ムカデ人間のレビュー・感想・評価
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つ・な・げ・て・み・た・い!
つ・な・げ・た・い。
つ・な・げ・て・み・た・い。
人間の肛門とお口。
こんな映画を考える監督はもぅお馬鹿としか言えません。そして、観ている自分もお馬鹿です・・・。ん!?あ、いや、いやそれが意外にも悪くなかった!!!汗
そりゃ、つなげるシーン、つながっちゃったシーンは悲惨です。どんな凶悪な犯罪より罪深いですよ。生き地獄としか言いようが無い・・・。1番目はまだいいですよ。2番目、3番目なんて…
もちろん実際の排泄シーンはありますが、意外とゲロさはなくコミカルに描いてます。
悪くなかった理由は、重々しくなくちょっぴり笑えてしまう作りになっているからでしょう。その立役者は、なんと言っても北村昭博の存在。日本のヤクザとして誘拐されムカデ人間先頭に大抜擢ですが、まぁ日本語でわめくわめく!海外の映画なのに、日本語以外使いません。この史上まれに見る異常な映画を彼がハードルさげて観やすくしてくれたんだと。
ただし、元シャム双生児の分離手術を専門とする外科医ハイター博士の狂気っぷりはすごいの一言!
双生児分離手術の権威だからこそ生まれた逆発想の人間をつなげたい感情。といっても、性犯罪などの心理と全く同じで、性癖の向かう方向が間違っているんですよね。変に天才な分だけたちが悪いです。何が何でも、つなげないと気が収まらないんです。つなげてペット化したい欲求、言うことを聞かせたい欲求など、完全に自己満足の世界観・・・。
全く誰にもお勧めはできない映画となりました。でもグロイシーンは、ほんの一部(手術シーンのみ)だけでしたね。
【発想一流、他三流】
カルト的人気を誇るホラー映画。
今日は猛暑だったので、気味の悪い、奇妙な映画でも見て涼もうかなと思い、本作を鑑賞致しました。
非人道的な所業が多く含まれている映画ですし、倫理的に反する感想であるのは、重々承知なのですが、『人間をムカデみたく繋げてみよう。』という発想は、天才と言うべきか、鬼才と言うべきか…。(物語を作る上で、設定としての発想が天才的だと言うことです。)
発想以外は、全体的にB級的な作りですね。
何とも形容出来ない程の気味悪さではありますが、不気味さで言えば、アメリカン・サイコの方が個人的には好みでした。
何と言うか、物語の進行がいちいち安っぽく感じてしまうんですよね。女性二人と男性一人を監禁し、秘めていたサイコパシーを演説するシーン迄は自然だったのですが、説明中にガタガタうるさい日本人男性や、グダグダとした逃走劇、最終局面での日本人男性による唐突な懺悔…。
観ていられない程では無いですが、映画としてのストーリー進行が、余りにも陳腐に感じてしまいました。
これはあまり関係の無い話かも知れませんが、オランダで制作された映画にも関わらず、ムカデ人間の先頭でありリーダーの人物を、何故日本人にされたのでしょうか?
結構重要な立ち回りもしていましたし、結構セリフも長尺が多く、海外で公開された時には全部字幕ですよね?
物語には関係ない筈なのに、何故かそこが気になって仕方がありませんでした笑
繋がった時すげーって声出た
意外と見れる。
自分が日本語話者であることに感謝…
邦画を見ていて日本語話者でよかった思うことは多いが、洋画でそう思うことは少ない。当たり前のことだ。私は日本語話者なのだから。その点本作では、私が日本語話者だったからこそ、標準語と関西弁の間に横たわる文化的差異をフィジカルレベルで理解していたからこそ、何の因果かムカデ人間の先頭に抜擢されてしまった関西弁男の苦しみをある種のおかしみと共に享受することができたのだといえる。彼のあのいかにも小物な感じと彼の置かれた状況の壮絶さのギャップがなんとも居心地悪く、しかしそれがかえって気持ちいい。とはいえこのコメディとシリアスの混線は本作そのものを貫く根本性だ。そもそも残虐さがウリの映画なのにその具体的表象が頭と尻の穴を連結された「ムカデ人間」であるという時点でそれは明白だろう。そのことをより深く細かい位相で楽しめるという点において、日本語話者のスプラッター好きにこそ見てもらいたい映画だ。
悪く無いが。
グロくはない
変態医師の狂気
想像よりちゃんと映画作品だった
「宣伝だけ見ていれば、それで充分」
観るまでの気分の盛り上がりを楽しむ映画、と言えばいいのかも知れません。
人間の口を他人のケツに縫い合わせてムカデ人間を作るというアイディアは、バカバカしくも秀逸で面白いのですが、実は映像はちっとも面白くない。
しょせん、一発ワンアイディアを映画化しようというのがムリってことなのでしょう。
退屈しました。
渋谷でレイトショーでしか上映されていないのですが、夜遅くに渋谷に集まる多くの観客の反応も、なんじゃこりゃあ、という雰囲気が多かったです。
C級映画という点から言えば、私は「死霊の盆踊り」も観た経験がありますが、死霊……のほうは、作り手側に「自分たちがいかにくだらない作品を作っているか」という正確な自覚があったと思います。
だからこそ、死霊……は「カルト映画としては」成功した。
ムカデ人間は、オカルトではないし(慎重にオカルトさが除去されている)、かといってカルト映画として笑えるところがなく、正直言って話題になるほどの面白みはないです。
結論を書くと、
「宣伝だけ見ていれば、それで充分」
なるほど
残虐描写には耐性が高いのだがパスカルロジェのマーターズとこれは長らくトラウマが抜けなかった。
しかしYouTubeにあったTheHumanCentipedeのキャストインタビューを見て、完全に呑み込むことができた。
インタビューは三連につながる白人女性二人と日本人男性による映画広報で、ムカデ先頭の北村昭博が、高いテンションで映画の真意を説明する。
そこで彼がこんなことを言っていた。
(英語で)「監督はジニアスだよ、美しい白人女性が、東洋人男性のうんこを食う、究極のスカトロジー、フェティシズムの境地だね」
なるほど、と思った。排泄物フェチを立体化するためのムカデであり、それをより過激にするための先頭の日本人なわけである。
その解釈を得てトラウマが消えた。
人は得てして、わけがわらないとき怖い。すなわち、動機を知ることは、恐怖を払拭する最大の武器だ。
阿鼻叫喚の修羅場となる映画と違い、艶っぽいAshleyCWilliamsとAshlynnYennie、やんちゃっぽい北村昭博が、ニコニコしながら終始ノリノリでインタビューに応じる様子は、映画本編より興味深かった。
女優二人はその後しばしばホラー系で見かけた。二人ともきれいで案外易々とムカデから脱却している。
それと比べると北村昭博は園子映画でチラッと見た程度、キャリアがまだムカデを背負っている。(TokyoTribeではムカデだった)
2作目は、連結と血糊が増し増しになったが、白黒に救われた。
また醜態の雰囲気がやたらサマになる役者LaurenceRHarveyを知った。
3作目はセルフパロディになってしまってペケ。
グロテスクさは期待を下回る
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