NINIFUNIのレビュー・感想・評価
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あえてタイトルから離れて「観る」
「事実」がふたつ在り、ビミョウな距離で交差していく。「分かりやすい」ストーリーはない。意味もない。解くべき問いもない。
この映像から何を感じるか、何か自分の感性が試されているような作品。
主人公田中の事件後の足取りをただカメラが並走する。背景の荒んだ地方都市の風景と穏やかな荒波のコントラストがなにか美しい。
対照的な無機質なももクロのPV撮影風景。
真利子監督がインタビューで言っているように、タイトル元の「而二不二」に囚われる必要はないかと。ただ「記号」のようなものとして看過し、「この作品はこういうことをテーマにしているんだ」とみるものに制限をかけないこと。
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NINIFUNI
今を未来に生きる少女たちと生きる気力も希望もなく生命を断った青年。互いに互いの姿が見えることもなく、一切の干渉もなくすれ違っていく。なんだか虚しい心地がします。
あと、短い映画でも、映画館で観るのが一番だなと感じました。
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