インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実のレビュー・感想・評価
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楽して大谷翔平並に稼いだ奴ら
2024年5月22日
映画 #インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実 (2010年)
サブプライムローン問題に端を発したリーマン・ブラザーズの経営破綻とそれに続く世界規模での金融危機を引き起こした当事者たちへのインタビュー
報酬100億貰っといて何も責任を感じてないとは凄い神経してるよな
規制もモラルもなくなった金融業界
本作はリーマンショックが起こった理由などを
いろいろな人からインタビューをしている
情報量が多い
インタビューをしている場面がかなり多い
インタビューを断った人も多く
文句を言ってても、インタビューに応じた人は一応誠実なのか?
歴史は1980年代まで遡って
そこで金融会社の規制緩和がすすめられて
2000年代に入るとデリバティブ(金融派生商品)がでてきて
その規制も緩和された
グリーンスパンなど
規制緩和を主導していた人が
FRB議長になっているなど
金融業界の政治的な力がどんどん強くなっているように感じた
CDO(債務担保証券)がつくられたが
その元になる担保となる住宅ローンをリスクをまったく考えないで貸し出されていた
さらに格付け会社もAAAなど
高い格付けにしていたため
さらにCDOの保険となるCDS(クレジットデフォルトスワップ)
も大量に売っている銀行もあって
CDOが破綻をしたときのリスクは考えていない
目先の利益しか考えない
驚いたのは金融マンが
売春や薬物をやっていることだった
個人的には薬物をやってる人間がカネを扱う仕事について
リスクが上がらないのかな
2008年にオバマ政権になっても
あまりこの構図は変わっていないらしい
米国での格差は広がっていて、中間層が没落をしている
経済学も金融業界の影響が大きくなっていて
「規制緩和」を主導する経済学の力が大きいらしい
これは日本でも似たような影響があるのかな?
現在のことを考えると
2016年にドナルド・トランプが大統領になり
2024年に再挑戦をしている遠因に
リーマンショックで金融業界に責任を取らせられないかったことがあるのではないかと思った
新しい情報は無いけど、改めて復習するには良いのでは?
チャールズ・ファーガソン監督作品のドキュメンタリー映画。
扱っているテーマは、2008年に起こったサブプライムローン崩壊 ⇒ リーマン・ブラザーズ破綻を発端にした世界同時不況の原因と、その後に世界がどう変わっていったのかを、当時の関係者のインタビューを通して明らかにしていく、という構成。
サブプライムローン崩壊の原因は当時割と色々と調べて概要は理解したつもりでいた。以前観たマイケル・ムーア監督の「キャピタリズム」でも扱っていたテーマでもあるし。
今回この映画を観て、その知識を改めて補完させてもらった。
CDS(Credit Default Swap)の仕組みは知っていたが、それがCDO(Collateralized Debt Obligation:債務担保証券)への保険だってところまでは知らなかった。なるほどね。。サブプライムローンをCDOとして証券化し、そのデフォルト時のリスクをCDSでさらに保険をかけていたわけか。。改めて聞くと、ほんとひでー話。自分達で売ったクソ証券がいずれ紙くずになるとわかった上で他人に売りつけ、自分達はそれに対して保険までかけてたんだから。
結局、リーマン破綻後にAIGに税金投入された際、そのCDSという保険により、投資銀行はさらにお金を儲けた。
もっとも、「知られざる真実」という副題だが、この辺りのことは結構みんな知ってるんじゃないだろうか?誰が本来責任を取らないといけないのかも。。
驚きなのが、当時の戦犯とも言うべき、(投資)銀行/証券会社/各付け会社の経営者達、御用学者、JBR長官などが、今なおオバマ政権で主要役職についている、という事実。日本でもよくある聞く話ではあるが。アメリカは日本より自浄作用が働く国だと思っていたけど、そんなコト無いってことを改めて認識。人の「欲望」に国境は無いということか。。悲しいことだけれど。
「キャピタリズム」の感想でも書いたが、結局「欲望」の問題なんだよね。過去の責任取らないのも、今だに権力を持ち続けてる(保身に走る)のも。
「足るを知る」
ウォール街の人たちは、この精神が全く無い。それどころか、麻薬やお酒と同じで「依存症」のようにも見える。「お金」依存症。使い道があって欲しいのではない。単に欲しいだけ。何故か?「お金だから」。自分達でも歯止めがかけられないんだろう。それゆえ「依存症」。だから、システムとして「規制」する必要があるのだが、権力の中枢に食い込み、「規制」反対の立場を取り続け、それすらさせない。
ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーの社員給与が不況前より高いなんて聞くと、ほんとバカじゃないのか?この国は?と本気で思ってしまう。街中では失業者が溢れてるのに。。
まぁ、とは言え、所詮は他人(国)事。
アメリカを反面教師にしつつ、それを受けて日本でどうするかって方が大事。
日本でもバブル後の「失われた10年(20年)」のドキュメンタリー映画作ろうと思えば作れるはず。しかし、こういったドキュメンタリーは日本では皆無。まして、大きな賞を取るなんて・・。
まだ被災地で頑張ってる人たちがいる中でなんだけど、今回の大地震の政府や東京電力の対応について、数年後にこんなドキュメンタリー映画が作られるような環境を作っていく必要があるんだよね。
映画観終わって、そう強く感じました。
ドキュメンタリーとして失格。
私はこの分野に深い興味を抱いているので、ようやく機会を見つけて観に行きました。
正直ガッカリでした。
「●●氏は取材を断った」っていうテロップが、いったい何十回出てきましたかねぇ。
これでは、ドキュメンタリーとすら言えないと思います。
高レバレッジを容認し、強欲な連中がそれを悪用した、それが世界不況の原因だというストーリーそのものには異論はありません。
だけど、専門家にはすでに知った話の域を出ておらず、逆に専門でない人には理解不能。
せっかくの素材が、ほんと、もったいない話であります。
マイケル・ムーアが監督だったら、もっともっと単純化して、「やや正確性に欠けるが、はるかに面白い作品」に仕上げただろうな、と残念に思ったものでした。
答えに窮し眉をひそめる痛快さ
よくこれだけ金融界隈の「大物」を並べて話しを聞いたものだ。取材拒否もいながら。
「マネーショート」がよくわからなかった、と言う人は先にこちらを見るといいのかもしれません。リーマンショックを引き起こした経緯が理解できると思います。
インタビュアーの知識と力量があるからこそ成立している内容。どいつもこいつも口先だけで修羅場をくぐり抜けてきたような猛者ばかり。それが答えに窮し眉をひそめる痛快さがある。
夢が悪夢に変わったら
世界不況の真実を描いた作品。
ほとんどが政治界、経済界の方たちのインタビュー映像です。
政治も経済も よくわからないので、
これを見たらわかるかな~~ と、見に行きました。
編集がよいので、飽きることなく見ることができました。
CDOが興味深かったです。
今年のおせち事件の、全世界版みたいな感じでしょうか?????
(ちょっと違うかな★)
この世に正義と名のつくものが存在することが可能なのか、
考えさせられる作品でした。
見ごたえあります vv ^-^
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