「両手じゃ抱けないチャンスもある」ソウル・サーファー harizoさんの映画レビュー(感想・評価)
両手じゃ抱けないチャンスもある
予想外で今年イチバン泣きました~。
もっと話題になってもいいのに~と思う程、
この作品めっちゃいいです☆
“誰かが希望を見いだす手助けができるなら、
私が腕を失った価値はあったと思う”
ベサニー・ハミルトン
↑パンフレット読み返しながらまた涙。
夢と希望に満ちていた13歳の頃、鮫に片腕を
奪われながらもサーファーの夢を諦めなかった感動の実話。。。
、、、って簡単に言うと薄っぺらく聞こえるけど、
これは見ないとわからない。
偏った同情や暗くなることなく泣ける感動作。
青い海での美しいサーフィンシーンも見所ですが、
この作品で本当にいいと思ったのは、
ありがちなお涙頂戴劇におさまることなく、
あくまで主人公の海やサーフィン愛の軸がブレず、
彼女が苦難に戸惑う心情、それをさりげなく支える
家族や友達の愛情を含めて
おしつけがましくない脚本が良くできてるなぁと
自然と涙がとまらなかったです。
「ファミリー・ツリー」の時も思ったのですが、
ハワイの自然や海って人の心を強く優しく大らかに
育んでくれる不思議な聖地なような気がしますね。
今作も若干13歳で腕を失いプロのサーファーの夢が
絶望的に感じてしまってたであろう彼女が、
決して弱音を吐かず人生をうらむこともなく、
前向きな120%プラス思考の姿勢と笑顔がステキすぎで
逆に支えてくれている周りを明るくしてくれるパワーが
あったり、選ぶ言葉もどれも心に響くものばかりでした。
主演の(アナソフィア・ロブ)ちゃん。
「チャーリーとチョコレート工場」の生意気ヴァイオレットや
「テラビシアにかける橋」でも瑞々しい元気な少女を好演
してたけど、すっかり美人なお嬢さんに仕上がってますねw
今作も当たり役☆
わずか1ヶ月ちょっとのトレーニングで乗りこなしている
サーフィンの腕前というか運動神経もあっぱれです。