「繋がった!」ムカデ人間 TAKUさんの映画レビュー(感想・評価)
繋がった!
おぉ…なんとも気分の悪い。そもそもそれを覚悟で観ているのだが。人間を一体全体どうやって繋げるのかと思いきや、こういう風になっていたのね。とてもスリリングで好きな人はとても好きな作品だと思う。同じくシリーズ化しているサイコスリラーでも『SAW』とは全くの別物。ムカデの先頭を演じるは日本人の北村昭博。代役の台詞なしから、あそこまで存在感のある役に豹変した。海外での“礼儀正しく大人しい日本人”像を、関西弁で怒鳴り散らすわからんちんでぶっ壊す。これの元ネタはボクシングの亀田3兄弟の父の動画を見たことから、らしい。もっと幻想的、発狂的にムカデが存在感を示すのかと思いきやそうでもない。言ってしまえば、地味だ。当たり前だが、ただ単に這いつくばって、先頭日本人が喚き散らしているだけ。そこは少し残念なところ。
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