「海老蔵すげーよΣ(゚Д゚ノ)ノオオォッ」一命 初台験さんの映画レビュー(感想・評価)
海老蔵すげーよΣ(゚Д゚ノ)ノオオォッ
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オリジナル版『切腹』もいい映画だけど・・・
俺はこっちの三池監督版を推したいです(^O^)/
幕府の大名取り潰しのあおりを食らって貧乏暮らしを余儀なくされた武士の悲哀もさることながら、何より貧困とはいかに過酷で残酷なのかを思い知らされる。
竹光で切腹をさせられるという残酷かつ理不尽極まりないシーンは、ローマ時代の遊民もそうだけど人間の残酷さをこれでもかと映し出す。
死体を運んできた使用人も心底申し訳なさそうに謝罪するし、家老もあまりの無残さに見るに見かねて介錯をし、ちゃんと3両を遺体と一緒に持って行かせてる。
オリジナル版と比べて実はいい人だということをしっかり描いている。
足を引きずってるのも、ちゃんと人の痛みが分かる人間であるということか。
饅頭の下りなんてほんと正視に絶えないくらいの哀れさ(つд⊂)エーン
その上で最後の立ち回りも、オリジナルは相手の刀を取って立ち回るのに対して、この三池監督版では竹光を使って立ち回る。
このあたりさすが三池監督Σd(゚∀゚d)イカス!
海老蔵の狂気をはらんだ目力は異常Σ(゚д゚;)3人のまげを放り出して不気味に笑うシーンなんてホラー映画だわ(;´Д`)
オリジナルでは最後切腹して終わるけど、これでは切られて終わるあたりも、武士であることを捨て人間として自分はここに来ているという意志の表れなんじゃないかと。
オリジナル越えを果たした素晴らしい大傑作(´∀`)
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