に仕上がってるから、無印象映画とクソ映画の悪いとこ取りになってる。
博士がよかった
博士の考え方とか、気持ちの奥深いところにもう少し近づきたかった。
なんとなくは伝わるけど、ちょっと曖昧なままなので、もう少し長いバージョンが見たかった。
スピッツの曲に合わせて作ったというわりには、台詞やタイミングがイマイチあっておらず、ちょっと曲が邪魔シーンがありましたが、ラスト10分ぐらいはとてもよかったです。
スピッツさんの曲の歌詞はわからない部分が多いので、映画もわからないのかなあっとも思いました。
見ていられないレベルのひどさ
正直ひどい。
レンタルする前に「スピッツの曲をテーマにした・・・」映画のようなコメントを見ていて、レビューもそこそこ高かったので期待して見た。
映画冒頭から唐突にスピッツの曲がかかる。「スピッツの曲をテーマにした・・・」映画だからそういうものかと思っていたら、シーンが変わって曲の途中で音がブチ切れになる。まあまあそいうものかと思っていた、話の展開も唐突。配役のセリフも唐突。
この性格の人がこの場面ではこういうことを言うよね、こういうことは絶対に言わないよねっていう自然さをことごとくぶち破って来て、たぶん脚本がボロいんだろうなと思った。
途中まで見た(博士と海に行って車の中で告るシーン)けど、これ以上は見ていられないと思いドクターストップ。
本当に時間があったら本当にだめな映画だったか検証のために見てみる。
★0
9年も前の映画なんて、びっくりした。スピッツの歌とよく合っていたの...
元々はネット配信作品らしい
詳しい事は知らないのですが、元々はネット配信の作品で完成度が高いから劇場上映を望む声に応えての公開と、何かの記事で読んだ気もするのですが…。
スピッツの曲を使うのは当初からの目的の一つでしょうね。特徴的なサウンドと声質が青春の儚さを表現しているのは皆さんもご存知の通りで、これに宮崎あおいの少女から女に変わる時期の心の揺れ動きと、西島秀俊の独特な朴訥さが不思議と一体化しています。
ただ残念なのは映画全体を観終わると、宮崎あおいが少女から脱皮して女に変わるとゆう感じでは無く、西島秀俊が自分の家庭の問題から自棄を起こして“子供に成り下がった”様な印象を観客は持ってしまうのではないでしょうか?
時折入るナレーションが『初恋』を思い出してしまう程なんですが、この辺りのまだ“足元が定まっていない感覚”は、今後宮崎あおいがどんな女優さんになって行くのか※1 ファンならば目が離せないのが彼女の魅力の源でしょう。
※1 勿論、みなさんご存知の通りです
(2006年12月29日ユーロスペース/シアター2)
名作。オススメ
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