「「キック・アス」より濃ゆい!傑作!」スーパー! マロンさんの映画レビュー(感想・評価)
「キック・アス」より濃ゆい!傑作!
「キック・アス」がクロエ・モレッツのアクションを中心にした完全娯楽作ならこの「スーパー!」はオッサンの暴力をテーマにした完全問題作。神の掲示を受け自分の正義を信じヒーローとして活動し始めるフランクだが、それは戦いではなく一方的な暴力。強盗”未遂”やドラッグ売買”らしい”人物を見つけては不意打ちで頭をカチ割り半殺しにする。そして次第にその行為はエスカレートしていき、列への割り込みや車へのいたずらですら”悪”としてレンチでぶん殴るように・・・。
ヒット・ガールが悪党どもをバッサバッサと切り倒すシーンには爽快感と疾走感があふれていたけれど、このクリムゾンボルトのそれには不快感と気持ち悪さしかない。エレン・ペイジ演じる狂った相棒・ボルティーが仲間に加わってからは、それがさらに増大し、悪党をズタボロにし歓喜する姿はまさに「悪」そのもの。しかしその気持ち悪さこそこの映画のキモだと思う。
※長すぎるのでブログから一文抜粋(全文はブログにて11/6公開)
「まんざらでもない」
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