劇場公開日 2012年6月9日

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「こういう映画を もっと取り上げてほしい」ソウル・サーファー Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0こういう映画を もっと取り上げてほしい

2011年7月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

とても良い映画でした。 普段は エンタメ重視の私も、この 実話を基にした作品に 久々に涙して勇気をもらいました。

実在のプロサーファー、べサニー・ハミルトンの実話を 映画化した作品。 当時13歳だったべサニーは リップカール(サーフィンブランド、べサニーのスポンサー)のメンバーとサーフィン中に サメに襲われて 左腕を失う。 片腕を失くしたショックを打ち消すように 3週間後には またサーフィンを始めたべサニーだったが、周りの視線や “一人でできることと できないこと”をひしひしと感じ始め。。。と お話はつづきます。

べサニー・ハミルトンを演じた アナソフィア・ロブ。 『チャーリーとチョコレート工場』で 生意気な女の子を演じていた アナソフィアちゃんが、こんなに大きくなっちゃって。 演技も 共に成長している、という感じです。 プロサーファー役とあって、かなり サーフィンを練習したみたいです。 CGとはいえ、片腕の彼女を見るのは ショックでしたが、べサニーも納得の内容だったのではないでしょうか。 二人に 心から敬意を表します。

べサニー・パパ役に デニス・クエイト。 元メグ・ライアン夫。 娘思いの ボード作りもこなすパパを 好演。
べサニー・ママ役に ヘレン・おでこ・ハント。 『Then She Found Me (2007)』で ヒロイン役を演じていて(相手が コリン・ファース)シワシワ顔が キツイなぁと感じたので、今回のママ役は バッチリ決まってて “こうゆう配役で 定着してほしいな”と 個人的に思いました。

ここで イケメン・チェック! べサニーのお兄ちゃん・ノアを演じた ロス・トーマス。 短気だけど 妹思い、腹筋がセクシーな 兄ちゃん♡(病院のシーンが 印象的) こんなお兄ちゃん ほしい!
もう一人のお兄ちゃん・ティミーを演じた クリス・ブルック。 髪型で イマイチ表情がつかめませんでしたが、ブルー・アイが魅力的な なかなかのイケメン君です♡

あ、特別出演でしょうか、教会のボランティア員・サラを演じた キャリー・歌手・アンダーウッド。 この人、歌手なので 演技を期待しないでください(と 自分に言い聞かせ)。 重要なシーンにも出てくるので「壊さないでくれぇぇ。。」と 冷や冷やしながら 観てました。 彼女に“悲しみの表現”ができたなら、もっと泣けたかも。

女の子とはいえ、サーフィンのシーンは 迫力あります。 シャーク・アタックも一瞬ですが、かなりの衝撃です。 悲劇は突然 襲って、失望や挫折を招くけれど、周り人々の愛と 前向きに生きようとする 気力(努力)は 救いにつながるというメッセージが伝わってくる作品。 ハワイの素敵な景色や、あこがれのライフスタイルなども 垣間見れます。

『ソーシャル・ネットワーク』や『アンストッパブル』などの(実話を基にした)作品も よいですが、こういう“頑張っている人の 映画”も もっと取り上げてほしいと思いました。 CG以外のサーフィンシーンもありましたので、日本の劇場で 公開されることを期待します。

Blue