「「映画通ほどだまされる」という煽りには映画通ほどだまされない」ミッション:8ミニッツ αさんの映画レビュー(感想・評価)
「映画通ほどだまされる」という煽りには映画通ほどだまされない
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ダンカン・ジョーンズ監督、「月に囚われた男」に続いて独特な世界観、限定された状況下での物語の展開がうまいです。
繰り返される部分もしつこくならず、適度にサクサクすすむし、ラストも人によってとらえ方がいろいろありそうでよいです。
「もしテロがなければ…」という世界は、やはりどうしてもあの9・11テロがなければ…という思いにもつながるのかなと想像してしまいます。
作戦・実験のために植物状態で生かされているスティーブンスを生かすか死なすかの部分で人の命の尊厳を問い、そして「もしテロがなかったら」の世界でスティーブンスは光と笑顔に満ちている。
なにやらじんわりと考えさせられるラストでした。
しかし「映画通ほどだまされる」というCMの煽りは、「たぶんそういう映画じゃないだろうけど、まあ、苦肉の策でこういう方向で宣伝してるんだろうな」と思っていったので、特になんとも思いませんが。
だまされる云々の映画じゃないですよね。シャマラン作品じゃないんだから。
いろいろ日本の映画の宣伝をみている映画通ほど、この煽り文句にはだまされないんじゃないですかね(笑
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