「役所広司さんが嫌いになる作品」一命 りかさんの映画レビュー(感想・評価)
役所広司さんが嫌いになる作品
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冒頭の瑛太さん扮する州女の切腹シーンは見てられなかった。
介錯役の何度もの非情な言葉かけは
この場合に必要なことだったのか⁉️
州女が最初に振り向いた時に役を果たしていても良かったのではないか、と思えてならない。
はるか400年前、
人一人の命なんて軽いものだったと本作で教えてくれる、 武士、侍の時代、
武家諸法度によりお家取り潰しとなり浪人となった津雲が父を亡くした州女と娘美穂と江戸に移り貧しいながらの暮らし。
子供達は成人し、津雲の口添えもあり夫婦となり金吾という息子ももうけた、
一番幸せな頃。
あばら家で住むせいか胸を悪くした美穂と流行病かの金吾を抱えて途方に暮れる州女。
一大決心をした州女の果ては、‥‥。
父津雲は、
州女は妻子を救うが為に必死だった旨話すが、
家老斎藤には、「庭を貸したまでよ。」と
鼻で括ったかのような物言いで返されるだけ。
そこで介錯人だった者達から切り落とした髷を見せ、命を惜しみ隠れているぞと暴露する。
自身が携えた腰の物も竹光であった。
愛する娘、婿、孫を失い生きることなど望まない津雲が州女の無念を晴らすべく乗り込んだのだ。
津雲の話の矛盾を無くすが為三人に切腹を申し渡す家老。
何かあると直ぐ切腹❗️
州女は賢い人間であるのに、焦りからか、
間違った選択をしてしまった。
何の落ち度も無く命を差し出す羽目になろうとは。
厳しい武士の世界、こうして淘汰され、
運の良かった者、が生き延びれたのか⁉️
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