「生命維持装置」ミッション:8ミニッツ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
生命維持装置
グッドウィン(ファーミガ)に毎回映像で起こされ、犯人が見つからなければ再度8分のミッションを受けることを繰り返す。コルターは爆破被害者の1人、教師のショーンという人物にシンクロされ、その日の朝に起きた爆破列車の捜査をするのだ。毎回、座席の前にはクリスティーナ(モナハン)という女性に話しかけられ、やがて2人は恋仲に・・・
コルター・スティーヴンス大尉はアフガンのヘリパイロットであったが、実は2週間前に心肺停止状態になっていた。彼の脳だけを頼りに、記憶捜査という画期的なプログラムの実験台にされていたのだ。2回目のミッションで爆弾をみつけ、それが携帯電話でスイッチが入るものだとわかった。3回目以降は真剣に犯人探し。ミッションが終了するたびに父親に連絡を取りたいと訴えるコルターだったが、聞き入れてもらえない。そしてついにテロ犯人を見つけ、デレクという名前とバンのナンバーを告げ、その後に捜査員が犯人を確保してめでたしめでたし。
しかし、自分が死んでいることも理解して、もう一度だけミッションをやってくれ、その8分間が終わったら生命維持装置を切ってくれとグッドウィンに頼む。コルターはすでに画期的プログラムの重要なブレインとなっていたので、上司には許可されないのだが、グッドウィンはクビになること覚悟で生命維持装置を切るのだった。
記憶の中での出来事なので、乗客全員を助けたところで、もうすでに爆破事故は起こり、全員死んでいて無駄なのだが、コルターはどうしてもクリスティーナを助けたい一心で賭けに出たのだ。結果、見事タイムスリップした形で、爆破テロを阻止!ショーンとしてクリスティーナと一緒に幸せな恋を始めるのだった。
最後はそんな奇跡を見せなくてもよかったのに。意識の中だけで幸せになれば、すんなり終われるのになぁ~という感じ。